ppt
「ppt」とは・「ppt」の意味
PPTとは、パソコン関連だと「PowerPoint(パワーポイント)」、美容関連だと「ポリペプチド」、化学や検査関連だと「Parts Per Trillion(パーツ・パー・トリリオン)」などと、複数の解釈が可能な略称である。【パソコン用語としてのPPT】
(1)パソコン用語でPPTとは
Microsoft(マイクロソフト)社が開発したMicrosoft Office(マイクロソフトオフィス)の中のひとつである「PowerPoint」というプレゼンテーション用ソフトのことを指し、「PPT」を「ピー・ピー・ティー」または「パワーポイント」と読む。Microsoft Officeには、PowerPointの他にもWord(ワード)、Excel(エクセル)、Outlook(アウトルック)、Access(アクセス)、Publisher(パブリッシャー)、OneDrive(ワン・ドライブ)、OneNote(ワン・ノート)Editor(エディター)、MicrosoftTeams(マイクロソフト・チームス)、Exchange(エクスチェンジ)、SharePoint(シェア・ポイント)がある。これらの製品を利用するためには、Officeが搭載されたモデルのパソコンを購入するか、パソコンにOffice製品をインストールする必要がある。なお、「パワーポイント」を省略して「パワポ」と呼ばれることがある。
(2)PPTの機能
パワーポイントは、プレゼンテーション用ソフトであるため、プレゼンテーションの作成や企画書の作成といった作業に適した機能を有する。具体的な機能の一例は、以下のような機能である。
・スライドショーの作成(クリックやキーボードでページ送りすることも、時間設定で自動的にページ送りすることもできる)
・アニメーションの設定(テキストや画像を動かすなどして視覚的な効果を付与することができる)
・エクセルで作成した図表やグラフの貼り付け(同じOffice製のエクセルとは互換性があるため、貼り付けた図表やグラフの書式などを編集することもできる)
・動画や音声の埋め込み(動画ファイルや音声ファイルをスライド上に埋め込んで、スライド上で再生することができる)
・共同編集(1つのファイルを複数人で同時に編集することができる)
・ノート機能(プレゼンテーションで話す内容などをメモしておくことができる機能で、スライドショーにした時にパソコン上でのみ表示されるように設定できる)
・アイコン機能(イラストや写真、アイコンといったフリー素材を入手することができる)
・テンプレート(作成したい資料の種類や内容に合わせた雛形を利用できる)
この他にも、多彩な機能を備えている。これらの機能を使うことで、視覚的に情報を訴えかけることができる、文字情報よりも簡潔明瞭に情報を伝えやすいなどの効果が期待できる。
(3)PPTの拡張子
拡張子とは、ファイルの形式を表している文字列であり、ファイル名の末尾に付与されている。パワーポイントの場合、拡張子は「ppt」または「pptx」になっている。「ppt」は「PowerPoint 2007」まで使われていた拡張子で、「PowerPoint 2007」以降は「pptx」が標準の拡張子となっている。「pptx」のうち「ppt」の部分はパワーポイントを意味し、「x」は「XML」を意味している。「XML」とは、「Extensible Markup Language(エクステンシブル・マークアップ・ランゲージ)」の略称であり、「拡張可能なマークアップ言語」のことである。拡張子が「ppt」のファイルはバイナリファイル形式で保存されるが、「pptx」はXML形式で保存される。後継の「pptx」は「ppt」をサポートしているが、従来の「ppt」では「pptx」を正常に開けない。また、Officeに対応していないパソコンでもパワーポイントは開くことができないため、正常にファイルを開きたいときは、ファイル変換ソフトを使う必要がある。
【美容成分としての用語のPPT】
(1)美容成分としてのPPTとは
「Polypeptide(ポリペプチド)」の略称で、「タンパク質加水分解物」のことである。タンパク質加水分解物は、髪に優しい成分として知られており、美髪を謳ったPPTを配合したシャンプーやトリートメントなどが販売されている。タンパク質加水分解物は、アミノ酸がペプチド結合していること、加水分解物であるため水に溶けやすいことなどの特性をもっている。
(2)美容成分としてのPPTの効果
PPTは、髪の補修効果が期待されている成分である。髪の主成分はタンパク質であり、PPTもタンパク質を構成しているアミノ酸の一種である。PPTは、タンパク質が分解されている(タンパク質よりも小さい形態をとっている)ため、毛髪にダメージホールが空いていたり、毛髪のキューティクルが傷んでいたりする場合に、髪を補修するのに有効な成分である。また、水に溶けやすい性質をもっていることから、シャンプーやコンディショナーに配合しやすく、毛髪ケアの成分として使いやすいこともメリットである。傷んだ毛髪は自然と修復されることがないため、PPTは髪のケアに欠かせない成分となっている。
(3)PPTの特性を生かした製品
PPTを配合したトリートメントは、髪のケア成分として使用されるPPTの特性を生かした製品として有名である。そのため、美容院やヘアサロンでパーマをかける時やカラーやブリーチをするときなど、髪が傷む場面では頻繁に使用されている。パーマは、髪の毛に含まれるアミノ酸を一度分解することでかけているため、髪が傷む原因となっている。また、熱処理をするためキューティクルが剥がれる原因ともなっている。カラーやブリーチは、カラー剤やブリーチ剤を髪に染み込ませるための薬剤を使用するが、これがキューティクルを剥がす原因になっている。これらのような髪が傷みやすい場面では、髪質の改善を目的としてPPTを配合したトリートメントがよく用いられる。
【化学用語や検査等における用語としてのPPT】
(1)化学用語や検査等におけるPPTとは
化学分野や食品の検査、公害問題等において使用される「ppt」は、1兆分の1を表す単位を意味している。「ppt」と似た単位として「ppc」、「ppm」、「ppb」がある。「ppc」は、「parts per cent (パーツ・パー・セント)」で、100分の1という割合を表す単位割合であり、「%(パーセント)」という記号で表されることが多い。「ppm」は、「parts per million(パーツ・パー・ミリオン)」で、100万分の1という割合を表す単位である。「ppb」は、「parts per billion(パーツ・パー・ビリオン)」で、10億分の1という割合を表す単位である。
(2)化学用語や検査等におけるpptの使用場面と%換算
「ppt」を使用する場面として、数値が非常に小さくなる場合が挙げられる。どれくらい小さい数値を表しているか、食塩水の濃度を例にとると以下のようになる。
1ppc・・・1Lの水に対して、食塩10g(1%)
1ppm・・・1Lの水に対して、食塩0.001g(0.0001%)
1ppb・・・1Lの水に対して、食塩0.000001g(0.0000001%)
1ppt・・・1Lの水に対して、食塩0.000000001g(0.0000000001%)
このように、日常生活でよく使われている%表記にすると数が小さくなりすぎてしまうため、数値が非常に小さい場合は「parts per (パーツパー)表記」を用いて整数表記にすることがある。このように小さな数値を扱う分野としては、化学、食品、環境、製薬などの分野が挙げられる。
【医療用語としてのPPT】
(1)医療用語としてのPPTとは
医療分野でもPPTという略称が使われることがあるが、あまり一般的ではない。
①pediatric physical therapy(小児理学療法)
小児理学療法士を指す場合もある。また、PT(理学療法/理学療法士)と表される場合もある。小児理学療法とは、小児を専門対象として、身体機能の回復を目的として行われる治療法である。患者の状態に合わせて、「起き上がる」「立つ」「歩く」などの機能の回復や維持を目的としたリハビリが行われる。治療には、運動をすることの他に、電気刺激を与えたり、光線を照射したりするなどの治療法がある。
②pineal parenchymal tumors(松果体実質腫瘍)
pineal parenchymal tumor of intermediate differentiation(中間型松果体実質腫瘍)を略した「PPTID」とも。グレード1の松果体細胞腫は良性の腫瘍であるため、手術により早期に摘出することが肝要である。松果体細胞腫が進行してグレード2やグレード3の中間型松果体実質腫瘍になると浸潤をしていくため、摘出のリスクや水頭症などの発病のリスクが高まる。グレード4まで進行すると、松果体芽腫となる。
.ppt
4,4′,4′′‐(4‐プロピル‐1H‐ピラゾール‐1,3,5‐トリイル)トリスフェノール
分子式: | C24H22N2O3 |
その他の名称: | 4,4',4''-(4-Propyl-1H-pyrazole-1,3,5-triyl)tris(phenol)、4,4',4''-(4-Propyl-1H-pyrazole-1,3,5-triyl)trisphenol、4-Propyl-1,3,5-tris(4-hydroxyphenyl)-1H-pyrazole、4-プロピル-1,3,5-トリス(4-ヒドロキシ-フェニル)ピラゾール、4-Propyl-1,3,5-tris(4-htdroxy-phenyl)pyrazole、1,3,5-Tris(4-hydroxyphenyl)-4-propyl-1H-pyrazole、プロピルピラゾールトリオール、Propyl pyrazole triol、PPT |
体系名: | 4,4',4''-(4-プロピル-1H-ピラゾール-1,3,5-トリイル)トリス(フェノール)、4,4',4''-(4-プロピル-1H-ピラゾール-1,3,5-トリイル)トリスフェノール、4-プロピル-1,3,5-トリス(4-ヒドロキシフェニル)-1H-ピラゾール、1,3,5-トリス(4-ヒドロキシフェニル)-4-プロピル-1H-ピラゾール |
PPT
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/02/11 18:23 UTC 版)
PPT
- parts per trillion。一兆分のいくらかを表す単位。ppmを参照。
- parts per thousand。千分のいくらかを表す単位。‰。
- Pay Per Transaction。レンタルビデオの流通システムのひとつ。参考→レンタルビデオ
- マイクロソフトのプレゼンテーションソフトのPowerPointで標準として用いられるファイル形式を示す拡張子 (*.ppt) 。
- フランス領ポリネシアにあるパペーテ・タヒチ国際空港のIATA空港コード。
- Pasir Panjang Terminal
- Personal Productivity Tool
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Microsoft PowerPoint
![]() | |
開発元 | マイクロソフト |
---|---|
最新版 |
2024
/ 2024年10月1日 |
プログラミング 言語 | C++ (バック・エンド)[1] |
対応OS |
Windows 10以降 macOS最新3世代[2] |
対応言語 | 日本語・英語など |
サポート状況 | サポート中(開発中) |
種別 | プレゼンテーションソフトウェア |
ライセンス | プロプライエタリ |
公式サイト |
www |
開発元 | マイクロソフト |
---|---|
対応OS | iOS 17以降、iPadOS 17以降、Android |
種別 | プレゼンテーションソフトウェア |
ライセンス | プロプライエタリ |
公式サイト |
App Store Google Play |
提供元 | マイクロソフト |
---|---|
種別 | プレゼンテーションソフトウェア |
ウェブサイト |
powerpoint |
開発元 | マイクロソフト |
---|---|
対応OS | ChromeOS |
種別 | プレゼンテーションソフトウェア |
ライセンス | プロプライエタリ |
公式サイト | Chromeウェブストア |
Microsoft PowerPoint (マイクロソフト パワーポイント)は、マイクロソフトがWindows、macOS、Android、iOS、ChromeOS、ウェブブラウザ向けに開発・販売しているMicrosoft Officeに含まれるプレゼンテーションソフトウェアである。
概要
もともとアメリカ合衆国のForethought社によってMacintosh用のアプリケーションソフトウェア "Presenter" として開発されたものであるが、1987年にPowerPoint 1.0 がリリースされた後、会社ごとマイクロソフトによって買収された[3]。
2016年現在、Windows版、macOS版の基本的インターフェイスは統一されているが、互換性のあるバージョンであっても、いくらかの違いがあり、同じファイルを開いても、特にアニメーションなど含む複雑なスライドほど、異なる挙動結果になることがある。
PowerPointはOffice 2021までのPersonal Editionには含まれないため、市販のPCにプリインストールされていることは稀であったが、プレゼンテーション用ソフトウェアとして普及している。またOffice 2007ではOEM版にPersonal with PowerPointというエディションも登場し、Office 2010以降は代替としてHome and Business(OneNoteも含まれている)のOEMも増えたため、プリインストールされている機種も増えつつはある。Office上位パッケージに含まれているほか単体販売では、使用期限がない代わりにバーションアップがない買い切り版と、使用期限を設けて価格を抑えたパッケージ版がある。
macOS版Microsoft Officeでは、単体での販売はされていないが、すべてのエディションにPowerPointが含まれている。
本来の使い方とは異なるが、大量の図形を組み合わせることで絵を描くことも可能である[4]。
バージョン
- バージョン 1
- Forethougt が1987年にMacintosh向けにリリースしたもの。
- バージョン 2
- Macintosh版は1988年にリリースされ、Windows版はWindows 3.0用で1990年にリリースされた。
- バージョン 3
- Macintosh版は1992年にリリースされ、Windows版はWindows 3.1用にMacintosh版と同じ年にリリースされた。
- バージョン 4
- Windows版の PowerPoint 4.0 は1993年にリリースされ、Macintosh版のPowerPoint 4.0は1994年にリリースされた。
- バージョン 7
- 他のOfficeソフトウェアとバージョン番号が統一されたため、バージョン番号が3繰り上がった。このバージョンはPowerPoint 95としてWindows版のみリリースした。日本語版はこのバージョンから用意された。
- バージョン 8
- Windows版のPowerPoint 97が1997年にリリースされ、Macintosh版のPowerPoint 98は1998年にリリースされた。
- バージョン 9
- Windows版のPowerPoint 2000が1999年にリリースされ、最後のMac OS 9版PowerPoint 2001は2000年にリリースされた。
- PowerPoint 2000では従来アウトライン画面・スライド画面・ノート画面を別々の画面で操作していたものを、一つの画面で操作できるようになったことで、プレゼンテーション制作の生産性を大幅に向上させた。
- バージョン 10
- Windows版のPowerPoint 2002が2001年にリリースされ、初のMac OS X版のPowerPoint Xも同年にリリースされた。
- バージョン 11
- Windows版のPowerPoint 2003が2003年にリリースされ、Mac OS X版のPowerPoint 2004は2004年にリリースされた。
- バージョン 12
- Windows版のPowerPoint 2007が2007年にリリースされ、Mac OS X版のPowerPoint 2008は2008年にリリースされた。
- ファイルフォーマットのOffice Open XML移行によってPowerPointの標準のファイル保存形式が変更され、PowerPoint 97から2003まで使用していた形式からOpenXML Presentation形式に変更された。後にOpenDocument Presentation形式にも対応した。
- 図形や書式に対する基本機能の強化が行われ、以前に比べより多彩で、魅力的なプレゼンテーション作成が可能となった。
- バージョン 14
- Windows版のPowerPoint 2010が2010年にリリースされ、Mac OS X版のPowerPoint 2011も同年にリリースされた。
- 写真やビデオの編集が可能で、背景の削除などの効果を行えるようになった。PowerPoint 2010ではDirectX 9[注釈 1]経由でGPUを用い、ページの切り替えやアニメーション機能などにハードウェアアクセラレーションを利用するようになった[5]。また、ファイルを動画ファイルとして保存することが可能になった。
- バージョン 15
- Windows版のPowerPoint 2013が2013年にリリースされた。
- バージョン 16
- Windows版、OS X版、iOS版のPowerPoint 2016が2015年にリリースされた。
- バージョン2019
- 2018年に法人用、2019年に一般用が販売された。
- バージョン2021
- 2021年に販売された[6]。
- バージョン2024
- 2024年に販売された。
閲覧方法
以前はActiveXを利用したMicrosoft PowerPoint Animationと言う閲覧専用ソフトウェアもあったが、現在は配布を終了している。このソフトウェアは拡張子が .ppz のファイルの再生専用であり、このファイル自体はPowerPoint本体、OpenOffice.org Impress、PowerPoint Viewerで開くことができない。
そのほか、Internet ExplorerでPowerPoint 2002/2003のWebプレゼンテーションを閲覧するためのアドインとして、「Office アニメーション ランタイム」が提供されている[7]。
Windows版のみであるが閲覧用の単独アプリケーションとしてPowerPoint Viewerがマイクロソフトから無償で提供されていた。Microsoft PowerPointで作成されたプレゼンテーションの表示・印刷などに限られる。2018年4月に更新およびダウンロード提供が終了し、Office MobileやOffice Onlineなどへの移行が案内されている[8]。
脚注
注釈
出典
- ^ “C++ in MS Office”. cppcon (July 17, 2014). November 7, 2019時点のオリジナルよりアーカイブ。June 25, 2019閲覧。
- ^ “Office 2024 and Office LTSC 2024 FAQ - Microsoft Support”. support.microsoft.com. 27 January 2025閲覧。
- ^ Beginnings of PowerPoint http://archive.computerhistory.org/resources/access/text/2012/06/102745695-01-acc.pdf
- ^ 株式会社インプレス (2022年2月15日). “サントリー、パワポで作った“加工できるアイドル”「PowerPops」”. PC Watch. 2022年2月15日閲覧。
- ^ ASCII.jp:マルチコアCPUにGPU、64bitにも対応したOffice 2010 (2/3)|ここが変わった! 早わかりOffice 2010特集
- ^ PowerPoint 2021 | Microsoft Docs
- ^ Download PowerPoint 2003 アドイン: Office アニメーション ランタイム from Official Microsoft Download Center
- ^ Office Viewer 製品の提供終了について – Office Support Team Blog JAPAN
関連項目
- プレゼンテーションソフトウェア
- Microsoft Producer for PowerPoint
- Keynote - PowerPointファイルの読み書きができる。
- WPS Office - WPS PresentationというPowerPoint互換ソフトウェアが含まれている。
外部リンク
- PPTのページへのリンク