学問 分類

学問

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/01 10:15 UTC 版)

分類

人文学

内容と場合によっては人文科学とも呼称する。上記の分類以外に、大学の文学部で行っている学問を指す解釈もある。

社会科学

下記の小分類の幾つかは、人文科学に含める場合も有る。最も大まかな分類では、社会科学全体が人文科学に含まれる。

統治系
経済系
一般系
教育系

この分類以外に、大学の法学部、経済学部、教育学部などで行っている学問を指す解釈もある。

自然科学

基本的には、大学の理学部で行っている学問を指す。 基礎科学も、自然科学と同等に扱われる場合が多い。

形式科学

自然科学や社会科学との境界が曖昧なものもある。

  • 数学(自然科学とすることもある)
  • 計算機科学(応用科学とすることもある)

応用科学

ラファエロ・サンティアテナイの学堂」1510-11 フレスコ 左の天を指すのがプラトン(虚学の象徴)であり、右の大地を指さすのがアリストテレス(実学の象徴)である[要出典]

応用科学(実学、英:art、希:τεχνη)とは、基本的に、医学部、薬学部、歯学部、工学部、農学部で行っている学問を指すことが多いが、人文科学や社会科学の応用分野についても応用科学とされることもある。実学はその時代の文明や人間活動の役に立つと同時に、基礎科学分野にも影響を与え(例えばモルの研究は蒸気機関発明後になされている)、かつ後世にも多くの普遍的な知識・技術を与えるものである。

総合科学・学際分野

学際分野とは、複数の小分類の学問を組み合わせたり、目的別によるテーマ(例えば環境問題)ごとに複数分野の学問の観点からアプローチする新分野の学問のことである。また、このような学際分野が体系性を持った科学であることを強調するときに、「総合科学」の語が用いられることもある。

各大学では学際分野の学問を指向することもあり、総合科学のほかにも総合人間学などの多様な呼称があり、独自の名称で呼ばれていることもあり、世間への認知は広がりつつある段階である。また、学際的な大学の新組織も、各々の教員は、小分類の学会などでも活動を行っており、新学問を指向した教育研究組織のほとんどは、各教員が有する学位の専攻分野などは異なっている。


注釈

  1. ^ 研究者はresearcherの訳語でもある。なお、researcherのほかの訳語としては、調査員などがある。

出典

  1. ^ a b c d e f g h i 「研究社 新和英中辞典での「学問」の英訳」
  2. ^ a b c 広辞苑第六版「学問」"
  3. ^ a b c d e f 『精選版 日本国語大辞典』「学術
  4. ^ a b 『デジタル大辞泉』「学問」
  5. ^ a b c d 『デジタル大辞泉』「学術
  6. ^ a b 『デジタル大辞泉』「科学」
  7. ^ 『世界大百科事典 第2版』「かがく【科学 science】」”. Kotobank. 2022年6月5日閲覧。 “「かがく【科学 science】」 科学とは今日通常は自然科学を指す。人文科学,社会科学という呼び方もある。”
  8. ^ 『英辞郎』「science」”. 英辞郎 on the WEB. 2022年6月5日閲覧。 “「science」 1.〔自然現象を研究する〕自然科学  2. 〔特定の学問分野の〕科学”
  9. ^ 山崎 2021, p. 技術.
  10. ^ 加藤 2021, p. ギリシア哲学/用語.
  11. ^ プラトン 2022, p. 31.
  12. ^ プラトン 2022, p. 34.
  13. ^ アリストテレス 2016, p. 52.
  14. ^ 樋笠 2021, p. テクネー.
  15. ^ アリストテレス 2015, p. 73.


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