第2次(1962 - 64年)
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「岩波講座日本歴史」の記事における「第2次(1962 - 64年)」の解説
1962年4月から1964年2月にかけて刊行された。全23巻(うち別巻2)からなる。各時代の最初の巻の巻頭論文では、総論となる「序説」が付されて編纂委員が執筆している。石母田正「古代史序説」、林屋辰三郎「中世史序説」、奈良本辰也「近世史序説」、遠山茂樹「近代史序説」、井上清「現代史序説」。また、各時代の最後の巻の最終論文では、各時代の研究状況の解説論文が付されている。八木充・宮本救・阿部猛・家永三郎「古代史研究解説」、新田英治・百瀬今朝雄・赤井達郎「中世史研究解説」、金井圓・逆井孝仁・奈良本辰也「近世史研究解説」、石塚裕道・加藤幸三郎「近代史研究解説」、犬丸義一「現代史研究解説」。 時代区分としては、戦後日本の歴史学において定着した原始・古代・中世・近世・近代・現代を用いている。原始・古代1~4巻で旧石器時代から院政期(~11世紀)、中世1~4巻で平氏政権期から戦国期(12~16世紀)、近世1~5巻で織豊期から天保期(16世紀後半~19世紀前半)、近代1~4巻で開国から日清戦争期(1850~1890年代)、現代1~4巻で日露戦争期から第二次世界大戦後まで(1900~50年代)となっている。特徴的なのは、日本における帝国主義=独占資本主義の成立をもって近代と現代の区分を行っている点である。 編纂委員:家永三郎、石母田正、井上清、井上光貞、北島正元、北山茂夫、佐藤進一、竹内理三、遠山茂樹、永原慶二、奈良本辰也、林屋辰三郎、古島敏雄 A5判・上製(薄灰色カバー)・函入(針金止め)・本体価格450円 原始および古代1 古代2 古代3 古代4 中世1 中世2 中世3 中世4 近世1 近世2 近世3 近世4 近世5 近代1 近代2 近代3 近代4 現代1 現代2 現代3 現代4 別巻1 別巻2
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