かんり‐ず〔クワンリヅ〕【管理図】
管理図
【英】control chart
管理図とは、品質や製造工程の管理に利用するグラフ表現のひとつで、製品の大きさや質量などのデータを毎回記録することで標準から外れた異常な製品を見出すグラフのことである。QC7つ道具のひとつに数えられている。
統計的に導かれた情報管理限界線と下方管理限界線のふたつの値の間に、製品が収まっていない場合には、その製品の品質に異状があると考えられる。また、全体的に中心線より上方・下方に偏っている場合には、製造工程に問題があるとも考えられる。
管理図
工程が安定しているかどうかを時系列的にデータをとり、その動きが許容の限界を超えないように管理するために使われるグラフ。ヒストグラムや散布図などでは、データのバラツキ具合を見ることができるが、データが時間的にどのような変化をしているかを知ることは困難である。この管理図からデータの動きをみて、あらかじめ限界を超えないような対策(傾向管理)を打つことが可能である。よく使用される管理図には、計量値によるものとして、平均値と範囲管理図、平均値管理図、計数値によるものとして、不良個数管理図などがある。
管理図
管理図
(control chart から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/11 11:04 UTC 版)
管理図(かんりず、英: control chart[1])とは、 生産管理において、品質や製造工程が安定な状況で管理されている状態にあるかどうかを判定するために使用するグラフ。時間ごとの状態をグラフ上に配置し、従来までの傾向と異なるデータや管理限界線を逸脱したデータの有無から異常の発生を判定する。管理図は、シューハート管理図 (JIS Z 9020-2[2]) や累積和管理図 (JIS Z 9020-4[3]) などに分類される。
- ^ 文部省、土木学会編 『学術用語集 土木工学編』(増訂版)土木学会、1991年。ISBN 4-8106-0073-4 。
- ^ a b “JIS Z 9020-2:2016 (管理図―第2部:シューハート管理図)”. kikakurui.com. 2017年10月21日閲覧。
- ^ “JIS Z 9020-4:2018 (管理図―第4部:累積和管理図)”. kikakurui.com. 2022年12月11日閲覧。
- ^ “累積和管理図とは(工程分析)”. 株式会社日本科学技術研修所. 2022年12月11日閲覧。
- 1 管理図とは
- 2 管理図の概要
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