ザクII
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/08 18:39 UTC 版)
ザクII (ZAKU II) は、「ガンダムシリーズ」に登場する架空の兵器。有人操縦式の人型機動兵器「モビルスーツ (MS)」のひとつ。初出は1979年放送のテレビアニメ『機動戦士ガンダム』。
注釈
- ^ 安彦良和自身が「『ザク』がどういう経緯でデザインされたか僕は知らないんです」と発言している[15]。
- ^ ただし、『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』に登場するザクウォーリアは左肩にシールドを装備している。
- ^ モノアイは、富野が描いたモビルスーツのイメージ・スケッチでも確認できる[26]。
- ^ ただし、シャア専用ザクにツノ飾りが付いたのは大河原の発案ではなく、総監督の富野によるもの[27]。
- ^ 後年の映像作品『機動戦士ガンダム MS IGLOO 1年戦争秘録』第2話では、連邦軍セモベンテ隊指揮官ツァリアーノ中佐が鹵獲した陸戦型ザクIIに搭乗し、ジオン軍のザクIを撃破している。時系列的にはUC0079年5月9日でガンダムの交戦より4か月前だが、特殊部隊の戦果であるために公式記録とはならなかった。
- ^ ザクIの開発時期に関しては、U.C.0075年8月とする資料も見られる[31]一方、『MS IGLOO -1年戦争秘録-』第3話、デュバル少佐との会話でマイ技術中尉はザクIが(0079年から)4年前に採用されたMSである旨を発言している。なお、ザクIはジェネレーター出力の低さなどの問題を抱えた機体であり、このザクIの構造を抜本的変更によって[32]性能をさらに向上させた後継機「ザクII」が開発された[33]とする媒体もみられる。
- ^ ヘリウムを冷却剤に使用し、推進時に廃棄するとした資料も見られる[40]。
- ^ 一方で、流体内パルスモーター式アクチュエータを採用したとする資料も見られる[41]。また、日本サンライズより刊行された『機動戦士ガンダム記録全集2』に掲載されたザクII(シャア専用)の透視図においては、機体各部に電動モーターを内蔵したものも見られた[42]。
- ^ 脱出機構を省略したとする資料も見られる[31]。
- ^ 連邦軍MS、ジオン軍MSともに、発泡金属、カーボンセラミック、ボロン複合材等をサンドイッチ構造にした複合装甲を採用し、表面には臨界半透明体をコーティング。敵の攻撃を受けた際に衝撃を発泡金属のクラックによって吸収するとした資料も見られる[47]。
- ^ 装甲材質は『第08MS小隊』の1/144HGキットの説明書では超高張力鋼となっている[48]。この表記は1985年の月刊ニュータイプ付録にあったMSカタログが初出で、それまで「馬力」と表現されていた一年戦争時のMSの「出力」に関する数値設定も「kW」という単位で再創作された[要出典]。これらはシリーズ第2作『機動戦士Ζガンダム』が長いブランクをおいて制作されたために、第1作の諸情報が失伝してしまっていたことによる(「ルナチタニウム」が「ガンダリウム合金」の前身、という後付け説明も同様の理由である)[要出典]。
- ^ 雑誌企画『ガンダム・センチネル0079』でデザインの大幅なリファインが行われ[要出典]、現実世界のアサルトライフルであるCAR-15 XM-177をモチーフにしたような形状となった。また、プラモデル「1/100 マスターグレード ザクII」商品化の際にもリファインが行われたが、この時は微妙な形状やパーツのレイアウトの変更に止まっている。のちにそれぞれMMP-78、ZMP-50、そして『機動戦士ガンダム』第1話からほぼ全編に渡って登場するオリジナルのものにM-120A1の型式番号が与えられ、すべて「ザクマシンガン」と呼ばれるが別形式であると設定された。これらの詳細は「U.C. ARMS GALLERY」商品化の際に追加されたものである。
- ^ テレビ版『機動戦士ガンダム』第1話、劇場版『機動戦士ガンダムI』でガンダムと対峙したジーンのセリフなど。
- ^ 劇中でもジオン兵からはライフルとも呼ばれている。[注 13]
- ^ パンマガジンでは、弾丸は円の中心部に向いた状態で収納されており、ザクマシンガンのも同様の形態。一方、ドラムマシンガンは弾丸は円の中心に対して垂直に立った状態で収納されている分、マガジンの厚みが大きい。
- ^ ザク・マシンガンがホワイトベースに損傷を与える威力を持っている一方、ガンダムには損傷を与えられないことを説明する後付け設定。
- ^ テレビ版第7話では、ザク・マシンガンを何発も同じ場所に被弾すればガンダムの装甲が破られかねない旨を、セイラ・マスが発言している。
- ^ 『MS IGLOO2重力戦線』第3話では、ルナチタニウム装甲の陸戦型ジムがザク・マシンガンで破壊されている。
- ^ コア・ファイターに対してはテレビ版第4話で。MSに対しては、テレビ版第3話のシャアが行なっているほか、第5話でジェイキュー機、第42話で登場の機体も行なっている。前者はバルカンで撃墜されたが、後者はジムのバイザーを砕いている。また、連邦軍特殊部隊セモベンテ隊のツァリアーノ中佐も、鹵獲ザクIIでジオン軍試作戦車ヒルドルブと交戦した際、ザク・マシンガンの台尻で格闘戦を挑んだ。
- ^ 『0083』第4話でコア・ファイターIIを迎撃した機体が用いている。
- ^ もっとも、斬撃対象の分子結合の切断でなく溶断を目的とするこの兵器ならば鋭利な刃は必ずしも必要ではなく、むしろ細身のアイロンのような形状が理想的とも思われ、その説に沿った設計図も描かれている[84]。
- ^ 一方で、漫画『機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還』では、当初はMS同士の格闘戦が考慮されていないため、A型がロールアウトした時点ではまだ開発が完了していなかったとされる[86]。
- ^ テレビ版第4話、『0080』第6話など。ドムのヒートサーベルは第26話、第32話など。
- ^ ただし、これはSF設定の松崎健一が、「設定上の誤解や連絡ミス」の産物とテレビ版終了後に断言している[87]。
- ^ テレビ版第5話、大気圏突入戦闘時のコムの発言。
- ^ テレビ版第22話。冒頭の第86ボーキサイト基地戦など。
- ^ テレビ版第5話、大気圏突入戦闘でのシャア専用ザクとガンダム戦。テレビ版第22話冒頭のグフ。
- ^ OVA『機動戦士ガンダム MS IGLOO -1年戦争秘録-』第2話、連邦軍特殊部隊セモベンテ隊。
- ^ ほかに、設定画ではランドセルの形状がザクIに近いものとなっている。
- ^ A型の量産開始を0077年とする資料もある[122]。
- ^ いずれも『ガシャポン戦士』の写真シールが初出で、後者は括弧書きで「新塗装」とされた。
- ^ OVA『MS IGLOO -1年戦争秘録-』では、宇宙世紀0079年1月15日に生起したルウム戦役に参加した機体は「MS-06F ザクIIF型」としている。ただし同海戦に参加した全てのザクIIがF型とする明確な描写はない。
- ^ 推進器の燃焼効率を向上させたとする資料もある[52]。
- ^ 出典であるプラモデル『パーフェクトグレード (PG) ザクIIS型』は、脹脛部やランドセルのスラスター基部の装甲が膨らんだ形状になっている。これは『ファーストグレード (FG)』でも踏襲された。
- ^ 『センチュリー』ではロケット・エンジンの推力を130トンに強化[44]、『MSV』では推進エンジン出力を30パーセント向上させた[148]130トンクラスを2基搭載するとされた[158]。これは『MSV-R』でも踏襲された[165]。
- ^ 劇中の3DCGはマスターグレードのプラモデルを踏襲しているが、脹脛部のスラスターは大型で突出したものが2基となっている(F型は小型のものが2基、S型は4基)。
- ^ アニメ版『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』に登場する本機も、「ファルメル隊」の指揮官機となってから "A12" の番号が記されている(ほかの所属機は "101" からの連番)。また、この "A12" をモチーフとして発売されたアパレルの商品名には「A12部隊」と表記しているものもある[172]。
- ^ 同作品は『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』の世界観をもとにしているため、本項に記述する。
- ^ アニメ版ではマゼラン級戦艦5隻、サラミス級巡洋艦1隻を撃沈している。漫画版ではマゼラン級3隻、サラミス級2隻。
- ^ 第1巻で、薬莢の底に「140mm」と記されている。
出典
- ^ 「サンライズ企画案デスク(当時) 飯塚正夫INTERVIEW 『機動戦士ガンダム』誕生の秘密 いかにして『ガンダム』は大地に立ったか」『ガンダム・エイジ ガンプラ世代のためのガンダム読本』洋泉社、1999年4月9日、66頁。
- ^ 『機動戦士ガンダム大事典(アニメック第16号)』ラポート、1981年8月1日、79頁。
- ^ 『機動戦士ガンダム・記録全集1』日本サンライズ、1979年12月、138頁。
- ^ 『ガンダムセンチュリー』みのり書房、1981年9月、銀河出版、2000年3月(復刻版)、34頁。ISBN 4-87777-028-3
- ^ a b c d 劇場版第1作パンフ 1981.
- ^ 『模型情報・別冊 MSバリエーション・ハンドブック1』バンダイ、1983年3月、1頁。
- ^ a b 『ENTERTAINMENT BIBLE .1 機動戦士ガンダム MS大図鑑【PART.1 一年戦争編】』バンダイ、1989年2月、118頁。(ISBN 4-89189-006-1)
- ^ 「WORLD - MS」『機動戦士ガンダム公式Web』創通・サンライズ
- ^ 『機動戦士ガンダム ガンダムアーカイヴ』メディアワークス、1999年6月、131頁。ISBN 978-4840212113
- ^ 『機動戦士ガンダム・記録全集2』日本サンライズ、1980年5月、168頁。
- ^ 『1/144 シャア専用ザク』パッケージ、バンダイ、1980年8月。
- ^ やまと虹一『プラモ狂四郎』第1巻、講談社、1982年8月、第1話「ガンダム対シャアザク」。
- ^ 『1/144 量産型ザク』パッケージ、バンダイ、1981年1月。
- ^ 『ガンダムセンチュリー』みのり書房、1981年9月、銀河出版、2000年3月(復刻版)、37頁。
- ^ “安彦良和が語る「ガンダム THE ORIGIN」裏話「初めから大河原ありきではなかった」(3/4ページ)”. 産経ニュース. 産経新聞 (2015年8月30日). 2021年5月11日閲覧。
- ^ 『グレートメカニックG 2019AUTUMN』双葉社、2019年9月、18-19頁。ISBN 978-4575465174。
- ^ 『グレートメカニックG 2020WINTER』双葉社、2020年12月、26-27頁。ISBN 978-4575465259。
- ^ 『グレートメカニックG 2020WINTER』双葉社、2020年12月、36-37頁。ISBN 978-4575465259。
- ^ a b c “「継続は力なり」なぜ私はこの世界で第一人者になれたのか メカニックデザイナー 大河原邦男”. LEADERS on-line (2017年7月7日). 2021年5月11日閲覧。
- ^ 『グレートメカニックG 2017WINTER』双葉社、2017年12月、72-76頁。ISBN 978-4575465068。
- ^ 『グレートメカニックG 2019AUTUMN』双葉社、2019年9月、38頁。ISBN 978-4575465174。
- ^ 【戸津井康之の銀幕裏の声】傑作“ガンプラ”誕生秘話…「ザク」のモチーフは「背広」だった 「ガンダム」メカデザイナー大河原邦男氏の先見性(2/3ページ) - MSN産経west
- ^ a b c d “大河原邦男、モビルスーツの生みの親が語るザク誕生秘話「ガンダムへの反骨心」2”. ORICON NEWS. オリコン (2019年4月1日). 2021年5月11日閲覧。
- ^ 『ホビージャパンMOOK 08小隊戦記1 機動戦士ガンダム / 第08MS小隊ビジュアルブック』1996年11月1日、64-65頁。ISBN 978-4894251342
- ^ 「初期デザインの素晴らしい世界」『ガンダム・エイジ ガンプラ世代のためのガンダム読本』洋泉社、1999年4月9日、79頁。ISBN 4-89691-379-5
- ^ 『機動戦士ガンダム・記録全集2』日本サンライズ、1980年5月、210頁。
- ^ 『∀ガンダム 全記録集 1』講談社、2000年1月、125頁。ISBN 978-4063300888
- ^ ∀ガンダムWeb
- ^ a b ソフト『機動戦士ガンダム ジオン軍ミリタリーファイル』バンダイ・デジタルエンタテンメント、1997年。
- ^ a b c d e f g h i j k l 『ガンダムセンチュリー』みのり書房、1981年9月、銀河出版、2000年3月(復刻版)、34-37頁。ISBN 4-87777-028-3
- ^ 『機動戦士ガンダム 公式百科事典 GUNDAM OFFICIALS』313頁。
- ^ 機動戦士ガンダム第08MS小隊WEB、「MSデータ-ジオン軍編-ザクI MS-05B」より。
- ^ a b 『機動戦士ガンダム モビルスーツバリエーション1 ザク編』講談社、1984年4月2日、2006年7月(復刻版)、74-75頁。ISBN 978-4063721751
- ^ a b 『機動戦士ガンダム モビルスーツバリエーション1 ザク編』講談社、1984年4月2日、2006年7月(復刻版)、71頁。ISBN 978-4063721751
- ^ a b 『B-CLUB』70号 バンダイ、1991年7月、46頁。(ISBN 4-89189-450-4)
- ^ 『機動戦士ガンダム 戦士達の軌跡 M.S.GRAPHICS ザクIIF型』
- ^ a b MGザクII F/J 1995, p. 11.
- ^ 『機動戦士ガンダム 公式百科事典 GUNDAM OFFICIALS』講談社、2001年3月、318頁。ISBN 4-06-330110-9
- ^ a b c d 『ENTERTAINMENT BIBLE .1 機動戦士ガンダム MS大図鑑【PART.1 一年戦争編】』バンダイ、1989年2月、82-83頁。(ISBN 4-89189-006-1)
- ^ 『ENTERTAINMENT BIBLE .1 機動戦士ガンダム MS大図鑑【PART.1 一年戦争編】』バンダイ、1989年2月、36-38頁。(ISBN 4-89189-006-1)
- ^ 『機動戦士ガンダム 記録全集2』日本サンライズ、1980年5月1日、10頁。
- ^ a b c d e f 柿内直樹『ガンダム解体新書 一年戦争編』講談社、2007年2月、58-63頁。ISBN 978-4063646832
- ^ a b c d e f g h センチュリー 1981, p. 36-37.
- ^ a b モデルグラフィックス04 1987, p. 44.
- ^ a b 「025 ザクII」『機動戦士ガンダムMSV COLLECTION FILE 宇宙編』講談社、1999年11月。ISBN 4-06-346550-0
- ^ 『ガンダムセンチュリー』みのり書房、1981年9月、銀河出版、2000年3月(復刻版)、41頁。ISBN 4-87777-028-3
- ^ 『HG 1/144 ガンダムVSザクII』バンダイ、1996年4月、組立説明書。
- ^ a b c d MGザクII S 1995, p. 6.
- ^ a b c d e HGUCシャアザク 2002.
- ^ a b c d ファクトファイル2 2004, p. 1-4.
- ^ a b c d e f g h i MSVコレクションファイル宇宙編 1999.
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa PGザクII S 1999.
- ^ a b 『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争 OVAフィルムコミック(2)』旭屋出版、1998年7月、236-237頁。
- ^ a b 『MG 1/100 MS-06F/J ザクII』バンダイ、1995年10月、組立説明書、13頁。
- ^ a b 『機動戦士ガンダム モビルスーツバリエーション1 ザク編』講談社、1984年4月2日、2006年7月(復刻版)、88-89頁。ISBN 978-4063721751
- ^ 『マスターアーカイブ モビルスーツ MS-06ザクII』ソフトバンククリエイティブ、2017年3月、122-127頁。ISBN 978-4-7973-8800-8
- ^ 『機動戦士ガンダム0080・ポケットの中の戦争―オリジナル・アニメ・ビデオ・フィルムコミック (2)』旭屋出版、1998年7月、236頁。ISBN 978-4751101315
- ^ a b c d e f 『UC ARMS GALLERY 01 ジオン軍実弾兵器開発史』バンダイ、2005年12月22日、付属データシート。
- ^ a b c 書籍『機動戦士ガンダム MS IGLOO Mission Complete』竹書房、2009年12月、42頁。ISBN 978-4812440933
- ^ 『ガンダムセンチュリー』みのり書房、1981年9月、銀河出版、2000年3月(復刻版)、45頁。
- ^ a b c d e ガンダムミュージアム、パンフレット『MOBILE SUIT MUSEUM』バンダイホビー事業部/サンライズ、ザクの項目より
- ^ a b c d e f g h i j k MSV-Rグラフィック 2012, p. 8-11.
- ^ a b c MSV-Rザク編 2013, p. 92-93.
- ^ a b c MSV-Rグラフィック 2012, p. 12-15.
- ^ a b c d e ガンダムエース0912 2009.
- ^ 『機動戦士ガンダム 公式百科事典 GUNDAM OFFICIALS』講談社、2001年3月、718頁。ISBN 4-06-330110-9
- ^ a b c d e HGUCザクII F2 2010.
- ^ B-CLUB73 1991, p. 60-63, 「MSジャーナル ダイジェスト版 第4号 秋の臨時 U.C.0122.10.00」.
- ^ a b c d e MS WARS 1992, p. 112-115.
- ^ バトオペ2ドム重装備 2023.
- ^ 『マスターグレード MS-09RS「シャア専用リック・ドム」』説明書、バンダイ、2003年1月、9頁。
- ^ a b 『マスターグレード MS-06F/J「ザクII」』説明書、バンダイ、1995年10月、13頁。
- ^ a b c d 『1/144 ザク改』バンダイ、1989年4月、組立説明書。
- ^ a b 『HGUC 1/144 ザクII改』バンダイ、2008年5月、組立説明書。
- ^ 『データコレクション 機動戦士ガンダム 一年戦争外伝』角川書店、1997年3月、20頁。ISBN 978-4073058403
- ^ 『ENTERTAINMENT BIBLE .1 機動戦士ガンダム MS大図鑑【PART.1 一年戦争編】』バンダイ、1989年2月、132-133頁。(ISBN 4-89189-006-1)
- ^ 「036 ザクII改」『機動戦士ガンダムMSV COLLECTION FILE 宇宙編』講談社、1999年11月。(ISBN 4-06-346550-0)
- ^ 『機動戦士ガンダム モビルスーツバリエーション 1 ザク編』講談社、1984年、2006年7月(復刻版)、88頁。ISBN 4-06-107782-1
- ^ 『マスターグレード MS-06S「ザクII」』説明書、バンダイ、1995年10月、13頁。
- ^ a b 『機動戦士ガンダム 公式百科事典 GUNDAM OFFICIALS』講談社、2001年3月、715頁。ISBN 4-06-330110-9
- ^ センチュリー 1981, p. 10-11.
- ^ センチュリー 1981, p. 14-15.
- ^ 徳間書店『リュウ』の特集記事より[要文献特定詳細情報]。
- ^ a b 『機動戦士ガンダム 公式百科事典 GUNDAM OFFICIALS』講談社、2001年3月、566頁。ISBN 4-06-330110-9
- ^ a b c ライデンの帰還1 2010, p. 42-69.
- ^ 『機動戦士ガンダム記録全集 4』日本サンライズ、1980年8月16日、198頁。
- ^ 『機動戦士ガンダム モビルスーツバリエーション 1 ザク編』講談社、1984年、2006年7月(復刻版)、102頁。ISBN 4-06-107782-1
- ^ a b 『機動戦士ガンダム モビルスーツバリエーション1 ザク編』講談社、1984年4月2日、2006年7月(復刻版)、101-102頁。ISBN 978-4063721751
- ^ プラモデル『1/144 ギラ・ドーガ』バンダイ、1988年3月、取扱解説書。
- ^ 『機動戦士ガンダム 公式百科事典 GUNDAM OFFICIALS』講談社、2001年3月、666頁。ISBN 4-06-330110-9
- ^ 『ガンダムセンチュリー』みのり書房、1981年9月、銀河出版、2000年3月(復刻版)、50頁。ISBN 4-87777-028-3
- ^ 『機動戦士ガンダム メカ モビルスーツ/モビルアーマー設定集』(アニメック、非一般流通)
- ^ 『機動戦士ガンダム MS-06 解体新書』ティーツー出版、2000年7月、47頁。ISBN 978-4887490550
- ^ 杉山和繁、坂口徳仁『機動戦士ガンダム MS-06アーカイブス 新・MS-06解体新書 ザクIIの発展とその軌跡』ジャイブ、2009年、69頁。ISBN 978-4-86176-704-3。
- ^ 『BB戦士231 ザクII S型』バンダイ、2002年3月、組立説明書。
- ^ ROBOT魂 機動戦士ガンダム 一年戦争 ver. A.N.I.M.E. スペシャルページ - 魂ウェブ、2021年1月26日閲覧。
- ^ 『宇宙翔ける戦士達 GUNDAM CENTURY RENEWAL VERSION』樹想社、2000年、37頁。ISBN 978-4-87777-028-0。
- ^ a b c d e 『機動戦士ガンダム記録全集1』日本サンライズ、1979年12月、138頁。
- ^ 『月刊テレビマガジン』[要文献特定詳細情報]
- ^ 『講談社ロボット百科 機動戦士ガンダム』(1981年4月20日発行)[要ページ番号]。
- ^ 『機動戦士ガンダム大百科』ケイブンシャ、1981年3月20日発行[要ページ番号]。
- ^ 『電撃ホビーマガジン』2001年7月号、メディアワークス、60-61頁。
- ^ a b c d e f g h 『ENTERTAINMENT BIBLE .1 機動戦士ガンダム MS大図鑑【PART.1 一年戦争編】』バンダイ、1989年2月、52-53頁。(ISBN 4-89189-006-1)
- ^ a b 『B-CLUB VISUAL COMIC 機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争 VOL 2』バンダイ、1989年9月、ISBN 978-4891890476
- ^ MSVスタンダード 2018, p. 60.
- ^ a b c d e f g h i MSV-Rザク編 2013, p. 6-9.
- ^ MSVスタンダード 2018, p. 102.
- ^ a b c d MSVハンドブック1 1983, p. 2.
- ^ a b c d e f g MSV-Rハンドブック 2011.
- ^ MS大全集2013 2012, p. 18.
- ^ HJ付録MS大図鑑1 2019, p. 34-35.
- ^ a b c d EB一年戦争編 1989, p. 38.
- ^ a b c d MSVザク編 1984, p. 75.
- ^ a b MS開発秘録 2009, p. 92-97.
- ^ a b c d e OFFICIALS 2001, p. 313-320.
- ^ a b c d e f g h PGザクII F 1999.
- ^ a b c MGザクII S 1995, p. 2.
- ^ a b EB一年戦争編 1989, p. 63.
- ^ 08小隊フィルムコミック2 1997, p. 104-105.
- ^ a b c d e f MSV-Rグラフィック 2012, p. 50-52.
- ^ MGザクVer2 2008, p. 2.
- ^ a b c MSV-Rザク編 2013, p. 86-87.
- ^ a b EB一年戦争編 1989, p. 118.
- ^ DC一年戦争編 1996, p. 65.
- ^ a b c d e 「ジオン公国軍軍人名鑑」『機動戦士ガンダム モビルスーツバリエーション(2) ジオン軍MS・MA編』講談社、1984年4月30日、2006年7月(復刻版)、173-192頁。ISBN 978-4063721768
- ^ 『機動戦士ガンダム MS IGLOO 完全設定資料集』エンターブレイン、2007年5月、102頁。ISBN 978-4757734081
- ^ a b 『機動戦士ガンダム モビルスーツバリエーション1 ザク編』講談社、1984年4月2日、2006年7月(復刻版)、84-85頁。ISBN 978-4063721751
- ^ 『機動戦士ガンダム モビルスーツバリエーション1 ザク編』講談社、1984年4月2日、2006年7月(復刻版)、92-93頁。ISBN 978-4063721751
- ^ a b c d e f 『機動戦士ガンダム モビルスーツバリエーション 1 ザク編』講談社、1984年、2006年7月(復刻版)、91頁。ISBN 4-06-107782-1
- ^ 『ガンダムエース』2012年3月号、角川書店、525頁。
- ^ 『1/100 MS-06RザクII シン・マツナガ大尉機』説明書、バンダイ、1983年10月。
- ^ a b 関西リョウジ『機動戦士ガンダムUC プリズマティックモビルズ part2』KADOKAWA、2016年7月、139頁。ISBN 978-4041046685
- ^ 大谷アキラ『機動戦士ガンダム FAR EAST JAPAN 上』小学館、2014年、16,69頁。ISBN 978-4-09-124612-7。
- ^ 大谷アキラ『機動戦士ガンダム FAR EAST JAPAN 上』小学館、2014年、66-69,118頁。ISBN 978-4-09-124612-7。
- ^ 大谷アキラ『機動戦士ガンダム FAR EAST JAPAN 上』小学館、2014年、13,17-23,33-58頁。ISBN 978-4-09-124612-7。
- ^ a b 電撃ホビー0206 2002, p. 27-44.
- ^ a b c d e f g h i j k l m n HGUCザクII FS 2002.
- ^ 記録全集2 1980, p. 116.
- ^ EB一年戦争編 1989, p. 23.
- ^ a b c MSV-Rザク編 2013, p. 16-17.
- ^ MS大全集 1988, p. 14.
- ^ MS大全集2013 2012, p. 10.
- ^ a b c MSVザク編 1984, p. 9.
- ^ a b c d e ヒストリーオブMS 1984, p. 13.
- ^ a b バトオペ2公式FS型 2018.
- ^ a b c バトオペ公式FS型 2013.
- ^ a b c d e ポケットカードMSV 1984.
- ^ a b c Gジェネ0ガイドブック 1998, p. 98.
- ^ MSV-Rザク編 2013, p. 98-99.
- ^ MSV-Rザク編 2013, p. 24-25.
- ^ MSV-Rザク編 2013, p. 95.
- ^ MSV-Rザク編 2013, p. 18-19.
- ^ ガンダムエース1707 2017, p. 38.
- ^ a b c d e f g h i j ガンダムRPG 1997, p. 54-55.
- ^ a b c d ガンダムメカニクス1 1998.
- ^ a b ポケットカード 1982.
- ^ a b c d MSVザク編 1984, p. 92-93.
- ^ MGザクII S 1995.
- ^ MSVザク編 1984, p. 10.
- ^ a b c d e f g MGザクII S 1995, p. 3.
- ^ a b MSV-Rザク編 2013, p. 12-13.
- ^ MSV-Rザク編 2013, p. 10.
- ^ a b c d e MGザクII S 1995, p. 11.
- ^ MSV-Rザク編 2013, p. 90-91.
- ^ MGザクII S 1995, p. 13.
- ^ MS大全集2013 2012, p. 21.
- ^ HJ付録MS大図鑑1 2019, p. 44.
- ^ IGLOO MC 2009, p. 75.
- ^ 144シャアザク 1980.
- ^ MGザクII S 1995, p. 8.
- ^ STRICT-G.ARMS2 2021.
- ^ MSVハンドブック1 1983, p. 9.
- ^ MSVジオン軍編 1984, p. 190.
- ^ MSV-Rアクション2 2015, p. 71-82.
- ^ MSV-Rザク編 2013, p. 68-69.
- ^ MSV-Rザク編 2013, p. 94.
- ^ MSV-Rザク編 2013, p. 14-15.
- ^ a b MSV-Rザク編 2013, p. 70-71.
- ^ MSV-Rザク編 2013, p. 20-21.
- ^ MSV-Rザク編 2013, p. 96.
- ^ a b MSV-Rザク編 2013, p. 22-23.
- ^ MSV-Rザク編 2013, p. 97.
- ^ a b バトオペ2公式ザクII(KG) 2023.
- ^ a b c d スピリッツ201012 2020, p. 8-9.
- ^ a b c ホビージャパン2011 2020, p. 110-111.
- ^ “『機動戦士ガンダム バンディエラ』第2集発売記念“左利きのザク”を立体化!!”. ビッグコミックBROS.NET (2020年9月30日). 2022年4月13日閲覧。
- ^ a b c d 昼MSザクII F2型 2021.
- ^ a b MGザクII F2 2002, p. 1.
- ^ 0083略奪編 1991, p. 30.
- ^ a b ガンダムメカニクス2 1998.
- ^ a b c d e f 0083略奪編 1991, p. 53.
- ^ DC一年戦争外伝 1997, p. 36.
- ^ MS大全集2013 2012, p. 33.
- ^ a b モデルグラフィックス9007 1990, p. 30.
- ^ a b c EBデラーズ紛争編上 1992, p. 84-85.
- ^ a b c d e f g MGザクII F2 2002, p. 2.
- ^ a b NT100%0083 1993.
- ^ ラポートDX0083 1993, p. 102.
- ^ MS-06アーカイブス 2009, p. 64.
- ^ a b MGザクII F2連邦 2002, p. 2.
- ^ a b HGUCザクII F2連邦 2010.
- ^ a b c MGザクII F2 2002, p. 7.
- ^ MGザクII F2 2002, p. 9.
- ^ a b c ファクトファイル10 2004, p. 5-6.
- ^ ファクトファイル44 2005, p. 5-6.
- ^ MS大全集2013 2012, p. 266.
- ^ a b c C.D.A.公式ガイド 2010, p. 60.
- ^ ガンダム事典1.5 2009, p. 153.
- ^ a b c d e f g h i j k l m 144ザク改 1989.
- ^ a b c d VISUAL COMIC 0080 2 1989, p. 108.
- ^ a b c VISUAL COMIC 0080 1 1989, p. 102-103.
- ^ a b モデルグラフィックス10 1988, p. 50.
- ^ MJ8812 1988, p. 36-37.
- ^ a b c d e f g h i EB一年戦争編 1989, p. 132-134.
- ^ VISUAL COMIC 0080 1 1989, p. 130-135.
- ^ ハチゼロ/ハチサン/ゼロハチ 2003, p. 59.
- ^ HJ別冊0080 1989, p. 88.
- ^ a b c 一年戦争全史上 2007, p. 75.
- ^ a b c d 0080フィルムコミック1 1998, p. 244.
- ^ OFFICIALS 2001, p. 332-333.
- ^ HGUCザクII改 2008.
- ^ a b VISUAL COMIC 0080 2 1989, p. 106.
- ^ RE/100ザクII改 2019.
- ^ a b c d e f 『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 1/144 HG MS-06S シャア専用ザクII』バンダイ、2015年4月、説明書。
- ^ a b c d e f g h i 『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 1/144 HG MS-06C ザクII C型/C-5型』バンダイ、2017年9月、説明書。
- ^ a b c d “MECHANICAL-第5話、『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』公式サイト”. サンライズ. 2018年1月25日閲覧。
- ^ a b c 『アニメーション「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」キャラクター&メカニカルワークス 上巻』KADOKAWA、2018年3月、82頁。ISBN 978-4041062708
- ^ a b c d e f g h i j k l 「機動戦士ガンダム THE ORIGIN カトキハジメ メカニカルアーカイブス Vol.21」『ガンダムエース』2018年1月号、KADOKAWA。
- ^ a b “MECHANICAL-第6話、『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』公式サイト”. サンライズ. 2018年5月7日閲覧。
- ^ 『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 1/144 HG MS-06R-1A 高機動型ザクII ガイア/マッシュ専用機』バンダイ、2015年6月、説明書。
- ^ 「機動戦士ガンダム THE ORIGIN カトキハジメ メカニカルアーカイブス Vol.22」『ガンダムエース』2018年2月号、KADOKAWA。
- ^ gundam.infoドアンの島 2022.
- ^ a b “イムガヒ副監督に聞いた『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』の制作秘話②”. Febri. 一迅社 (2022年6月8日). 2022年6月11日閲覧。
- ^ “「ガンダム ククルス・ドアンの島」安彦良和監督インタビュー”. アキバ総研 (カカク・ドット・コム). (2022年6月3日) 2022年11月13日閲覧。
- ^ “MECHANICAL-第1話 U.C.0079、『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』公式サイト”. サンライズ. 2018年2月5日閲覧。
- ^ 『HG MS-05 ザクI(黒い三連星機)』プレミアムバンダイ
- ^ 『アニメーション「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」キャラクター&メカニカルワークス 上巻』KADOKAWA、2018年3月、92頁。ISBN 978-4041062708
- ^ a b c 『ビルダーズパーツ 1/144 システムウェポンキット009』バンダイ、2015年7月。
- ^ 『機動戦士ガンダム サンダーボルト RECORD of THUNDERBOLT』ホビージャパン、2016年6月、38頁。ISBN 978-4798612478
- ^ “【3月9日はザクの日!】ザク好き必見!過去1年のいろんなザク記事をまとめてチェック!!”. 電撃ホビーウェブ (KADOKAWA). (2017年3月9日) 2022年11月13日閲覧。
- ^ “【特別企画】3月9日はザクの日! ガンダムやザクが世に現われてからもうすぐ43年、今でも生まれ続けるザクの新製品を紹介”. HOBBY Watch (インプレス). (2022年3月9日) 2022年11月13日閲覧。
- ^ “[リリース]3月9日は…ザクの日!ザクをデザインしたアパレルアイテムが一挙登場!!”. バンダイファッションコレクション. バンダイ. 2022年11月13日閲覧。
ザクII
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/31 03:00 UTC 版)
「機動戦士ガンダムALIVE」の記事における「ザクII」の解説
敵の主力量産機として「エピソード0」から登場。歴代ガンダムシリーズのMSが続々と登場するためか、原作と異なり主力であり続ける事が出来ず、エピソード7のイメージカットを最後に登場しなくなる。
※この「ザクII」の解説は、「機動戦士ガンダムALIVE」の解説の一部です。
「ザクII」を含む「機動戦士ガンダムALIVE」の記事については、「機動戦士ガンダムALIVE」の概要を参照ください。
ザクII(F2型)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/10 15:48 UTC 版)
OVA『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』に登場。「ザクII F2型」あるいは「ザクII後期型」とも呼ばれるが、単に「ザクII」とされることが多く、また「F2型」は「エフにがた」と発音する。メカニックデザインはカトキハジメで、ベースとなったのは雑誌企画『ガンダム・センチネル』のラストとして1990年に模型誌『モデルグラフィックス』に掲載された「ガンダム・センチネル0079」でカトキがリファインしたザクII (MS-06F) である。カトキによれば、打ち合わせでは「FZ型にとらわれないザク」というコンセプトであったが、なぜか下半身がFZ型に酷似してしまったという。F2型では、腰部スカートを中心に一部ディテールが省略されている。 機体の軽量化とジェネレーター出力の向上を目的に、F型を改修した後期生産型。F型の地球降下作戦以降の実働データが反映されており、基本スペックを「対MS戦闘」まで引き上げることを目標にしていたともいわれる。F型の弱点であるコックピット・ハッチ周辺の装甲の脆弱性を解消するために仕様変更され、胸部に増加装甲が取り付けられており、ほかの同系機との最大の差異となっている。コックピットはドムから採用されたダイレクト・イン方式の改良型で、左右どちら側からも搭乗可能となっている。推進器と姿勢制御用スラスターも増設され、F型よりも推力や出力がアップしており、S型ほどではないが総合性能向上型としての側面ももつ。また、F型よりも重力下戦闘への適応能力にすぐれ、ほぼ無改造で標準的な軍事行動に投入可能であるという。 当時は新型機の開発などが急ピッチで進められており、生産ラインの確保は難航したともいわれるが、いくつかの生産拠点において製造されており、同時期に生産された連邦軍の初期型ジムをしのぐ性能を誇る。統合整備計画の実施以降に生産された機体は「第2期生産型」と呼ばれ、コックピットや一部内装品、一部部材のスペックが異なる仕様となっている。同機は既存の機体と比較して操作が簡便で、新兵や学徒動員兵などにも歓迎されている。実際の運用に関しては、公国軍の縦割り構造や補給路の寸断などから思うようにいかず、陥落後のソロモン周辺域やアフリカ戦線などの一部地域・宙域にかたよった形でのみ配備されている。未納品在庫としてバックヤードに残されていた機体も相当数にのぼり、一年戦争終結後の公国軍残党の戦力とされた事例が多数報告されており、デラーズ紛争に関連するほとんどの局面において本機が関与するという事態も起きている。また、戦後に多くの機体が連邦軍に接収され、そのまま使用されたケースも多い。新兵にも扱いやすいことから、訓練や演習のアグレッサーとしても多用され、本機で一人前になったことを自認する連邦軍パイロットも少なくない。なお、本機の生産設備のほとんどは戦争によって失われている。また、連邦軍が本機を再考察することにより、のちにハイザックを生み出すことになる。 デラーズ・フリートは、本機の胴体部と腕部を流用したドラッツェを製造している。 機体構造 頭部 基本的にF型と同様の構造であるが、それまでの量産や他機種の開発によって得られたノウハウが盛り込まれているため、信頼性や性能が向上している。受光部の端末や計測系のソフトなどの刷新や、赤外線センサーの精度向上などもあり、対MS戦闘に対応した動態センサーや、格闘時の状況把握能力が向上し、スペック的にはグフに匹敵する。 胴体部 主動力炉関連技術の圧倒的な進歩によって冷却機構の高効率化と小型化を達成し、空冷機構と航宙用の構造を単一のコンポーネントで可能としている。ランドセルは、上下のスラスターが大きく飛び出している。スカート部もやや改修されており、装甲板の継ぎ目に当たる部分が補強されている。 腕部 さらなる生産の効率化を図った設計変更がほどこされている。F2型の時点で公国系MSのマニピュレーターはほぼ完成の域に達していたといわれ、統合整備計画による設計刷新においてもほぼそのままの構造で規格を満たしていたとされる。第2期生産型からは、J型の投入などで得られたデータをもとに、基本構造やソフトに重力下の稼働に対応したセッティングがほどこされている。また、肘部に装甲が追加され、大型化している。 脚部 F型とJ型の機能をあわせもつ。かつてはそれぞれ換装の必要があったが、各部品の機能向上や小型化などによって可能となったものであり、環境適応能力が向上している。また、機動性の強化を目的としてスラスターが増設され、足底にもスラスターを装備することで推力の向上に成功している。 劇中での活躍 『0083』第1話が初出。連邦軍に接収された3機が、トリントン基地でパワード・ジムのアグレッサーとして運用される。カラーリングは同基地所属のジム改と同様のデザート・ピンクとダーク・ブルーを基調とし、ランドセルやシールドに連邦軍章が描かれている。パイロットはコウ・ウラキ少尉、チャック・キース少尉、ラバン・カークス少尉。宇宙世紀0083年10月13日のデラーズ・フリートによるガンダム試作2号機強奪およびトリントン基地襲撃の際にもウラキ以外の2機が出撃するが、カークス機はゲイリーのドム・トローペンのヒート・サーベルで両断される。第2話では、キース機は試作2号機の捜索隊に加わり、アダムスキーのドム・トローペンに首を跳ねられながらもヒート・ホークで斬りつけ勝利する。 第4話では、アフリカのキンバライド基地に潜伏する公国軍残党が所有する6機が登場。カラーリングはそれぞれライト・グリーンとサンド・ブラウンを基調とする2種類があるが(いずれも胴体部と頭部・四肢の色が同じ)、一部は物資不足による共食い整備のため脚部とそれ以外の色が異なる機体もあり、携行・装備する武装も各機異なる。また、一部の機体は頭部にアップリケ・アーマーや、ランドセルにラケーテン・ガルデン(ロケット・ブースター)を追加している。10月23日にドム・トローペン4機とともに連邦軍アルビオン隊と交戦、同基地司令であるノイエン・ビッター少将の機体(ライト・グリーンでブレード・アンテナ装備)はアルビオンのブリッジに肉薄するもガンダム試作1号機の狙撃によりコックピットを撃ち抜かれ、最終的に全機が撃破される。 第7話では、ヴァル・ヴァロのパイロットに予定されていたクルトが口を滑らせたことで、ケリィ・レズナーが同機に無断で搭乗して出撃したことに対する「落とし前」を付ける形で本機に乗せられ、交戦するもクロー・アームで両断される。カラーリングはF型の標準塗装を踏襲した濃淡グリーンを基調としており、第9話以降は同色の機体がデラーズ・フリートの主力機として多数登場する。 漫画『機動戦士ガンダム C.D.A. 若き彗星の肖像』では、ジオン公国軍残党の拠点「アムブロシア」所属のムサイ級最終生産型「ヴィムメル」搭載の3機が登場。パイロットのひとりはベルント曹長。 雑誌企画『ADVANCE OF Ζ ティターンズの旗のもとに』では、ジオン残党部隊のカザック・ラーソンが搭乗。シールドには "SIEK ZEON!" と書かれている。0085年8月にコンペイトウ近海のルンガ沖でゲルググ、リック・ドムとともにティターンズのT3部隊と交戦、僚機が戦闘不能におちいったため牽引して離脱する。
※この「ザクII(F2型)」の解説は、「ザクII」の解説の一部です。
「ザクII(F2型)」を含む「ザクII」の記事については、「ザクII」の概要を参照ください。
ザクII(JC型)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 19:19 UTC 版)
「陸戦型ザクII」の記事における「ザクII(JC型)」の解説
OVA『機動戦士ガンダム 第08MS小隊(08小隊)』に登場。当初の資料では "MS-06J" とされていたが、劇場版『機動戦士ガンダム 第08MS小隊 ミラーズ・リポート』のパンフレットで「MS-06JCザク局地戦仕様」と紹介された。以降は資料によってまちまちであるが、『08小隊』公式サイトでは "MS-06JC" とされ解説でも「JC型」と呼ばれる。メカニックデザインは大河原邦男で、先に発売されたプラモデル『マスターグレード (MG) MS-06F/J ザクII』用の画稿に多少手を加えたものである。 戦争の長期化にともない、ザクIIの局地的な対応能力が不十分となり、当初から陸戦型として再設計された機体。各部に陸戦に特化した追加装備がほどこされているが、逆に本機から宇宙用に改装することも可能なようにも設計されている。 J型からさらにコックピット周りが改良されている。当初、高温多湿でのMSの運用は宇宙空間での気密性を利用することが前提とされるが、かえって故障が多発したため、胸部前面の装甲をすべて開閉式とし、搭乗方式も直接対面式に変更されている。装甲は上方に跳ね上がり、昇降用のホイストとクレーンが組み込まれている。また、F型やJ型ではコックピットが右寄りに配置されているが、本機では中央に配置されている。コックピット内部はザクの頭部をモチーフにデザインされているため半球形になっており、作戦行動中のパイロットがストレスを感じない程度の空間が確保されている。操縦系統や一部パーツなどは、統合整備計画による統一規格となっている。また、一部の機体は左肩アーマーのほかに右肩シールドにもスパイクが3本追加されている。武装はF型やJ型と同様だが、ザク・バズーカは弾倉式(バナナマガジン)のものを携行する。 劇中での活躍 『08小隊』第3話では、ノリス・パッカード大佐が搭乗、シロー・アマダ少尉の陸戦型ガンダムと交戦して中破し、撤退する。漫画『機動戦士ガンダム第08MS小隊 U.C.0079+α』では、ノリスは青く塗装された専用機に搭乗する。 第8話では、腰部動力パイプが切れ、スパイク・アーマーと左腰部装甲が破損・欠落したデル機(マゼラトップ砲を携行)と、右肩アーマーとシールド、左膝アーマーが欠落したアス機(ヒート・ホークとジム用のシールドを携行)が登場。両機ともサンド・カラーに塗装されている。アス機はゲリラのロケット・ランチャーの直撃をコックピットに受け、デル機は陸戦型ガンダムの狙撃により行動不能となる。
※この「ザクII(JC型)」の解説は、「陸戦型ザクII」の解説の一部です。
「ザクII(JC型)」を含む「陸戦型ザクII」の記事については、「陸戦型ザクII」の概要を参照ください。
ザクII(Je型)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 19:19 UTC 版)
「陸戦型ザクII」の記事における「ザクII(Je型)」の解説
プラモデル『U.C.ハードグラフ 1/35 ジオン公国軍 ランバ・ラル独立遊撃セット』で設定された。地上戦仕様の後期生産型とされる。頭部以外の詳細は不明であるが、地上での天候に対応すべく、モノアイシールドにワイパーを装備している。
※この「ザクII(Je型)」の解説は、「陸戦型ザクII」の解説の一部です。
「ザクII(Je型)」を含む「陸戦型ザクII」の記事については、「陸戦型ザクII」の概要を参照ください。
ザクII
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 09:02 UTC 版)
「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」の記事における「ザクII」の解説
MS-06としてルウム戦役では最新鋭機として猛威を奮う。当初の主力携帯火器は戦術核弾だった為、後のビームライフル攻撃にも比肩し得る攻撃力を発揮し、その機動性と相まって緒戦の連邦軍の優位を覆してのけた。後の主力火器となるザクマシンガンはドラムマガジンから給弾ベルト式に変更(ただし、オデッサ編からはドラムマガジン式も登場)。右胸にガトリング砲1門、左腕に機関銃を2門装備。全体的にがっちりした体型になっている。ブレードアンテナはシャア専用機独自のものだったが、オデッサ編以降は通常機にも見られる。遠目からもその所在がわかる対人兵器の存在が原典アニメ版との最も明確な差異であり、「一つ目の悪魔」として連邦軍に恐れられた。
※この「ザクII」の解説は、「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」の解説の一部です。
「ザクII」を含む「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」の記事については、「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」の概要を参照ください。
ザクII
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/02 08:52 UTC 版)
「機動戦士ガンダム CROSS DIMENSION 0079」の記事における「ザクII」の解説
白兵戦にはヒートホークを使用。砲撃銃は以下の4種類が確認されている。原作同様「ザク」としか呼ばれていない。
※この「ザクII」の解説は、「機動戦士ガンダム CROSS DIMENSION 0079」の解説の一部です。
「ザクII」を含む「機動戦士ガンダム CROSS DIMENSION 0079」の記事については、「機動戦士ガンダム CROSS DIMENSION 0079」の概要を参照ください。
ザクII
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/02 08:52 UTC 版)
「機動戦士ガンダム CROSS DIMENSION 0079」の記事における「ザクII」の解説
第1部のものと特に変化は無い。ウルフ・ガー隊のものは耐久力が高い。
※この「ザクII」の解説は、「機動戦士ガンダム CROSS DIMENSION 0079」の解説の一部です。
「ザクII」を含む「機動戦士ガンダム CROSS DIMENSION 0079」の記事については、「機動戦士ガンダム CROSS DIMENSION 0079」の概要を参照ください。
ザクII(A型)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/10 15:48 UTC 版)
『MSV』の文字設定が初出。外観は、『ガシャポン戦士』でSDとしてイラスト化・写真シール化(塩ビ人形の改造)され、『MSV』の続編企画『MSV-R』で大河原によって通常の頭身で設定画が描かれた。名称は、『ガシャポン戦士』では「先行量産型ザク」、『MSV-R』では「ザクII初期生産型」あるいは単に「ザクII」、その後は「先行量産型ザクII」、「ザクII A型」と一定しない。 宇宙世紀0077年8月に試作機がロールアウト。C型以降と異なり、ザクIと同様のスパイクのない球状のアーマーを両肩に装備しているのが特徴である。また、重力下での運用には対応していないとする資料もある。本来はザクI(A型、B型)に続く "MS-05C" として計画されたといわれるが、新たな型式番号が与えられている。これは、構造自体の抜本的な変更以外にこれ以上の性能向上は望めないためとされるが、一説には開発費の高騰から別の兵器の予算枠を割譲されたためともいわれる。なお、型式番号末尾の "A" は開発当時にはなく、のちにバリエーションが増えたために便宜上付けられたものである。 0078年1月からジオニック社のズム・シティ工廠で製造開始、パーツをサイド3内に輸送してのノックダウン生産で量産が開始されるが少数の生産に留まり、生産ラインはC型に引き継がれている。ただし、C型が本格的量産体制に移るまでの約半年は量産が続けられており、試作機を含む91機(84機とも)が生産されている。第1次・第2次生産の計72機は完成と同時に実戦配備され、開戦前までに両肩の装備をC型と同様にレトロフィット、さらにFCSなどアビオニクスも改修されていることから、外観や運動性能からA型を識別することは難しいとされる。また、これらはすべて実戦参加している。 コックピットはザクIから大幅な変更点はなく、機種転換はスムーズにおこなわれている。また、初期のMSパイロット錬成における本機の功績は大きい。索敵から艦船などへの効率的な攻撃手順、また整備・稼働機の確保など、錬成と同時に問題点の洗い出しも教導機動大隊で徹底的におこなわれている。中でも、C3Iの活用が不可能なミノフスキー粒子散布下において、あえて最前線の指揮官を「選良」と位置付け、より多くの責任と権限を与えることにより、現場の判断で臨機応変な意思決定が迅速におこなわれるようになる。開戦当初の電撃作戦をおこなったほとんどのパイロットが本機で操縦技術や練度を磨いており、前線指揮官としての能力を身に着けている。本機はその後、機体の不足からC型やF型に改修されているが、最終的には同大隊に配備された機体のみが残されたというが、戦後にその姿を見ることは非常に稀である。 サイド3宙域で本機を使用してあらゆる運用試験がおこなわれ、ザクIIの基本性能の高さが実証されることにより、汎用性を活かした発展型の開発が進められる。2機の試作機はジオニック社内で発展型のテストベッドとして運用され、それぞれJ型とS型の試作型に改造されている。 カラーリングは、月の裏側での試験運用時はデモンストレーション用にザクIに近い緑と青を基調としているが、実戦配備機はC型以降と同じ濃淡グリーンを基調とする。また、教導機動大隊所属機(「サイド3宙域仕様」とも呼ばれる)は青と白を基調に、胸部などが濃淡グレーで塗り分けられている。 作中での活躍 漫画『機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還』では、外郭団体FSSに保管されている教導機動大隊所属機が登場。同大隊に所属していたルーベンス(当時の階級は少尉)が0090年にA型であることを確認する。本機で訓練を受けたパイロットは、コクピットのシートにサインを残す慣習があったとされる。また、ルーベンスの夢および回想では同大隊での訓練の様子も描かれている。武装は、ザクI用のマシンガンとバズーカを携行している。ルーベンスによれば、シャア・アズナブルや黒い三連星も同大隊の本機で訓練を受けたとされる。
※この「ザクII(A型)」の解説は、「ザクII」の解説の一部です。
「ザクII(A型)」を含む「ザクII」の記事については、「ザクII」の概要を参照ください。
ザクII(C型)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/10 15:48 UTC 版)
『ガンダムセンチュリー』の文字設定が初出(型式番号:MS-06C)。同書にA型は登場せず、本機が「初期生産型」とされた。外観は『ガシャポン戦士』でSDとして写真シール化され、ゲーム『機動戦士ガンダム ギレンの野望』シリーズで通常の頭身でCG化されたが、いずれもF型と変わらない。名称は『ガシャポン戦士』では「第1次量産型ザク」、『ギレンの野望』では「ザクII初期型」(A型は登場しない)とこちらも一定しない。なお、『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』に登場する機体は後述。 A型の量産はすぐに決定されるが、キシリア・ザビ大佐(当時)から連邦軍がMSを開発した場合を想定した装備の見直しを命じられ、急遽量産を一時中断して再設計がおこなわれる。その結果、右肩にスパイク・アーマー、左肩にシールドが装備され、外観はのちのF型と同じになっている。また、コックピットの開閉システムなど内部構造の改善や設計変更、実働データのフィードバックなどにより、工業製品としても高い完成度を達成している。比較的簡易な調整や装備の換装によって重力下での戦闘にも対応可能な高性能機であり、ザクが「名機」と呼ばれる所以となる。 バズーカによる核弾頭の使用も前提とされており、装甲は核爆発の放射線をほぼカットする3重複合装甲となっている。そのため、本体重量は72トンに達する。 A型のロールアウトの翌月である0077年9月には先行量産を開始、本格的な量産はA型と同じ0078年1月から生産拠点を拡大しつつ、6月にはA型から完全に移行している。236機が生産され、開戦時の主力機となっている。 劇中での活躍 『機動戦士ガンダム』第1話などの冒頭のナレーションで、コロニー落としなど一年戦争初期の戦闘に参加する多数のザクIIが描かれるが、前述の通り当時の主力はC型であるとされている。 パーソナルカスタム機 シャア・アズナブル専用機 『MSV』の文字設定が初出。シャア・アズナブルが一週間戦争で搭乗する機体。ゲーム『機動戦士ガンダム ギレンの野望』ではのちのザクII S型と変わらない赤系の塗装で、頭部のブレードアンテナは付属しない。 ジョニー・ライデン専用機 『MSV』の文字設定が初出。ジョニー・ライデン曹長(当時)が一週間戦争で搭乗する機体。漫画『機動戦士ガンダムMSV戦記 ジョニー・ライデン』では、本来は全身を赤で塗装する予定だったが塗料が足りず、右肩のシールド、左肩のスパイクアーマー、コクピットハッチ、背部のランドセルのみが赤となっている。 黒い三連星専用機 『MSV』の文字設定が初出。黒い三連星がルウム戦役で搭乗し、レビル将軍を捕虜にしている。 『ガシャポン戦士』のおまけシールでは、全身がライト・グレー、動力パイプがダーク・グレーに塗られている。 漫画『GUNDAM LEGACY』では、モノクロでしか確認できないが一般塗装と同様と思われる。3機とも左肩アーマーのスパイクは外されており、ザク・バズーカを携行する。なお当時のメンバーの階級はA・ガイア中尉、マッシュ少尉、オルテガ少尉とされる。レビル将軍の座乗艦、マゼラン級「アナンケ」に対し、後に「ジェットストリームアタック」と呼ばれる戦法を初めて試し、撃沈する。 ランバ・ラル専用機 アクションフィギュア『ジオノグラフィー』#3003で立体化された。ザクI ランバ・ラル専用機との部品差し替え式で、パーソナルカラーの青で塗装されている。 「ザクとは違うのだよ、ザクとは」という有名な台詞があるものの、ランバ・ラルがザクIIに搭乗したとされるのは今のところ本製品だけである。書籍『戦略戦術大図鑑』やゲーム『ギレンの野望』のムービーでは一週間戦争で専用のザクIが確認でき、漫画『虹霓のシン・マツナガ』では、ルウム戦役以降もラルはザクIに搭乗し続けている。
※この「ザクII(C型)」の解説は、「ザクII」の解説の一部です。
「ザクII(C型)」を含む「ザクII」の記事については、「ザクII」の概要を参照ください。
ザクII(FS型)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/10 15:48 UTC 版)
『MSV』が初出であるが、それ以前に大河原が本機に酷似したザクIIの頭部イラストを発表している(白を基調とする)。名称は「ザクII FS型」とされることもあるが、単に「ザクII(○○専用機)」と表記されることが多い。なお、書籍『MS大全集』シリーズでは型式番号が長らく "MS-06S" とされていたが、2013年版で修正された。 F型の頭部に30ミリ機関砲4門を増加装備し、白兵戦における火力を強化したマイナーチェンジ版。F型の生産ラインから一定の割合で改装されるが、「出来」の良い完成機を選り抜いてベース機とすることが多く、生産数はそれほど多くない。ランドセルはF型をベースに、S型に近い意匠が盛り込まれている。別の機体のために開発された新型のロケット・モーターを搭載した機体もあり、カタログスペック上はスラスター推力も向上しているが、スペック自体に幅が設けられている。 S型が登場するまでの間、上位機種のひとつとして部隊指揮官に配備されており、通信機能強化のためブレード・アンテナは標準装備となっている。また、地上での運用に重点が置かれており、防塵処理をはじめとして機体各所に陸戦向けのカスタマイズがほどこされている。そのため、S型の配備が始まるとその能力を活かした格闘機として、接近戦を主任務とする部隊に配備されている。ただし、実戦参加記録はほとんどない。 武装 30ミリ機関砲 頭部に4門装備。効果は期待されたほどではなく、門数が多いため近接戦闘における命中率はかなり高いものの威力は低く、威嚇や牽制以外には効果が薄いとされる。さらに装弾数が少ないため、10秒程度で撃ち尽くしてしまう。対地掃討用ともいわれる。 口径は40ミリ(40ミリガトリング砲とも)とする資料もあるが、実際にはプランのみで終わっている。 パーソナルカスタム機 ガルマ・ザビ専用機 『MSV』に登場。地球攻撃軍司令のガルマ・ザビ大佐の地球侵攻作戦以前からの乗機で、F型の先行量産機を改修したとされ、パーソナルカラーである濃淡ブラウン(通称「ガルマパターン」)で塗装されている。儀礼用の機体ともいわれるが、チューンナップにより全般的に性能が向上している。第1次地球降下作戦の際にガルマが搭乗したとされるが、戦果などは不明。 漫画『機動戦士ガンダム オレら連邦愚連隊』では、一年戦争末期の北米戦線において、戦死したはずのガルマを騙るタラ・I・キケロが搭乗しジオン軍兵士への扇動に用いられるが、コルテス中尉の搭乗するピクシーによって中破されている。 漫画『機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還』では、「ニューヤーク市解放10周年記念展」にグフ複合試験型と共に展示されている。 シン・マツナガ専用機 『MSV-R』に登場。シン・マツナガの中尉時代の搭乗機。パーソナルカラーの白を基調に塗装されているが、足の甲など一部に青が配されている。左肩には「狼」の漢字が記されている。また、性能面ではマツナガの要望により数度のチューンナップが施されており、機動性能はFS型の限界まで引き上げられている。マツナガが高機動型を受領したあとの同機はグラナダ基地守備隊への配備が決定するが、ジオニック社からの要望により研究機体として再整備しない現状のままで送られている。 漫画『MSV-R 虹霓のシン・マツナガ』では、ルウム戦役後F型に機種転換した数日後には乗り換えている。ダイクン派叛乱軍鎮圧の際には、大型ヒート・ホークを携行する。その後突撃機動軍へ転属となった際も、異動先のグラナダ基地に持ち込まれている。同年末、ドズル・ザビ中将の密命によるデギン・ザビ公王へのソロモン増援要請任務の際にガガウル級「ペルル・ノワール」に係留されサイド3に向かうが、コレヒドール暗礁宙域で「キマイラ」隊の襲撃を受ける。大型ヒート・ホークとMMP-80ザク・マシンガン、および閃光弾2個を装備して出撃、複数のゲルググを相手に善戦するが、隊長のジョニー・ライデン少佐の高機動型ゲルググの速攻により左腕を除く四肢と頭部を破壊され、爆散。マツナガは無事に脱出するが捕縛される。 エリック・マンスフィールド専用機 『MSV-R』に登場。ジオン公国防空本部所属のエリック・マンスフィールド少佐(当時)が搭乗する機体。のちのR-1A型同様、パーソナルカラーの濃淡グレーで塗装されている(塗り分けは異なる)。頭部機関砲のうち2門を閉鎖して、弾丸の搭載量増加の改造を施している。初期生産型であるためエンジントラブルが多発、代替機のF型での出撃が多く、高機動型への早期の機種転換の要因となったともいわれる。 マイヤー専用機 漫画『MSV-R 虹霓のシン・マツナガ』に登場。ドズル・ザビ親衛隊(マツナガ小隊)所属のマイヤー少尉が宇宙世紀0079年9月の時点で搭乗している。ブレード・アンテナは未装備。F型のマツナガ小隊機と同様に、左肩に「W02」の番号と左胸部にラインが施されているが、ラインは白ではない。また左脚に番号とラインはない(シールドは不明)。ソロモン撤退戦以降、マイヤーは通常のF型に搭乗している。 ヴィッシュ・ドナヒュー専用機 才谷ウメタロウの漫画『機動戦士ガンダム GROUND ZERO コロニーの落ちた地で -RISE FROM THE ASHES-』に登場。「荒野の迅雷」と呼ばれるヴィッシュ・ドナヒュー中尉がグフの前に搭乗する機体。得意の一撃離脱戦法に特化するため、背部にラケーテン・ガルデンを装備、両脚部もスラスターが2基ずつ増設されているのが確認できる。両肩にスパイク・アーマーを装備し、グフ用シールドを携行する。機体色は不明、グフ用シールドには「隻眼の髑髏」のパーソナル・エンブレムが描かれている。
※この「ザクII(FS型)」の解説は、「ザクII」の解説の一部です。
「ザクII(FS型)」を含む「ザクII」の記事については、「ザクII」の概要を参照ください。
固有名詞の分類
- ザクIIのページへのリンク