弾道ミサイルとは?

Weblio 辞書 > ビジネス > 軍縮不拡散外交用語 > 弾道ミサイルの意味・解説 

だん どうミサイル -だう- [6] 【弾道ミサイル】

ロケット高高度打ち上げ目標落下させるミサイル飛翔(ひしよう)経路が,大砲弾道曲線に近いのでいう。飛翔距離により, ICBMIRBMMRBM などに分類される。弾道弾。 → 巡航(じゆんこう)ミサイル

弾道ミサイル(Ballistic Missiles)

ロケット推進システム大気圏外打ち上げられ、その慣性の力によって大気圏外弾道飛翔することで、最小エネルギー最大飛翔距離を得ることができるミサイル総称。その飛翔距離により、大陸間弾道弾ICBM射程5000 km以上)、中距離弾道弾IRBM射程5005000 km)、短距離弾道ミサイルSRBM射程500 km以下)に分けられる(分類英国国際戦略研究所IISS)編「ミリタリー・バランス」による)。

【弾道ミサイル】(だんどうみさいる)

Ballistic Missile (BM)
宇宙ロケットに近い形状をした長距離ミサイル。またはペイロード爆薬搭載した宇宙ロケット
ロケットエンジン大気圏外上昇極超音速巡航し、大気圏再突入して目標到達する。
現在の技術では巡航中に撃墜する手段確立されておらず、再突入後のごく短時間にしか迎撃できない
反面慣性航法装置(INS)でのみ制御されるため、命中精度極めて劣悪で、核兵器などによる戦略爆撃用途にしか利用できない

弾道ミサイルと宇宙ロケットそれぞれ別々の意図を持って設計されているものの、どちらもモノ大気圏外打ち上げる事が目的なので構造大差はない。
弾道ミサイルに人工衛星搭載して静止軌道乗せる事は十分可能であるし、宇宙ロケット核兵器搭載して狙った場所に墜落させるのも困難ではない。
そのため、弾道ミサイル開発から打ち上げ用ロケット派生することも、逆に学術研究目的ロケットから弾道ミサイルへ派生することも十分可能である。従ってロケット開発は常に政治絡み場合によっては海外から技術供与拒否されることも起こる。
ならず者国家などはしばしば弾道ミサイルの実験について「核兵器実験ではなく宇宙開発事業である」と主張するが、実情定かでない

弾道ミサイルの分類

弾道ミサイルは主に有効射程によって分類され、条約や国によって数字異なるが、おおむね以下のように分類されている。

大陸間弾道ミサイルICBM:Intercontinental Range Ballistic Missile)(射程5,500km~)
主な種類
アメリカMGM-16「アトラス
MGM-25「タイタン
LGM-25「タイタンII
LGM-30「ミニットマンⅠ/II/III」
XMGM-134「ミゼットマン」(開発中止
LGM-118「ピースキーパー
ソビエト/ロシアR-9(SS-8「Sasin」)
R-36「ヴォエヴォーダ」(SS-18サタン」)
R-7SS-6サップウッド」)
R-16SS-7サドラー」)
RT-2(SS-13「サヴェージ」)
RT-21(SS-16「Sinner」)
R-36(SS-9「スカルプ」)
UR-100(SS-11「セーゴ」)
UR-100N(SS-19「スティレット」)
MR UR100(SS-17「スパンカー」)
RT-23「モロデーツ」(SS-24「スカルペル」)
RT-2PM「トーポリ」(SS-25シックル」)
RT-2PM2「トーポリM」(SS-27シックル」)
中国東風5号DF-5、CSS-4)
東風31号(DF-31、CSS-9)
東風41号DF-41、CSS-X-10)
北朝鮮テポドン2号
中距離弾道ミサイル (IRBM:Intermediate Range Ballistic Missile)(射程2,400~5,500km)
主な種類
アメリカPGM-19「ジュピター
PGM-17「ソー
ソ連RSD-10(SS-20)(退役
フランスS-2
S-3/TN-61(退役
パキスタンシャヒーンIII
ガウリIII
イランシャハブIII
インドアグニIII
イスラエルジェリコII
北朝鮮ムスダン
中国東風3号(DF-3、CSS-2
準中距離弾道ミサイル (MRBM:Medium Range Ballistic Missile)(射程800~2400km)
主な種類
北朝鮮ノドン
テポドン1号
中国東風21号DF-21、CSS-5)
東風25号(DF-25
アメリカMGM-31パーシングI/II」
短距離弾道ミサイル (SRBM:Short Range Ballistic Missile)(射程150~800km)
主な種類
ドイツV2ロケット
アメリカMGM-5コーポラル
PGM-11「レッドストーン
MGM-31パーシングI」
MGM-140ATACMS
ロシアR-11
R-17
インドプリットヴィー
イランファテフ110
イラクアル・フセイン
パキスタンシャヒーンI
中国東風11号DF-11、CSS-7)
東風15号(DF-15、CSS-6)
韓国玄武-1/玄武-2A/B
戦場射程弾道ミサイル (BSRBM:Battlefield Short Range Ballistic Missile)(射程~150km)
主な種類
アメリカMGM-18ラクロス
MGM-29サージェント
MGM-52ランス
ソ連/ロシアFROGシリーズ
潜水艦発射弾道ミサイル (SLBM:Submarine Launched Ballistic Missile
潜水艦から発射されるもの。射程関係なし)
主な種類
アメリカUGM-27「ポラリス
UGM-73「ポセイドン
UGM-96/UGM-133「トライデントI/II」
イギリスポラリスA-3TK
トライデントD-5
ソ連/ロシアR-11FM(SS-1B)
R-13(SS-N-4「サーク」)
R-21(SS-N-5「サーク/サーブ」)
R-27「Zyb」(SS-N-6「サーブ」)
R-29「Vysota」(SS-N-8「ソウフライ」)
R-29R(SS-N-18「スティングレイ」)
R-29RM「Shtil」(SS-N-23「スキッフ」)
R-29RMU/3M27「シネーワ」(SS-N-23)
R-29RMU2「ライナー」(SS-N-23)
R-30/3M14「ブラヴァー」(SS-NX-30
R-39リフ」(SS-N-20 Sturgeon
R-39M「バーク」(SS-N-28)
フランスMSBS M1退役
MSBS M2退役
MSBS M20退役
MSBS M4退役
MSBS M45
MSBS M51996年開発中止
MSBS M51
中国巨浪1(JL-1、CSS-N-3)
巨浪2(JL-2、CSS-NX-4)
インドK-15
K-X開発中)
空中発射弾道ミサイルALBM:Air-Launched Ballistic Missile
航空機(主に爆撃機)から発射されるもの。高コストにより開発中止。)
主な種類
アメリカGAM-87/AGM-48「スカイボルト
イギリスブルーストリーク
ブルースチール

弾道ミサイル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/09/23 07:37 UTC 版)

弾道ミサイル(だんどうミサイル、: ballistic missile)は、大気圏の内外を弾道を描いて飛ぶ対地ミサイルのこと。弾道弾とも呼ばれる。弾道ミサイルは最初の数分の間に加速し、その後慣性によって、いわゆる弾道飛行と呼ばれている軌道を通過し、目標に到達する。




  1. ^ 『新版 北朝鮮入門: 金正恩体制の政治・経済・社会・国際関係』、磯崎敦仁、澤田克己
  2. ^ [1]
  3. ^ http://thepage.jp/detail/20150804-00000009-wordleaf?page=1
  4. ^ 統合打撃戦闘機、: Joint Strike Fighter
  5. ^ : transporter erector launcher、TEL
  6. ^ a b 富士見市役所秘書広報課公式Twitterアカウントの2017年8月29日12時14分のツイート


「弾道ミサイル」の続きの解説一覧




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

弾道ミサイルに関連した本

辞書ショートカット

カテゴリ一覧

全て

ビジネス

業界用語

コンピュータ

電車

自動車・バイク

工学

建築・不動産

学問

文化

生活

ヘルスケア

趣味

スポーツ

生物

食品

人名

方言

辞書・百科事典

すべての辞書の索引

「弾道ミサイル」の関連用語

弾道ミサイルのお隣キーワード

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   
検索ランキング

画像から探す

増槽

マスターアームスイッチ

潜水艦

ジェットブラストディフレクター

空挺降下

GBU-39

空中給油

デルタ





弾道ミサイルのページの著作権
Weblio 辞書情報提供元は参加元一覧にて確認できます。

  
三省堂三省堂
Copyright (C) 2001-2017 Sanseido Co.,Ltd. All rights reserved.
株式会社 三省堂三省堂 Web Dictionary
外務省外務省
Copyright©: 2017 Ministry of Foreign Affairs of Japan
航空軍事用語辞典++航空軍事用語辞典++
この記事はMASDF 航空軍事用語辞典++の記事を転載しております。
MASDFでは航空及び軍事についての様々なコンテンツをご覧頂けます。
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの弾道ミサイル (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2017 Weblio RSS