たいりょうはかい‐へいき〔タイリヤウハクワイ‐〕【大量破壊兵器】
【大量破壊兵器】(たいりょうはかいへいき)
生物兵器・化学兵器・核兵器といった、無差別的で大きな破壊力を持った兵器のこと。
英名の Weapons of Mass Destruction を略して WMD とも呼ばれる。
これまで核・生化学兵器【Nuclear(Atomic)-Bio-Chemical Weapon(NBC兵器)】と呼ばれていたものが該当する。
何かとマスコミ等の批判の対象になりやすい兵器だが、最近では「大量破壊兵器を持とうとするとアメリカ軍に攻撃される」とおびえる国も出始めている。
大量破壊兵器
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大量破壊兵器(たいりょうはかいへいき、英語: Weapon of mass destruction、略称WMD)または物理兵器とは、人間を大量に殺傷すること、または人工構造物(建造物や船など)に対して多大な破壊をもたらすことが可能な兵器のことを指す。典型的には特に生物兵器、化学兵器、核兵器、放射能兵器の4種類を指すものとして用いられる(放射能兵器を核兵器に含めるとして3種類と数える場合もある)。これらはそれぞれの英語の頭文字を取り、ABC兵器、NBC兵器、NBCR兵器などと総称される。
注釈
- ^ 例えば、日本においては 大量破壊兵器等の不拡散のための補完的輸出規制に係る輸出手続き等について(お知らせ) 等。
出典
- ^ Will Mallon. “WMD: Where Did the Phrase Come from?”. History News Network. 2009年12月16日閲覧。
- ^ "Archbishop's Appeal," Times (London), 28 December 1937, p. 9.
- ^ The Yearbook of the United Nations 1947-1948,United Nations,P477 The Working Committe resolves to advise the Security Council (1) that it considers that all armaments and armed forces, except atomic weapons and weapons of mass destruction, fall within its jurisdiction and that weapons of mass destruction should be defined to include atomic explosive weapons, radio active material weapons, lethal chemical and biological weapons, and any weapons developed in the future which have characteristics comparable in destructive effect to those of the atomic bomb or other weapons mentioned above; (2) that it proposes to proceed with its work on the basis of the above definition.
- ^ 2014年版防衛白書 大量破壊兵器の移転・拡散
- ^ a b 大量破壊兵器の拡散を阻止するPSIの活動,日本外務省,2012-06-13
- ^ 大量破壊兵器の不拡散,日本外務省
- ^ “トランプ政権、シリアにミサイル攻撃 ロシアは侵略行為と非難”. ニューズウィーク日本語版 (2017年4月7日). 2017年9月23日閲覧。
- ^ “外交・安保、シリア攻撃で明確メッセージ”. 産経ニュース (2017年4月23日). 2017年9月23日閲覧。
- ^ YOMIURI ONLINE: "イラク大量破壊兵器、開発計画なし…米最終報告"(2004.10.7) 2013年10月7日閲覧
- 1 大量破壊兵器とは
- 2 大量破壊兵器の概要
- 3 定義
- 4 拡散防止
- 5 参考文献
大量破壊兵器
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「アメリカ合衆国の軍事」の記事における「大量破壊兵器」の解説
アメリカ軍は核兵器及び化学兵器・生物兵器を所持しており、特に核兵器についてはロシアに次ぐ世界第2位の保有数を誇っている。
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大量破壊兵器
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 16:35 UTC 版)
劇中では国際的に宣言はしていないが、パタリロ8世が核ミサイル発射指示用のブラックボックスを持つなど核保有国の描写がされている。しかし実際の核配備の有無については国家のトップシークレットであり、パタリロ8世以外の者は全体像を把握しておらず真偽のほどは不明である。ただし、現国王の戴冠式の時点で既にミラージュ爆撃機が配備されていた事実からヒギンズ3世の時期に核を配備していた可能性もある。 一度核実験が行われたと報道されたが、その際放射能は検出されておらず誤報だったとされたことからマリネラの核保有をブラフと見る国もあり、CIAがスパイに仕立てた民間人を送り込んだがパタリロ8世に看破され国外退去に処されている。ただし核開発自体は容易に可能とするほどの技術力と近海の海底に原子力発電所が建造されているなど核燃料の調達には問題がないと見られている。パタリロ8世自身が過って濃縮ウランを飲んで下痢をした事件もあり、ウラン濃縮が行われていることは確実である。 また、パタリロ8世の防衛構想は通常戦力よりも核抑止を重視しており、宇宙条約によって禁止されている攻撃衛星である核ミサイル衛星等の打ち上げを計画したこともある。さらにパタリロ8世は超小型原子炉を発明品のいくつか(プラズマX等)に搭載し、中性子爆弾の開発と小型化にも成功している等、原子力の使用に抵抗感がないと見られている。ただし、弾道ミサイルの発射はパタリロ8世の持つ核ミサイル発射指示用のブラックボックスはタマネギ部隊により偽物にすり変えられているため、他国への核行使の危険は低いとされるが、同様に持っている反陽子ミサイルのブラックボックスは本物であるため核以外の弾道ミサイル攻撃の可能性は残る。また放射能除去の分野の技術も開発しており、ゴミ捨て場から拾った冷蔵庫を放射能除去装置に改造したこともある。 一方で核管理のルーズさも目立ち、小学校の工作の時間に核兵器を作らせ、行使の危機を招きそうになった事例もある。また些細なことで核兵器を使用することもあり、ダイヤモンド鉱山に殺到したネズミを殲滅するため超小型中性子爆弾使用を計画した例もある。
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大量破壊兵器
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/07 09:22 UTC 版)
その威力から戦略的な意味で特別な軍事力として扱われる。特に核兵器の破壊(殺戮)能力は通常の軍事力を凌駕する[要出典]ものの、核戦争を誘発する可能性があるため、運用は制限的なものになる傾向が強く、故に大量破壊兵器は抑止力という概念的な軍事力として考えられている。しかし近年、米国が戦術核兵器の研究を進めており、将来的には新しい大量破壊兵器が登場する可能性もある[要出典]。また、核兵器に限らず、生物兵器、化学兵器も大量破壊兵器の範疇に入る[要出典]。特にこうした生物兵器、化学兵器は製造は核兵器に比べて容易かつ低コスト[要出典]であり、貧者の核兵器と呼ばれることがある。総称としてNBC兵器という言い方をすることもある。
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大量破壊兵器
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/05 05:19 UTC 版)
詳細は「中華民国の大量破壊兵器」を参照 中山科学研究院は蔣介石の命令で冷戦時代に核兵器の開発計画を進めていた。コードネームは「新竹計画」。 1967年、中山科学研究院の核能研究所の指導の下、核兵器開発計画が開始された。国際原子力機関が中華民国が兵器級プルトニウムを製造していた証拠を発見したことを受け、政府は1976年9月、米国の圧力を受けて核兵器計画の解体に合意した。原子炉はすぐに停止され、プルトニウムはほとんどが米国に返還されたが、1987年12月に核能研究所の張憲義副所長が米国に亡命し、証拠となる文書を入手したことで、秘密の計画が発覚した。その後、李登輝総統が正式に核開発の中止を命じた。現在、核兵器開発が進められているという話は出ていない。
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「大量破壊兵器」の例文・使い方・用例・文例
- 兵器の使用に十分な品質の(特に大量破壊兵器において)
- 大量破壊兵器とそれらのミサイル送達系の不拡散に関連したすべての情報機関関係者活動のための焦点として用いられる機関
- 核、化学、生物学的物質で、大量破壊兵器として使用できるもの
- 今年1月,米国のブッシュ大統領はイラクを,イランや朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)とともに,大量破壊兵器の開発を試みているとして強く批判した。
- しかし,進展はほとんどなく,ブッシュ大統領は9月12日の国連総会の演説で,イラクの大量破壊兵器を破棄するよう求めた国連決議が履行されるべきだと強調した。
- 彼は,イラクの大量破壊兵器計画を排除するためには,イラクを攻撃することが必要だったと語った。
- 昨年末に,リビアが大量破壊兵器を破棄すると約束した。
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