ガルマ・ザビ
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「ヒーロー戦記 プロジェクト オリュンポス」の記事における「ガルマ・ザビ」の解説
ジオンのプリンスでシャアの相棒。中盤まで何度か出会うものの、ジオン滅亡の際に戦死したとのこと。
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ガルマ・ザビ(Garma Zabi、新生ジオン総帥)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/30 09:40 UTC 版)
「機動戦士ガンダム ギレンの野望」の記事における「ガルマ・ザビ(Garma Zabi、新生ジオン総帥)」の解説
階級は大将。ザビ家によって引き起こされた戦争の責任を取るために新生ジオンを結成する。使命を帯びたことで甘さが消え、生来のカリスマ性を発揮し、ジオン国民の支持を得る。ガルマによる新生ジオン公国誕生宣言時に、ドズルがガルマの成長を喜び涙している。ただ、シャアには自分の軍に勧誘した際に「だから坊やなんだ」と一蹴されている。技術レベルが上昇することで、ビグ・ザム(ザビ家仕様)を開発できる。
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ガルマ・ザビ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 03:06 UTC 版)
Garma Zabi 声:森功至 / 柿原徹也(THE ORIGIN) / 興津和幸(ガンダムさん) ジオン公国軍地球方面軍司令。階級は大佐(『THE ORIGIN』でも同様)。デギンの四男。年齢は20歳(『THE ORIGIN』では23歳)。 ジオン公国の士官学校を首席で卒業。ジオン公国の御曹司にして美男子ということでジオン国民の人気も兄弟の中で高く、父デギンや兄ドズルからもその将来を嘱望されている。基本的に優しくナイーブな性格で、育ちが良いせいか疑うことを知らず他人を信用し過ぎるところがある。ガルマを溺愛していた父デギンは彼が軍人の道を選んだ事をかなり心配しており、『THE ORIGIN』では気性が優しいガルマに対して「学者にでもすれば良かった」と心配するシーンもある。シャアの最も親しい友人で、士官学校以来の付き合いである。シャアはザビ家への復讐のためにガルマに近づくが、「お坊ちゃん」「坊や」と精神的な甘さを指摘する一方、「いい友人」とも発言している。右手で前髪をいじる癖があるが、富野によれば「神経質だから」とのこと。 一年戦争ではジオン公国軍の地球方面軍司令官(『THE ORIGIN』では、北米方面軍司令官。地球方面軍司令官はマ・クベ中将)として北米に拠る。北米は豊富な工業力と食料地帯を有する上に南米の連邦軍本部ジャブローを牽制する要地でもある。しかし、実質的に地球方面軍は姉キシリア率いる突撃機動軍の麾下であり、彼はあくまで名目上の司令官でしかない。またその権限も実質的にジオン地上軍第2軍(北米軍)司令官程度の物に限定されている。これは年齢が兄弟の中で一番若いガルマを無闇に前線に出したくなかった父デギンの配慮のためである。占領軍の司令官としては有能であり、軍規の維持に成功するのみならず、現地の住民とも友好的な関係を築く。また、占領地として赴いたニューヤーク(『THE ORIGIN』(漫画)ではロサンゼルス)の前市長エッシェンバッハの娘、イセリナとは結婚を誓い合う仲となる。しかし彼女の父は最後まで二人の仲を認めなかった。 司令官でありながら、ブラウンに塗装された専用の戦闘機ドップに搭乗し、前線に出撃することも多い。ガルマがモビルスーツ操縦技能を持っていたかは劇中で語られていないが、シャアは「モビルスーツに乗って出撃したか?」と兵に訊いている(第6話)。また『MSV』で専用のザクII(FS型)が設定された。 シャアに「ジオン十字勲章」ものの獲物だとそそのかされ、幾度となくホワイトベースへ攻撃を仕掛けるものの、ガンダムに搭乗するアムロの奮闘と艦長代理のブライト・ノアの奇策によって連敗する。ホワイトベースが北米大陸を抜け、太平洋に出ようとする第10話でシャアの口車に乗り、囮となってあらぬ方向へ逃走するガンダムをガウで追跡するよう誘導され、待ち伏せしていたホワイトベースおよびガンキャノン、ガンタンクに背後から総攻撃を受ける。その際、シャアから裏切りを告げられ、愕然としながら初めて「親友」の正体と本性に気づく。シャアの嘲笑のなか、ガウ攻撃空母の舵を自ら取り180度回頭させてホワイトベースを道連れにすべく体当たり攻撃をかけるも間一髪でかわされ、爆発四散するガウと運命を共にする。「ジオン公国に栄光あれ」との絶叫を遺し、イセリナの面影を思い浮かべながらの最期であった。 ガルマの葬儀は国威発揚・戦意高揚のための国葬として、ギレンによって大々的に利用される。また、テレビ版第11話ではイセリナが、ガルマの部下であったダロタらと共に敵討ちに向かう。その後、仇討ち部隊としてドズル麾下のランバ・ラル隊が地球に降下し、ホワイトベース追撃の任務に当たることになる。 ジオン国民からの人気が高かった事もあり、戦死後、『機動戦士ガンダム オレら連邦愚連隊』では「ガルマ・ザビ事件」と呼ばれるジオン軍による陽動作戦が実行され、『機動戦士クロスボーン・ガンダム DUST』においても戦死後90年近くが経過した宇宙世紀0169年に、ガルマ・ザビ三世を名乗る独裁者が登場する等、その影響力は残されている。 放送当時、その容姿から女性ファンにはシャアと並ぶ人気があり、死亡した第10話の放送後、剃刀入りの手紙がサンライズに送られたり、葬式がファン一同で教会で営まれたという逸話がある。永井一郎は富野由悠季との対談で「ガルマ・ザビはシャアの人気を上回るほどではないか」と述べている。士官学校でシャアとルームメイトであったという設定は、『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』に先駆けてファンジンの後付設定として一人歩きしていたことが、当時のアニメ誌などで窺い知れる。 小説版ではあくまでも純粋にホワイトベースとの戦いの中で戦死する。その際のシャアの独白から、シャアに謀殺の意図はなかったことが伺える。セイラもアムロとの会話の中で(結果としてザビ家の人間を一人殺せたとは思ったかもしれないが)意図的に親友のガルマを殺そうとするはずがないと述べている(セイラはシャアから手紙でガルマとの深い友情を知っていた)。 『THE ORIGIN』では、士官学校時代にシャアに強烈なライバル心を抱き、事あるごとに張り合うが、やがてライバルから友人として信頼していく。その心理を利用したシャアの扇動によるものの「暁の蜂起」の主導者となり、ジオン国民からの人気を一層高める。総じて指揮能力・政才にも恵まれてはいるが、シャアという圧倒的な才能の前にはかすみがちである。ルウム戦役後は彼に負けたくない一心で前線に出ることを切望し、第101空挺師団付少佐として配属される。ルウムでの残敵掃討作戦の軍功をもって大佐に昇進、北アメリカ方面軍西部地区軍の司令官に着任する。ただし地球侵攻軍総司令はマ・クベ中将であり、ガルマはその配下とされる。この人事は、デギン公王が溺愛するガルマを、本国が地球侵攻軍を見捨てないためのマ・クベへの人質とするという、キシリアの政治的配慮が含まれている。 バンダイのゲーム『ギレンの野望 ジオンの系譜』では、ifシナリオの一つとして彼が戦死せず兄のドズルやランバ・ラルらを部下に従えイセリナに見守られながら「新生ジオン」の総司令官として立つ「ガルマの栄光~新生ジオン編~」が登場する。ここでの彼はジオン公国の罪を自覚し、その贖罪のために軍を率いるという設定で髪を束ねている。また、ゲーム『ギレンの野望 特別編 蒼き星の覇者』では、一年戦争でのジオン軍勝利の後に地球圏の掌握をめぐり姉キシリアが率いる「正統ジオン」と敵対するif展開が用意されている。
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