赤外線とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 自然科学 > 光学 > 赤外線 > 赤外線の意味・解説 

せきがい‐せん〔セキグワイ‐〕【赤外線】


赤外線(Infrared Rays)

可視光より波長長い光。

波長 0.78~3μm 近赤外光
赤外線 3~30μm 赤外光
赤外線 30μm~1mm 遠赤外光
赤外線 [1mm~ マイクロ波

赤外線


【赤外線】(せきがいせん)

電磁波一種
熱を発生するものからは必ず放射され波長長く目に見えない
また、物体吸収される分子原子運動エネルギー与え輻射熱発生させる
そのため、「熱線」という別名もある。

太陽光プリズム分解したときに出る、虹の赤色の外にある事から赤外線と呼ばれる


赤外線

赤よりも長い波長を持つ光。

赤外線


赤外線

英訳・(英)同義/類義語:infrared radiation, infrared ray

可視光よりも波長長い領域電磁波分子構造分析などにも利用される

赤外線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/26 14:48 UTC 版)

赤外線(せきがいせん)は、可視光線の赤色より波長が長く(周波数が低い)、電波より波長の短い電磁波のことである。ヒトの目では見ることができないである。英語では infrared といい、「赤より下にある」「赤より低い」を意味する(infra は「下」を意味する接頭辞)。分光学などの分野ではIRとも略称される。なお、可視光線の紫色より波長が短い電磁波は紫外線と呼ばれる。


  1. ^ a b c 赤外線”. 天文学辞典. 日本天文学会 (2023年2月9日). 2023年4月1日閲覧。
  2. ^ 赤外線の話 - 図5 膜厚が異なる水膜の赤外吸収スペクトル
  3. ^ 社団法人遠赤外線協会「遠赤外線とは?・遠赤外線技術」
  4. ^ 日本生体医工学会監修「MEの基礎知識と安全管理 改訂第5版」p51
  5. ^ 「太陽系探検ガイド エクストリームな50の場所」p83-84 デイヴィッド・ベイカー、トッド・ラトクリフ著 渡部潤一監訳 後藤真理子訳 朝倉書店 2012年10月10日初版第1刷
  6. ^ 「宇宙観5000年史 人類は宇宙をどうみてきたか」p133 中村士・岡村定矩 東京大学出版会 2011年12月26日初版
  7. ^ 「宇宙観5000年史 人類は宇宙をどうみてきたか」p133-134 中村士・岡村定矩 東京大学出版会 2011年12月26日初版
  8. ^ 光成形、マイクロ波成形のしくみ、ディーメック
  9. ^ 35年前の初代G-SHOCKが新品相当に復活。“光成形”レストアサービス、Impress Watch、2018年10月31日、同年11月25日閲覧
  10. ^ マイクロソフト Enterprise Web「IT先進企業 日立製作所」[リンク切れ]
  11. ^ 近赤外線トポグラフィによる脳機能計測 (PDF) (一例)[リンク切れ]
  12. ^ 実用化が進む生体認証技術 (PDF) - 静脈認証技術とその適用事例(沖電気)
  13. ^ 人間にもスーパービジョンが!?不可視とされていたはずの赤外線が特定の条件下で見えることが判明(米研究)”. カラパイア (2014年12月6日). 2020年11月21日閲覧。


「赤外線」の続きの解説一覧

赤外線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 22:17 UTC 版)

僕のヒーローアカデミア」の記事における「赤外線」の解説

赤外線で感じ取る“個性”。“オール・フォー・ワン”は5年前のオールマイトとの戦いの後遺症で盲目となっていたため、他者衣類の布ずれの音や周囲空気振動相手動き感知し、この“個性”相手感情空間把握補助行い周囲の状況確認していた。

※この「赤外線」の解説は、「僕のヒーローアカデミア」の解説の一部です。
「赤外線」を含む「僕のヒーローアカデミア」の記事については、「僕のヒーローアカデミア」の概要を参照ください。


赤外線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 04:01 UTC 版)

いて座A*」の記事における「赤外線」の解説

赤外線では主に、いて座A*周囲存在する恒星や、高温ガス雲観測が行われている。特に、1992年から続く、恒星運動速度と、いて座A*との位置関係測定によって、いて座A*質量見積もられいて座A*超大質量ブラックホールである証拠蓄積されている(詳細は、中心ブラックホール節を参照)。 2004年いて座A*からおよそ3光年の距離を公転する天体GCIRS 13E中に中間質量ブラックホール候補発見された。GCIRS 13E7つ恒星からなる星団で、その中に太陽の1,300倍の質量を持つブラックホールがあると予想されている。GCIRS 13E存在は、超大質量ブラックホール周辺ブラックホール恒星吸収することで、ここまで質量成長したという仮説の裏付けとなる可能性がある。 また、近赤外線超大質量ブラックホール本体付近発生した爆発現象観測されている。2008年VLTによる観測で、いて座A*からの近赤外線放射急激に増大したことが発表された。サブミリ波との同時観測から、この増光現象は、ブラックホール向かって降着しつつあるガス塊が引き伸ばされ崩壊し加熱したことによる放射推測されている。

※この「赤外線」の解説は、「いて座A*」の解説の一部です。
「赤外線」を含む「いて座A*」の記事については、「いて座A*」の概要を参照ください。


赤外線(IR)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 07:36 UTC 版)

ビーコン」の記事における「赤外線(IR)」の解説

赤外線ビーコンIRビーコン)は赤外線を利用した無線標識技術1つ対象変調された赤外線を発信することで容易かつ確実に特定することができる反面発信器受信機の間に赤外線を遮断する障害物がないことが不可欠である。ストロボライトなど敵味方識別装置CID)などの軍事的使用だけでなく、ロボット工学などでも、さまざまな赤外線ビーコン技術使われる日本では赤外線ビーコン新交通管理システムUTMS)のキーインフラでもある。指向性の高い赤外線通信技術基づいており、赤外線ビーコン搭載した走行する車両との双方向通信を行うことにより正確に車両検出しさまざまな交通情報提供する能力有する

※この「赤外線(IR)」の解説は、「ビーコン」の解説の一部です。
「赤外線(IR)」を含む「ビーコン」の記事については、「ビーコン」の概要を参照ください。


赤外線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 18:42 UTC 版)

宇宙望遠鏡の一覧」の記事における「赤外線」の解説

赤外線天文学」を参照 赤外線は可視光線よりもエネルギー低く、冷たい物体からも放出される。そのため褐色矮星星雲赤方偏移している銀河などの観測向いている。 ハーシェル宇宙望遠鏡イラスト IRASイラスト ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡イラスト ナンシー・グレース・ローマン宇宙望遠鏡イラスト 名称管轄機関打上停止位置出典あかり(ASTRO-F) JAXA 2006年2月21日 2011年11月24日 eo00586.47地球軌道 (586.47–610.44 km) ハーシェル宇宙望遠鏡 ESA & NASA 2009年5月14日 2013年6月17日 太陽 - 地球L2 IRAS NASA 1983年1月25日 1983年11月21日 eo00889地球軌道 (889–903 km) 赤外線宇宙天文台 (ISO) ESA 1995年11月17日 1998年5月16日 eo01000地球軌道 (1000–70500 km) IRTS(SFU搭載) ISAS & NASDA 1995年3月18日 1995年4月25日 eo00486地球軌道 (486 km) ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST) NASA GSFC 2021年12月25日太陽 - 地球L2 ナンシー・グレース・ローマン宇宙望遠鏡 (旧称WFIRST, 広視野近赤外線サーベイ宇宙望遠鏡) NASA GSFC 2025年予定 太陽 - 地球L2 MSX (Midcourse Space Experiment)(注:赤外線天体観測目的ではなく弾道ミサイル検知実験衛星) USN 1996年4月24日 1997年2月26日 eo00900地球軌道 (900 km) スピッツァー宇宙望遠鏡 NASA, Caltech 2003年8月25日 2020年1月31日 so0.98Solar orbit (0.98–1.02 AU) SWAS (宇宙サブミリ波観測衛星) NASA, CFA 1998年12月6日 2005年9月1日 eo00638地球軌道 (638–651 km) WIRE (広域赤外線探索機) NASA 1999年3月5日 トラブルのため観測失敗し2000年9月30日停止 2003年再起動し、新た星震学ミッション2006年10月23日まで運用WISE (広域赤外線探査衛星)→NEOWISE NASA, Caltech 2009年12月14日 2010年9月冷却材枯渇NEOWISE計画変更 eo00500地球軌道 (500 km) LUVOIR (⼤型紫外可視近⾚外線宇宙望遠鏡) NASA GSFC 2039年 — — オリジンズ宇宙望遠鏡 (Origins Space Telescope, OST) NASA GSFC 2035年 — — SPICA (Space Infrared Telescope for Cosmology and Astrophysics) JAXA, ESA 計画中止 — — ダーウィン ESA 計画中止 — — 暗黒エネルギー宇宙望遠鏡(Destiny) NASA & DOE 計画中止 — — Terrestrial Planet Finder NASA 計画中止 — —

※この「赤外線」の解説は、「宇宙望遠鏡の一覧」の解説の一部です。
「赤外線」を含む「宇宙望遠鏡の一覧」の記事については、「宇宙望遠鏡の一覧」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「赤外線」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

赤外線

出典:『Wiktionary』 (2021/12/09 23:03 UTC 版)

この単語漢字
せき
第一学年
がい
第二学年
せん
第二学年
漢音 音読み

語源

白色光が虹のように分光されたとき、赤の外側ある光という意味。

発音

名詞

(せきがいせん)

  1. (物理学) 可視光線よりも波長長く電波よりも波長が短い電磁波。目には見えない。赤外線の中で波長の短いものを近赤外線長いものを遠赤外線という。リモコン自動ドアセンサー近赤外線使い電気ストーブ加熱や赤外線体温計測定対象には遠赤外線用いる。

熟語

関連語

翻訳


「赤外線」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



赤外線と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「赤外線」の関連用語

赤外線のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



赤外線のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
住友電工デバイス・イノベーション株式会社住友電工デバイス・イノベーション株式会社
(C) 2024 Sumitomo Electric Industries, Ltd.
IT用語辞典バイナリIT用語辞典バイナリ
Copyright © 2005-2024 Weblio 辞書 IT用語辞典バイナリさくいん。 この記事は、IT用語辞典バイナリ赤外線の記事を利用しております。
航空軍事用語辞典++航空軍事用語辞典++
この記事はMASDF 航空軍事用語辞典++の記事を転載しております。
MASDFでは航空及び軍事についての様々なコンテンツをご覧頂けます。
大光電機大光電機
Copylight 2024.DAIKO ELECTRIC CO.,LTD.All rights reserved.
日本惑星協会日本惑星協会
All rights reserved. The Planetary Society of Japan 2024.
JabionJabion
Copyright (C) 2024 NII,NIG,TUS. All Rights Reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの赤外線 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの僕のヒーローアカデミア (改訂履歴)、いて座A* (改訂履歴)、ビーコン (改訂履歴)、宇宙望遠鏡の一覧 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA) and/or GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblioに掲載されている「Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)」の記事は、Wiktionaryの赤外線 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA)もしくはGNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS