光源とは? わかりやすく解説

こう‐げん〔クワウ‐〕【光源】

読み方:こうげん

光を出すもと。太陽電球


照明用電球(光源)

現在テレビや映画写真分野使用されている人工光源のこと。発光方法には、白熱発光放射発光2種類大別されるが、効率形状演色性使用目的にあわせ、各種の光源が開発され使用されている。代表的なもの下記ランプがある。

白熱発光温度放射型)ランプ

アイランプ EYE lamp
バブル内面アルミニウム真空蒸着して反射鏡としたランプ岩崎電気登録商標通称となった正式にリフレクタランプレフ球)。屋内外の投光照明用、写真撮影用、赤外線乾燥用等の種類がある。

シールド ビーム ランプseald beam lamp
型押しガラス製の前面レンズ反射鏡作られ密封されバルブ内に直接フィラメントハロゲンランプ組み込んだ電球バルブ内にはランプ寿命を延ばすために不活性ガス封入してある。

高精度配光性能簡単なホルダー器具使用できるため、舞台スタジオ等のスポットライトイベント等移動スポット光源に適している。

参考白熱電球タイプではアルゴンガスと窒素ガス、ハロゲンタイプでは窒素ガス封入してある。

ハロゲン ランプhalogen lamp
電球フィラメントタングステン)を加熱して光を発する構造一般電球と同じであるが、ハロゲン電球では、封入されハロゲン元素ヨウ素臭素など)の働き「ハロゲンサイクル」により蒸発したタングステンハロゲン原子結合しタングステンバルブ付着するのを防止する構造電球コンパクト高効率・高色温度長寿命で、しかも使用中明るさ色温度変化ほとんどない

放電発光ルミネセンス)型ランプ
HID ランプHigh Intensity Discharge Lamp
タルハライドランプ、高圧ナトリウムランプ水銀ランプ総称特徴として発光部小さくて輝度が高いこと、光束大きく効率の高いこと。

HMI ランプHydrargyrum Medium length arc Iodide additives
オスラム社(独)の商品名メタル ハライド ランプ仲間である。希土類系のアルゴンガスと水銀ガス発光利用したランプである。特徴として寿命比較的短いが、高効率演色性色の再現性)に優れているため(5700k)、舞台など演出照明使用されている。   

メタル ハライド ランプmetal halide lamp
各種希土類ハロゲン化物メタルハライド)と水銀発光利用したランプ特徴として高演色高効率長寿命

キセノンランプxenon lamp
キセノンガスの放電発光利用したランプ大光量で連続したスペクトラム有し太陽光に一番近く疑似太陽、色評価用などに使用されている。

短所として寿命が短い、紫外線赤外線放出が多い。

映画館での映写機使用されている。

光源

読み方こうげん

写真撮影に一番大事なものは光。その光を発するみなもとは、多く場合太陽光であるが、室内撮影場合白熱灯蛍光灯、あるいはストロボなどを撮影のための光源とすることもある。月の明かり利用し長時間露光撮影するということも可能である。

光源

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/28 06:20 UTC 版)

光源(こうげん)は、自らを発する発光体[1]。ただし、広義には他から光を受けた反射や屈折等により光を放つ物体も光源に含む[1]


  1. ^ a b c d e f g h 福島信之助、藤澤信『科学写真便覧総説・準備編・操作編』田治米亮造執筆部分、丸善、1953年、321頁。 
  2. ^ a b 河本康太郎「エジソンは偉かった!? 人工光源の光と陰」『照明学会誌』第80巻第1号、照明学会、1996年、6-11頁、doi:10.2150/jieij1980.80.1_6ISSN 0019-2341NAID 130006764689 
  3. ^ 福島信之助、藤澤信『科学写真便覧総説・準備編・操作編』田治米亮造執筆部分、丸善、1953年、322頁。 


「光源」の続きの解説一覧

光源

出典:『Wiktionary』 (2021/08/13 04:52 UTC 版)

名詞

こうげん

  1. を出す

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