標準装備
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/05 07:11 UTC 版)
「ガンダムダブルエックス」の記事における「標準装備」の解説
ツインサテライトキャノン 背面に搭載された連装型大出力砲。GXのサテライトシステムを強化改良した「サテライトシステムMk-II」を搭載しており、リフレクターの大型化による集光率の向上、エネルギー容量の拡大、エネルギーラジエータープレートによる冷却効率の向上によって、GXのサテライトキャノンの数倍の威力を持つ上に連射も可能となった。また、エネルギーの大容量化に伴い、砲身は2門に変更されている。 GXではマニピュレーターで保持する必要があった砲身は、ダブルエックスでは肩部に格納されたセンサー内蔵マウントで固定された。この事によって両腕がフリーの状態で発砲可能となっている。両腕・両脚にある装甲カバーを展開し広げるエネルギーラジエータープレートは、エネルギーチャージの際に発生するビームに変換し切れないエネルギーを熱と光に変換し強制排出する機構であり、放熱時は激しく吹き出す熱と光によって手足が金色に発光している様に見える。 また、この際副次的な効果として排熱によって発生する熱エネルギーが防壁の様な役割を果たし、敵MSの接近を阻止する。更に、通常MSにとってはマイクロウェーブ自体が照射範囲にいるだけでも極めて危険な状態となる為、劇中ではこれを利用し、革命軍と新連邦の大軍をマイクロウェーブの照射範囲から退避させる事でフリーデンチームの進路を確保する場面もあった。 MSサイズの武装としては規格外の破壊力を持つ大量破壊兵器で、照射されるビームの規模はコロニーレーザーに匹敵する範囲を有する。作中では一撃でゾンダーエプタ島を消滅させ、第34話「月が見えた!」では超長距離からコロニーレーザーの砲口とほぼ同サイズのビームを放ち、短時間に3度の高精度砲撃を行うなど、脅威を見せつけている。 ハイパービームソード GXの大型ビームソードを更に出力強化した接近戦用武装。GXのものより更に巨大なビーム刃と強大な攻撃力を持ち、MSの白兵武装としては当時最強の武装の一つ。GXの大型ビームソードと同様、ハンドガードが備えられている点が特徴。左右サイドスカートに各1基の計2基を装備する。 DX専用バスターライフル 本機用に新たに開発された高出力型ビームライフル。GXのシールドバスターライフルより大出力であり、シンプルな構造で整備性が高く徹底的な軽量化がなされ、取り回しに優れる。火力も標準的なビームライフルの数倍の威力を発揮し、射線上の複数のMSを撃破する事も可能など非常に優秀な武装である。 『機動新世紀ガンダムX』第23話においては、ゾンダー・エプタの格納庫内においてディフェンスプレートとともに装備された姿が確認できる。ところが、第24話の初出撃時においては双方ともに非装備の状態でガロード・ランに奪取されている。その後、第25話においては装備状態で出撃が確認できる。また、第26話における対コルレル戦にてビームナイフをコクピットに突き刺される寸前でガロードがこのライフルを防御に用いて、ライフルの爆発によって生じた隙をついて形勢を逆転させた事もあった。 ブレストランチャー 胸部インテーク下に2門装備された三砲身ガトリング式大口径機関砲。各種弾頭を使用可能なマルチパーパス仕様となっている。劇中ではバリエントを破壊する等、これのみでMSを破壊可能な威力を持つ。 マシンキャノン 肩・胸部に装着された二門のガトリング砲。第26話の対コルレル戦にて使用描写が見られるが文字設定では未記載。ヘッドバルカン・ブレストランチャーとの一斉射撃でコルレルを蜂の巣にして撃破した。資料によってはブレストランチャーの一部として扱われている。 ヘッドバルカン 頭部に2門装備された小口径機関砲。攻撃武装としては非力だが、ミサイル迎撃や接近戦時の威嚇・牽制、対人戦など幅広い用途を持つ。 ディフェンスプレート ルナ・チタニウム合金製の手持ち・前腕装着両用の実体盾。軽量なため取り回しにも優れ、正規軍以外の武装では傷一つ付けるのすら困難な強度を持つ。ビーム兵器からの攻撃に対しても充分な防御力を発揮する。
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標準装備
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 05:06 UTC 版)
メンバー全員に無条件で提供される装備で、ガンツスーツ、コントローラー、Xガン、Xショットガン、Yガン、ガンツソードがこれに該当する。ミッション内容の提示がなされた後にガンツ本体の左右と背面が勢いよく開くとそこはウェポンラックとなっており、左右ラックには武器、背面ラックには、そのミッションに召喚された者たちの着用するスーツの入ったアタッシェケースが収納されている。スーツは全員分が用意されているが、武器は全員フル装備で賄えるだけの数は無い。なお、これらのアイテムはミッション終了後にガンツの部屋から持ち出すことが可能だが、ミッションへの転送時に所持していなければ丸裸での戦いを強いられることとなり、それは死を意味する。また日常生活においての使用も、ガンツの機密保持に関わらない限り可能である。銃はいずれもトリガーが2つあり、上のトリガーがロックオン用、下のトリガーは発射用となっている。 ガンツスーツ 球体の中のアタッシェケースに収納されているパワードスーツ。上下ツーピースから成り、頭部を除く全身を覆い、手の部分は手袋のように着脱できる。強靭な人工筋肉で構成されており、着用すると身体能力と防御能力が飛躍的に高まる。吸血鬼はガンツスーツを指して「黒い機械の服」と表現している。 ガンツに召喚された人数分だけ用意されており、ケースの名前の主の身体にジャストフィットしている。大腿部にXガンやYガン、ガンツソードのグリップを収められるホルスターを装備可能。 内部は特殊なゲル状の物質で満たされており、筋力や精神力の向上によって機能が発動、その際スーツが盛り上がり、表面に無数の筋が隆起する。岩塊を発泡スチロールのように圧潰させたり、巡航速度で走行中の自動車をも上回るスピードで走ることが可能で、高所から着地する際には脚部から高圧の気体を噴射し衝撃を吸収する。また、衝撃や圧力に対しても自動的に防御効果を発揮、剥き出しである頭部も防護される。超音波や高温の炎などからも人体を保護し、Xガンによる射撃にも耐えるが、後述するように内部的にはダメージが蓄積するようであり、小島多恵編でXガンを連射されたメンバーはスーツが破壊されている。 他にはコントローラーから「ステルスモード」を起動させて透明化する光学迷彩の機能もあり、ガンツメンバーや吸血鬼たちはこれを「周波数を変える」と言っているが、その周波数が何を指し、いかなる原理で透明化しているのかは不明。当初、ガンツメンバーたちはミッションにおいてガンツ側で周波数が設定されており、一般人からは見えず、音さえ聞こえない状態であったが、物理的に接触は可能なため単に存在を秘匿しているだけであり、異次元に消えているわけではない。また、ステルスモードを起動させると一般人やほとんどの星人はもとより、元々ガンツによって不可視化されているガンツメンバーに対しても不可視化されるため、視覚的に捉えられなくする周波数にはいくつかあると考えられる。ステルスモードが解除される際には、スーツ表面にショートしたかのような光が走る。 スーツの耐久性能には限界があり、一定以上のダメージを受けると過負担が掛かって、スーツ各部のレンズ状のポイント(「メーター」)からゲル状の物質が漏出し、機能を失う。メーター自体を破壊されると負荷値と関係なく即座に機能が失われ、ステルスモードを起動させている場合には一気に姿が露呈する。スーツの損傷および蓄積したダメージはガンツの部屋へ転送された際には回復している。機能はメーターのある部位ごとに独立しており、腕部が破損しても脚力のメーターが無傷であればその部位の機能は保持されるため戦闘は続行可能。 なお、老若男女・種族に関係なくオーダーメイドとなっているため、他者のスーツを着用してもスーツの効果は得られない。一見、コスプレのような外見なので、初めてミッションに参加する人間は大抵このスーツを着たがらない。体にぴったりフィットするサイズであり、着用する際には一度全裸になる必要がある。 アニメ版ではただ着用するだけでは力を発揮できず、昂揚や性的興奮などの力が働かなければただの服だという設定にされている。 Xガン メンバーが一般的に使うハンディサイズの銃。太い円筒形の本体にグリップをつけたような形状。射程は短いが軽量でコンパクトなので初心者でも取り扱いが容易。なおスーツのホルスターに納めることも出来る。撃った対象を内部から爆発させることができ、生体に使うと命中部分が破裂する。だが、着弾してから効果が発現するまで数秒のタイムラグがあり、その間、敵に通常の活動を許してしまう。上部にあるダイヤルでエネルギーの放射量を調節可能。また本体後部のモニター画面には対象を透視するレントゲン機能を備え、相手の弱点を探ることも出来る。発射時には銃身冷却のため、本体部分の前後2箇所が展開し、X型に変形する。トリガーが2つあり、上のトリガーがロックオン用、下のトリガーは発射用となっている。基本的には「上のトリガーでロックオンして、ロックオン状態で上下のトリガーを引く」というプロセスで使用され、発射されたエネルギーは、発射時の銃口の向きに関係なく命中する。ロックオンしてから上下トリガー併用による発射までは、任意で時間差を設けることが可能であるが、戦闘時においては「上のトリガーを引いてロックオンしたまま下のトリガーを引く」という簡略化されたプロセスでも使用されることも多い。応用として、複数の対象をロックオンしてから発射するチャージショットも可能。 「Xガン」の名称は、透視機能にちなんだレントゲンの「Xレイ」と、発射時の「X型」の形状から加藤が命名する。 Xショットガン 強化型のXガン。Xガンをベースに、フォアグリップ(本体の前部にあるスライド)付きの長い砲身とオフセットされた可動式スコープ、ストックを追加した構造になっており、外観は戦闘用ショットガンのような形をしている。Xガンより威力と精度が高く、射程距離は1km以上に及ぶ。本体後部のモニター画面の他に、アームで保持されたスコープが付いている(左右どちら側にもセットが可能。スコープの画面は本体後部と共通のモニター)。長射程を利用した遠距離攻撃が可能なため、スナイパーライフルとして使用することも可能。基本的にはスコープを使用しなくても撃てる。銃身が長い分、接近戦ではXガンより取り扱いが難しいが、重量は意外と軽く片手でも使用できる。他の銃と同じく、複数の対象をロックオンするチャージショットが可能。ダイヤル調整のエネルギー放出量とは別系統で、フォアグリップによりエネルギーの収束率を変化させることができる。スライドを手前に引くほどエネルギーが収束するが、着弾した際の破壊範囲は収束させない場合に比べると狭くなる。 作中では命名されずじまいだった。 Xガン共々大阪編以降はガンツソードや後述の100点メニューの追加装備にポジションを奪われることが多くなり、出番が減少した。 Yガン 中距離用の銃だが、標的を捕獲・転送するための武器であり、殺傷機能を持たない。3つの砲身がYの字状に配置された特徴的な外観を持つ。他の銃と同様、本体後部にレントゲン機能のモニター画面を備えている。上下のトリガーを同時に引くと、3つの砲身がブローバックして、それぞれの銃口から実弾式の「アンカー(アンカーボルト)」が3発同時に射出される。アンカーはそれぞれレーザー通信により同期しており、スラスターの内蔵により自己推進が可能。目標付近でワイヤーを実体化させ対象を緊縛し、アンカー自体は地面に固定することにより拘束する。さらにその状態で下トリガーを引くと、相手を「上」(西による推測)に転送することが可能。発射前に上トリガーでロックオンしておけば、アンカーが目標を自動的に追尾して拘束することもできる。ロックオンせずに上下トリガーを同時に引いて発射した場合、アンカーは一直線上に飛行して「外れる」こともある。ほとんどの星人をこの銃によって拘束することができるが、転送中に拘束部位を離断して回避する星人や、実力でワイヤーを切断する星人なども稀に存在する。 作中では命名されず、「捕獲用の銃」と呼ばれている。また、作中では、「上」とは実際にはどこに転送するのか、何のために転送するのか、理由は最後までわからないままだった。 コントローラー メンバーをサポートするためのウェアラブルアイテム。敵の位置を表示する「レーダー機能」や「制限時間表示機能」「戦闘エリア表示機能」などが備わっているほか、スーツの「ステルスモード」を起動させて光学的な周波数を変えることで使用者の姿を不可視状態にできる(接触していれば第三者も不可視効果を共有できる)。フレキシブルアームでリストバンドと繋がっており、手首に装着して軽く振ることで収納も展開も自在に行える。一部の機能はガンツバイクにも実装されている。 アニメでは長方形に近いシンプルなデザインになっている。 ガンツソード 近 - 中距離戦闘用の刀。銃器類と違って使いこなすことが難しい上級者向けの武器。片刃の曲刀で日本刀に近い形状をしており、そのため切断性能が極めて優れている。柄から刀身までの全体が黒色であり、通常はグリップ部分(柄と鍔)のみの状態で、スイッチを押すと一瞬で刀身が出現する。刀身は伸縮自在であり、巨大な星人に匹敵する長さまで伸ばすことが可能だが、その状態ではかなりの重量があり、スーツのパワーアシスト機能なしでは振り回すことは難しい。コンクリートや鉄道車両さえ一太刀で両断できるほど鋭利かつ堅牢である。ガンツバイクが格納されている部屋の床に数振置かれている。 オニ星人編以降、作中では非常に使用頻度の高い武器となっており、その威力と性能の高さから巨人族との戦闘において最も多用され、標準装備でありながら強化装備のZガンを超える戦果を上げている。 ガンツバイク ガンツの部屋の奥にある扉の中に格納されている特異な形状のモノホイール(英語版)(単輪)バイク。巨大なホイールの内側に搭乗する格好で操縦する。操縦席にはモニターが付いており、ホイールによって塞がれた視界前方をカバーする。また車体の後部には後ろ向きのタンデムシートがあり、同乗者を乗せることで走行しながら後方の敵を攻撃することも可能。ただし、このタンデムシートにはシートベルトのような落下防止用の保護設備が搭載されておらず、強い衝撃で車体が浮くと振り落とされる危険がある。ゲーム版では後述の100点メニューの追加装備になっている。
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