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三省堂 大辞林

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ほうしゃ-のう はう― 3 【放射能】

物質から自発的に放射線放出される性質原子核放射性崩壊による。天然存在する物質の放射能を天然放射能といい、人工的に作られた物質の放射能を人工放射能という。
「放射能」に似た言葉



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【放射能】(ほうしゃのう)

放射性物質が放射線を出す性質・能力、もしくはその現象。

一般的な核物質として
物質   半減期(年)   放射能(GBq/g)       用途
U235  7.04x10^8  7.11x10^(-5)    原子炉核燃料
U238  4.47x10^9  1.24x10^(-5)    劣化ウラン
Pu239 2.41x10^4    2.30         高速増殖炉
となる。

例えば、プルトニウムはウランよりも数万倍も放射能が高い。そのため、少量でも危険といわれる。また、放射能が高い物質は半減期も短い傾向になる。
ただ、放射線の項でもあるように「放射能=人体への被害」では必ずしもない。自然の状態ではα線を主に出すため、皮膚に付いた程度では洗い流すだけでよい。問題となるのは、呼吸や食事により体内に摂取してしまった場合である。その場合、プルトニウムの放射性毒性が存分に発揮されることになる。
体内に入ってしまった場合、キレート剤で排出を促す。

一般的に「放射能漏れ」という表現がよく使われるが、これは「性質」や「現象」が漏れるということになるため、誤りである。
正確に言うとすれば「放射性物質漏れ」や「放射線汚染物質漏れ」のようになる。


原子力放射線用語

福井原子力環境監視センター福井原子力環境監視センター

放射能

読み方ほうしゃのう
英語表記radioactivity,activity

放射能には、2つの意味があり、一つには、放射性核種(=放射性物質)がアルファ線ベータ線またはガンマ線等の放射線放出する性質またはその能力をいう。
他の一つは、放射性物質の量を表すもので放射能の強さを意味し、1秒間あたり1個の原子核崩壊するとき放射能が1ベクレルBq)であるという。
この放射能の単位は、1896年にA.H.Becquerelがウラン塩が日光にさらされなくても長時間放射線を出すことを発見し、このベクレルの名前から付けられた。
単位キュリーCi)は、1898年にM.Curieがこの現象Radioactivityという名を付けたことからキュリー夫人の名前にちなんで付けられた。またピッチブレンド研究はじめに発見した核種を、故郷ポーランドにちなんで、ポロニウムと名づけた。


原子力防災基礎用語集

文部科学省文部科学省

放射能

原子核が別の原子核壊れ変化し、アルファ線ベータ線あるいはガンマ線などの放射線を出す性質を放射能という。 放射能をもっている物質放射性物質といい、その量をベクレルBq)で表す。


原子力政策用語集

内閣府原子力委員会内閣府原子力委員会

放射能(Bq)

放射性同位元素壊変して放射線発生する性質単位Bqベクレル)。放射性物質中の原が1秒間に1個の割合壊変するときの放射能を1Bqと定義している。旧単位1 Ciキュリー)= 3.7 x 1010 Bq


生物学用語辞典

JabionJabion

放射能

英訳・(英)同義/類義語:radio-acitivity

放射線を出す能力もしくは放射線存在すること。
「生物学用語辞典」の他の用語
化合物名や化合物に関係する事項:  抗甲状腺物質  抗酸化剤  放出ホルモン  放射能  有機化合物  果糖  染料


ウィキペディア

ウィキペディアウィキペディア

放射能

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/01/27 10:34 UTC 版)

放射能(ほうしゃのう、: radioactivity)とは、原子核が崩壊して放射線を出す能力のことである[1][2]。 放射能の単位はベクレル(記号 Bq)であり、1Bqは1秒間に1個の原子核が崩壊することである。[3]

日本語ではしばしば放射能と放射性物質と放射線とが混同されているが、その意味は明確に異なる。日常会話やマスコミ等において「放射能を浴びる」「放射能に汚染される」などの誤用が一般に定着し常用されている。また、英語では放射性物質のことを radioactive materials と表記するが、標識などにおいて radioactive と略記することが多く、これを放射能と日本語訳してしまい(厳密には放射性と訳さねばならない)、誤用が起きていると考えられる[要出典]。放射能は英語で radioactivity である。


  1. ^ 「放射線と放射能」- 東京電力ホームページ
  2. ^ 市川富士夫 『日本大百科全書』の「放射能」の項目 小学館。
  3. ^ 「放射線と放射能」- 東京電力ホームページ
  4. ^ a b 安斎育郎著 『放射線と放射能』 ナツメ社 2007年2月14日初版発行 ISBN 9784816342554
  5. ^ キュリーは現在でも補助単位として使用されている。放射能研究の当初は標準単位がなくアーネスト・ラザフォードも独自の単位を使用していたが、標準となる単位の必要性を感じていたラザフォード自身が基準委員会の委員長となり、1910年の第一回国際放射線学会にて 1 gのラジウムが持つ放射能を単位とした1キュリー (Ci) が定義された。その後、1974年にSI単位として国際度量衡総会でベクレルを採択し1975年から国際標準として用いられている。日本においては法改正がなされた1989年からベクレルが公式使用されている。
  6. ^ 放射線の確定的影響と確率的影響(原子力百科事典 ATOMICA)
  7. ^ 名越 2011 p.37
  8. ^ 矢ヶ崎 2010 p.97
  9. ^ 日刊薬業WEB「日本メジフィジックス 放射性セシウム体内除去剤を無償提供」(2011年3月14日)
  10. ^ 藤田道郎、織間博光、井谷恭子、栗田憲枝、金子真未、高村みさと、長谷川大輔、谷口明子。島田健太郎 (2000). “協和アガリクス茸粉末(Agaricus Blazei Murill Powder)単独または協和アガリクス茸粉末(Kyowa Agaricus Blazei Murill Powder)+サメ軟骨粉末(Powdered shark cartilage)混合粉末経口投与時の犬の免疫系に及ぼす効果について”. 小動物臨床 19 (4). 別冊
  11. ^ 厚生労働省「放射能暫定限度を超える輸入食品の発見について(第34報)」(2001年11月8日)


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