Decline

実用日本語表現辞典

decline

別表記：デクライン

「decline」の意味・「decline」とは

「decline」は英語の単語で、主に「減少する」「衰える」「下降する」といった意味を持つ。また、他の意味として「辞退する」も存在する。この単語は、名詞としても動詞としても使用することが可能である。例えば、経済の衰退を表す際に「economic decline」や、招待を断る場合に「decline an invitation」といった形で用いる。

「decline」の発音・読み方

「decline」の発音は、IPA表記では/dɪˈklaɪn/となる。IPAのカタカナ読みでは「ディクライン」となる。日本人が発音する際のカタカナ英語の読み方は「デクライン」である。発音によって意味や品詞が変わる単語ではないため、特に注意する点はない。

「decline」の定義を英語で解説

「decline」は、英語で定義すると「to gradually become less, worse, or lower」または「to refuse to accept or do something」である。つまり、徐々に少なくなる、悪化する、または低下する、あるいは何かを受け入れたり、行うことを拒否するという意味を持つ。

「decline」の類語

「decline」の類語としては、「decrease」、「deteriorate」、「refuse」などがある。「decrease」は「減少する」、「deteriorate」は「悪化する」、「refuse」は「拒否する」という意味をそれぞれ持つ。これらの単語は「decline」の持つ意味の一部を表現するため、文脈によって適切に使い分けることが求められる。

「decline」に関連する用語・表現

「decline」に関連する用語や表現としては、「economic decline」（経済の衰退）、「decline an offer」（申し出を断る）、「population decline」（人口減少）などがある。これらの表現は、具体的な事象や行動を「decline」を用いて表現する際によく使われる。

「decline」の例文

1. The company's profits are in decline.（その会社の利益は減少している）
2. He declined the invitation to the party.（彼はパーティーの招待を断った）
3. The city has been in decline for years.（その都市は何年も衰退している）
4. The population of the country is on the decline.（その国の人口は減少している）
5. She declined to comment on the issue.（彼女はその問題についてコメントするのを辞退した）
6. The quality of the product has declined over the years.（その製品の品質は年々低下している）
7. He declined the offer for personal reasons.（彼は個人的な理由でその申し出を断った）
8. The city has seen a decline in tourism.（その都市は観光の減少を経験している）
9. The company declined to release any further details.（その会社は詳細をこれ以上公開することを辞退した）
10. The health of the patient is rapidly declining.（その患者の健康状態は急速に悪化している）

（2023年11月27日更新）

ディクライン

英語：decline

「ディクライン」とは・「ディクライン」の意味

ディクラインは英語で『decline』と書き、直訳すると「断る」や「辞退する」といった意味を持つ言葉である。 同じような意味の言葉として『refuse』があるが、より丁寧な表現として使われるのがこちらの言葉だ。 またディクラインの語源は『de（下に）』＋『clīno（傾く）』から来ているため、以下のような意味で使われることもある。 質や状態、重要性などが「低下する」「減少する」 価値や利益が「下がる」「減少する」 業績などが「悪化する」「衰える」

アメリカンフットボールにおける「ディクライン」とは

アメリカンフットボールにおいて「ディクライン (decline)」は、反則があった場合に反則を受けたチームがその反則を辞退し、受け入れないという意味で使われる。 プレー中に反則があった場合、反則を受けたチームには反則を取るか取らないかを選択する権利が与えられる。 取った場合は反則を与えたチームに〇ヤード罰退などのペナルティが課せられるが、取らない選択をした場合はプレーが成立しペナルティを与えることができない。 勝負ごとにおいて相手側にペナルティが発生するならば当然反則を取った方が有利に思われるが、反則を取らず辞退した方が有利になる場面が存在する。 たとえば、守備側に5ヤード罰退の反則が起きたプレーで考えてみよう。 このとき仮に攻撃側が20ヤードのパスを通していた場合、反則を取ってしまうとこのパスの成功も消えてしまうことになる。 反則を敢えて辞退することで、相手の5ヤードの罰退よりも自チームの20ヤードのパス成功を選択する方が有利な結果になるのである。 NFLでは特にタッチダウンが成立した場合など、反則があっても審判の判断でディクラインとするケースもある。

「ディクライン」を含む用語 ・関連する用語

「ディクラインスケアクロー」とは

「械貶する肆世壊(ディクラインスケアクロー) 」は遊戯王ＯＣＧカードに採用されている魔法カードで以下のような効果を持つ。 『このカード名の②の効果は１ターンに１度しか使用できない。①：自分のフィールド・墓地の「肆世壊＝ライフォビア」１枚を対象として発動できる。そのカードを持ち主の手札に戻す。自分フィールドに「ヴィサス＝スタフロスト」が存在する場合、さらに相手フィールドの表側表示モンスター１体を選んで裏側守備表示にできる。②：フィールドに守備表示モンスターが３体以上存在する場合、墓地のこのカードを除外して発動できる。自分の墓地から「スケアクロー」カード１枚を選んで手札に加える。（引用：械貶する肆世壊 | カード詳細 | 遊戯王 オフィシャルカードゲーム デュエルモンスターズ - カードデータベース (yugioh-card.com)）』 デッキの持久力を飛躍的に高めることが期待できるため、スケアクローデッキに採用されやすい1枚となっている。

「ディクラインベンチプレス」とは

「ディクラインベンチプレス（デクラインベンチプレス）」は大胸筋下部や上腕三頭筋を鍛えるための筋力トレーニングである。 主に大胸筋下部を鍛えるトレーニングのため、胸板を作るうえでは欠かせない種目となっている。 また副次的に上腕三頭筋を鍛えることにも期待ができるので、たくましい腕や引き締まった腕にする効果が見込める。 ディクラインには下に傾くという意味があるように、ディクラインベンチプレスは通常のベンチプレスと比較して斜め下方向にバーベルを上下する動作をおこなう。 身体に角度や傾斜をつけて頭が下になる体勢を作ることで高重量を扱いやすいという特徴が生まれるのである。

「ディクラインプッシュアップ」とは

「ディクラインプッシュアップ（デクラインプッシュアップ）」は胸筋上部を鍛えるための筋力トレーニングである。 大胸筋や上腕三頭筋に強い刺激を与えておこなうプッシュアップトレーニングで、足を高いところにあげて腕立て伏せを行う姿勢をとることから足上げ腕立て伏せと呼ばれることも。 通常の腕立て伏せ（プッシュアップ）と比べて重心が上半身側になるので、トレーニング負荷は高くなり、また斜め上に押し上げる動作となるので大胸筋上部に集中して負荷をかけられるという特徴を持つ。 重心が上半身側にずれることで強い刺激を与えるため、足の高さが高ければ高いほど強い負荷を与えることが可能である。

「ディクラインジェルンエフェクト」とは

「ディクラインジェルンエフェクト」とはオンラインRPG・PSO2NGS（ファンタシースターオンライン2ニュージェネシス）に登場するスキルである。 PSO2NGSではハンターやファイターなど様々なクラスによってアクションパターンや役割、また特殊能力ともいえるスキルが決まっている。 「ディクラインジェルンエフェクト」はバウンサーというクラスが持つスキルのひとつで以下のような効果を持っている。 『フィジカルディクラインとエレメンタルディクラインに、エネミーの攻撃を弱体化する効果を追加する。エネミーに、フィジカル、エレメンタル、両方のディクラインを付与すると、さらに弱体化する。※メインクラス／バウンサー武器専用（引用：【PSO2NGS】バウンサーの特徴とクラススキル、推奨サブクラス｜ゲームエイト (game8.jp)【PSO2NGS】バウンサーの特徴とクラススキル、推奨サブクラス｜ゲームエイト (game8.jp)）』

（2023年2月8日更新）

decline

別表記：ディクライン

「decline」とは、断る・却下する・下落する・減少することを意味する英語表現である。

「decline」とは・「decline」の意味

declineとは、動詞では断る・減少するなどの意味を持ち、名詞では下落・最終局面などの意味を持つ単語である。断るという意味で使用される際は、相手を傷つけないように丁寧に断るというニュアンスを含んでいる。また、クレジットカードの利用時にカード残高が足りない・支払いが滞っているなどの理由で支払いができないこともdeclineと呼ばれる。その他、傾斜という意味もあることから派生して、トレーニングにおいて「傾斜をつけて頭部を低くしたトレーニング」を指すこともある。

「decline」の発音・読み方

decline【dɪklάɪn】は、カタカナ表記すると「ディクライン」となり、ラにアクセントが置かれる。

「decline」の語源・由来

「反対の」「下に」という意味を持つ接頭語の「de」に加えて、「曲げる」という意味を持つ「cline」がセットになった単語である。これらより「下へ傾く」といったイメージから派生し、減少する・断るという意味を持つようになった。

「decline」の覚え方

「反対の」「下に」という意味を持つ接頭語に「曲げる」という意味の言葉がくっついた単語がdeclineである。直訳すると下に曲げる、で下に曲がった折れ線グラフを想像すると覚えやすいだろう。下に曲がっていく折れ線グラフは数値の減少を示しており、declineの意味そのものである。また人の依頼を下に曲げるようなイメージから、断るという意味も想像しやすいと言える。このように、下に曲げるというイメージだとこの単語の意味を覚えやすい。

「decline」と「agree」の違い

declineが断ることを意味するのに対し、「agree」は同意を意味する単語である。反対の意味を持つ単語と言える。

「decline」と「incline」の違い

「incline」は傾向がある・その気にさせるといった意味を持ち、declineと似たような単語の構成だが異なった意味を持つ。「in」は中心に・中にという意味を持つ接頭語であり、「cline」は前述したように「曲げる」「傾ける」という意味を持っている。体の中心である心を傾ける、とのことから人をその気にさせる・傾向があるという意味を持つ。また、相手の話に耳を傾ける・好意的に欲するといった意味もあり、いずれにせよ相手に心を向けるという意味で使用される。

「decline」の対義語

断るという意味でのdeclineの対義語は、「accept」「consent」「receive」などが挙げられる。acceptは受け入れて世話をするといった意味、consentは相手の意見や想いに同意するといった意味を持っている。receiveは受け取って自分のものにするという意味がある。また、下落・減少という意味でのdeclineの対義語は、「increase」「gain」などが挙げられる。increaseは段階的に増加するという意味、gainは獲得したことによって増えるという意味を持つ。

「decline」の類義語

断るという意味でのdeclineの類義語は、「refuse」「reject」などが挙げられる。rejectは上から判断するような強い否定の意味でこの3単語の中で最も強い否定を示し、refuseも拒絶するという意味の強い否定を意味する。declineは丁寧に断るといった意味を持ち、辞退するなどの意味もある。reject、refuse、declineの順に強い否定を表している。また、「turn down」も同様に断るという意味を持ち、良い誘いにも関わらず断るという意味を含むこともある。一方、下落・減少という意味でのdeclineの類義語は、「decrease」「fall」「drop」などが挙げられる。decreaseは数量の減少、fallは数値の落下、dropは大きな減少を意味している。

「decline」を含む英熟語・英語表現

「in decline」とは

「下り坂になって」「衰退の一途をたどって」などの意味がある。「industry in decline」で斜陽産業、「in steep decline」で急降下中といった意味となる。

「decline」の使い方・例文

例1「He declined an offer from AB company.」(訳：彼はAB会社からの誘いを断った。)
例2「My income is declining because of recent recession.」(訳：近頃の不況の影響で私の収入は減少している。)
例3「After that scandal, the popularity of that actor is in decline」(訳：あの不祥事の後、あの俳優の人気は減少の一途をたどっている。)
例4「Her decline of that offer was so shocked to me」(訳：彼女がその誘いを断ったことは私にとってショックだった。)1967

（2023年1月17日更新）