ガンダムセンチュリー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/28 03:20 UTC 版)
『ガンダムセンチュリー』(正式名称『宇宙翔ける戦士達 GUNDAM CENTURY』(そらかけるせんしたち ガンダムセンチュリー[注釈 1]))は、1981年にみのり書房から発行されたアニメ『機動戦士ガンダム』関連のムック[注釈 2]である。発行日は奥付[注釈 3]には昭和56年(1981年)9月22日発行と記載されているが、実際はそれより一ヶ月早い、1981年8月20日に発売されている[1]。
注釈
- ^ 国立国会図書館の書誌情報(国立国会図書館書誌ID:000002869647)やWebcat Plusでは「宇宙翔ける戦士達」のタイトル読みを「ウチュウ カケル センシタチ」とするが、『月刊ホビージャパン』1981年10月号に掲載された『GUNDAM CENTURY』の広告には「
宇宙翔 ける戦士達」とルビが振られている。 - ^ a b 雑誌コード上はムック(雑誌コードの先頭が6)ではなく、月刊誌(雑誌コードの先頭が0)の別冊・増刊号(雑誌コードの末尾が偶数)として番号が付されている。
- ^ 『月刊OUT』1981年9月号増刊として出版されたため、通常の雑誌と同様に雑誌コードが振られ、奥付は裏表紙(及びブックカバーの裏表紙面)に記載されている。なお、復刻版の『GUNDAM CENTURY RENEWAL VERSION』は巻末に奥付が記載されている。
- ^ 『Gun Sight』の表記に関して、『Gun Sight』表紙・本文上では『GunSight』、背表紙(phase II)は『GUN SIGHT』、奥付は『GUNSIGHT』と表記ゆれがみられる。本項では『GUNDAM CENTURY』の製作スタッフ・リスト(174-175頁)の表記に基づく。
- ^ イラストレーターの青井邦男が「ホームセンターで買ったステンレス板、アルミ板を組み合わせ、サンドペーパーでヘアライン入れ、ドリルの刃を逆にしてお尻の部分を金属板に当て、刃の方を木槌で叩いてリベット表現を入れました。」と、後にTwitterで語っている(AoiKunioの2017年8月23日10:39のツイート- Twitter)。また、同じポジ素材が別のデザイナーによって浅田次郎の『プリズンホテル』(徳間書店版 ISBN 4-19-125083-3)の表紙にも使われている。
- ^ なお、表紙の金属板を作成するのに当時の価格で80万円掛かっている[2]。
- ^ この黒文字だけはオフセットではない別の方法で後から印字されており、硬い物でこすると削れてしまう特徴があった。
- ^ このうち『Gun Sight』(phase 0とphase II)から設定されていたのはエネルギーCAP、Iフィールド、ミノフスキー・クラフト(名称除く)、ゲルググとギャンの関係、アッガイとザクの関係。
- ^ 『ガンダムセンチュリー』では、ジャブローの所在地をベネズエラ南部のサリサリニャーマと呼ばれる台地の地下としている。
- ^ 「グラフィック ジオン戦記」が23頁、「GUNDAM MECHANICS」が24頁の合計47頁。
- ^ 2018年12月12日に樹想社の通信販売で発売された、復刻版カバーの新装版は2,000円+消費税。
- ^ ミリバールからヘクトパスカルなど科学単位の変更、ZIONIC社からZEONIC社へのラテン文字表記の変更など。
出典
- ^ 『MSVジェネレーション ぼくたちのぼくたちによるぼくたちのための「ガンプラ革命」』54頁
- ^ 『MSVジェネレーション ぼくたちのぼくたちによるぼくたちのための「ガンプラ革命」』70頁
- ^ 「某誌編集部の一生」『月刊OUT』1982年6月号、60頁
- ^ 『機動戦士ガンダム―The Motion Picture』徳間書店〈ロマンアルバム・エクストラ 42〉、1981年5月30日。ISBN 4-19-720220-2。
- ^ 『MSVジェネレーション ぼくたちのぼくたちによるぼくたちのための「ガンプラ革命」』55頁
- ^ 『GUNDAM CENTURY』、15-17頁
- ^ a b c d 『GUNDAM CENTURY RENEWAL VERSION』、大徳哲雄による編集後記、176頁
- ^ 『GUNDAM OFFICIALS』刊行記念企画(対談・インタビュー)「6)森田 繁 ガンダムと設定とSFと」
- 1 ガンダムセンチュリーとは
- 2 ガンダムセンチュリーの概要
- 3 主な内容
- 4 復刻版
- 5 製作スタッフ
- 6 参考文献
- ガンダムセンチュリーのページへのリンク