balcony
「balcony」の意味・「balcony」とは
「balcony」は英語で、日本語では「バルコニー」や「ベランダ」と訳される。建物の一部が外部に突き出していて、そこに立つことができる構造を指す。一般的には、居住者が外の風景を楽しんだり、屋外に出ることなく新鮮な空気を取り入れるためのスペースとして利用される。例えば、アパートやホテルの部屋には、この「balcony」が設けられていることが多い。「balcony」の発音・読み方
「balcony」の発音は、IPA表記では /ˈbælkəni/ となる。このIPA表記をカタカナに直すと「バルカニー」となる。日本人が発音するカタカナ英語では「バルコニー」と読むことが一般的である。「balcony」の定義を英語で解説
「balcony」は英語で、"A platform that projects from the wall of a building, and which is enclosed on the outside by a wall or railing, often across the front of a building."と定義される。これは、「建物の壁から突き出したプラットフォームで、外側は壁や手すりで囲まれ、しばしば建物の正面に渡っている」という意味である。「balcony」の類語
「balcony」の類語としては、「terrace」、「patio」、「deck」、「veranda」などがある。これらはいずれも建物に付随する屋外の空間を指す言葉であるが、それぞれ具体的な形状や位置、用途などに違いがある。「balcony」に関連する用語・表現
「balcony」に関連する用語としては、「railing」（手すり）、「balustrade」（欄干）、「parapet」（胸壁）などがある。これらはバルコニーの安全性を確保するための構造物を指す言葉である。「balcony」の例文
1. I often have breakfast on the balcony.（私はよくバルコニーで朝食をとる）2. The balcony offers a stunning view of the city.（バルコニーからは都市の素晴らしい景色が見える）
3. The room has a private balcony.（その部屋にはプライベートバルコニーがある）
4. The balcony is decorated with potted plants.（バルコニーは鉢植えの植物で飾られている）
5. The balcony overlooks the sea.（バルコニーは海を見下ろしている）
6. The balcony is large enough for a small table and chairs.（バルコニーは小さなテーブルと椅子が置けるほど広い）
7. The balcony is accessible from the living room.（バルコニーはリビングルームから出入りできる）
8. The balcony was bathed in the morning sunlight.（バルコニーは朝日に照らされていた）
9. The balcony provides an outdoor space for relaxation.（バルコニーはリラクゼーションのための屋外スペースを提供する）
10. The balcony is a perfect spot for stargazing.（バルコニーは星空を眺めるのに最適な場所である）
バルコニー【balcony】
バルコニー〈balcony〉
バルコニー
(Balcony から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/04/26 10:16 UTC 版)
バルコニー （balcony）は、一般に建物から外部に張り出した手すりつきの開口部。露台（ろだい）ともいう。ベランダとの違いは、庇（ひさし）や軒（のき）がかかっているかどうかによる。
歴史
バルコニーの原始的形態は古代ローマには出現していた[1]。しかし、街路環境の悪化から368年にはバルコニーの設置が規制された[2]。さらに中世になると街路に面する建物は防御的性格をもつようになりバルコニーを含む開口部はほとんど設けられなくなった[1]。中世に失われたバルコニーが再び西欧の住宅に出現するのはルネサンス期といわれている[1]。ただし、イギリスや北欧諸国では近代的な集合住宅が導入されるまでバルコニーは一般的ではなかった[2]。
語源
ラテン語のバルコニーを意味するbalconeはbalco（舞台、観覧席）の派生語といわれている[3]。balcoはランゴバルド語で梁を意味し、劇場のpalco（ボックス席）の語源にもなった[3]。
なお、劇場のバルコニーは、定番の観客席であるが、この名前は今日の慣習では、階下の一般の観客とは別に正装をして催しに臨む人たちの観客席と一体化して使われることが多い。
構造
概ねそのスペースを支える支柱のようなブラケットがついている。伝統的なマルタ風バルコニーは、壁面から張り出した木造のバルコニーである。
下階の屋根部分をバルコニーとして利用する形態をルーフバルコニーという[4]。
日本の建築基準法施行令（建築基準法）では、「100センチメートル以上の幅と110センチメートル以上の手すりを付ける」ことと定められている[5]。
種類
- ベイ・バルコニー型
ベイ・ウインドウと同様、柱間いっぱいに設けるバルコニー。通常、上階で眺望を楽しむためのリビング・バルコニーとして計画され、テーブルと椅子、プランター以外、外部からの景観を害する干し物や物置などは禁止されることが多い。[6]
用途
物干し場や庭としての活用、娯楽スペースなどに利用されることがある。特に高層建築ではその用途に加えて、高さへの不安感の解消と、災害時の避難経路確保の目的から付けられることがある。
往々にして、バルコニーは特別の行事のために特に設置されるということもある。たとえば、ローマのサン・ピエトロ大聖堂での新しい教皇の選出で、コンクラーベの後、教皇の信徒への挨拶のためといったようなケースである。教会の中でも、バルコニーは聖歌隊のために利用されたり、また政府や要人たちの儀礼的な晩餐会などでも、音楽の演奏者やその他のスタッフのためにバルコニーが同様の使われ方をすることもある｡
ギャラリー
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シェイスクピア『ロミオとジュリエット』の舞台となったヴェローナの「ジュリエッタの家」のバルコニー -
マルタ島では伝統的なバルコニーが数多く見られる
脚注
出典
- ^ a b c 熊谷 & 松村 2007, p. 149, 1. 2 研究の目的.
- ^ a b 熊谷 & 松村 2007, p. 149, 1. 1 研究の背景.
- ^ a b 熊谷 & 松村 2007, p. 155, ［注］注3).
- ^ "ら行 - ルーフバルコニー". 不動産用語辞典. ビッグ東京. 2024年3月11日閲覧。
- ^ 建築基準法施行令（昭和二十五年政令第三百三十八号）、（屋上広場等）第百二十六条 - e-Gov法令検索. 2024年3月11日閲覧。
- ^ 戸谷英世・竹山清明『建築物・様式ビジュアルハンドブック』株式会社エクスナレッジ、2009、90頁。
参考文献
- 熊谷亮平、松村秀一「カタルーニャの歴史的都市邸宅ファサードにおける開口部とバルコニーの変遷 近代以前の都市住宅におけるバルコニーに関する研究 その1」（PDF）『日本建築学会計画系論文集』第72巻第618号、日本建築学会、2007年8月、149-155頁、doi:10.3130/aija.72.149_2。
関連項目
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