三省堂 大辞林 |
とどま・る 3 【▽止まる/▽留まる/▽停まる】
(1)人が、移動せずにその場所にいる。
「戦争中も東京に―・っていた」「家族が帰国した後も―・って勉強を続けた」
(2)物事が先に進まない。とまる。
「―・るところを知らない物価の上昇」
(3)ある範囲を出ない。
「初日は顔合わせに―・った」「被害は一人や二人に―・らない」
(4)その状態・地位のままでいる。
「現職に―・る」「病状の進行は一時―・っている」
(5)やめになる。中止になる。
「営み、いつしかと待つことの、さはりあり、俄かに―・りぬる/枕草子 98」
(6)終わる。とだえる。
「御封などの、―・るべきにもあらぬを/源氏(賢木)」
(7)究極のものとする。
「人の父としては慈に―・り、人の子としては孝に―・るといふ/浄瑠璃・寿の門松」
〔「とどめる」に対する自動詞〕
[可能] とどまれる
とま・る 0 【止(ま)る/留(ま)る/▽停まる】
[一](自動詞)
(1)動いていた人・物などが動かなくなる。停止する。《止・停》
「時計が―・る」「心臓が―・る」「赤信号で―・る」
(2)続いていたものが絶える。継続していた状態が中断する。《止・停》
「痛みが―・る」「鼻血が―・らない」「地震で電気もガスも―・ってしまった」「原料の供給が―・る」
(3)ある場所に固定されて動かない。《止・留》
「釘が短すぎて板がうまく―・らない」
(4)(鳥・虫などが)何かにつかまって休む。《止・留》
「スズメが電線に―・っている」「トンボが―・る」
(5)見たり聞いたりしたものが強く意識される。《留・止》
「白いセーターの少女が目に―・った」「御心―・るべき故もなき心地して/源氏(空蝉)」
(6)とりやめになる。中止になる。
「月の宴…―・りてさうざうしかりつるに/源氏(鈴虫)」
(7)立ち止まって休む。たたずむ。
「今宵も行き過ぎがてに―・らせ給へるを/源氏(蓬生)」
(8)あとに残る。生き残る。
「今まで―・り侍るがいと憂きを/源氏(桐壺)」
(9)決着がつく。落ち着く。
「ことわりも何も、いづこに―・るべきにか/源氏(若菜上)」
(10)妊娠する。
「誰子ともしれず―・つて、お腹をなやみといふ時/浮世草子・諸艶大鑑 3」
[二](他動詞)
(1)とめる。やめる。
「サラバトアッテ自害ヲ―・ラセラレタ/ロドリゲス」
(2)停止させる。
「野口の溝の水氷滑るを―・る高足駄/浄瑠璃・冥途の飛脚(下)」
〔「とめる」に対する自動詞〕
[可能] とまれる
[慣用] お高く―・御目(おめ)に―/目にも留まらぬ
やま・る 0 【▽止まる】
品詞の分類
「止まる」の用例一覧
帝京大学応援歌 (Wikisource)
のごとく 渾身貢ぐ 時ぞ今 寒風荒ぶ 冬の日も 流汗乾く 夏の日も 鍛えし精鋭の 魂魄は 敵百万を 薙ぎ倒し 勝利に進む 力あり 帝京 帝京 我等 王者の誇りあり 溢れる力 奔流となり 止まるところ われ...
ja.wikisource.org/wiki/帝京大学応援歌
香淳皇后斂葬の儀・葬場殿の儀の御誄 (Wikisource)
殯宮におまつり申し上げること四十日、ここに斂葬の日を迎え、葬列をととのえ、昭和天皇のお側にお送り申し上げます。 お慈しみの下にあった去りし日々を思い、寂寥は深く、追慕の念は止まるところを知りません。 誠に...
ja.wikisource.org/wiki/香淳皇后斂葬の儀・葬場殿の儀の御誄
北大路魯山人 梅にうぐいす (青空文庫)
しはかまわず続ける。 「梅にうぐいすということは、言葉の語呂のよさでもなく、絵描きの都合上そうなったのでもない。やはり、うぐいす自身の自由な意志で、梅の木に止まるのですよ。それを見た絵描きが、いつもうぐいすが梅に止まる...
www.aozora.gr.jp/cards/001403/files/49960_37760.html
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- 冷たい校舎の時は止まる(下) (講談社文庫) 辻村 深月 講談社
- 冷たい校舎の時は止まる(上) (講談社文庫) 辻村 深月 講談社
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