B.A.B.E.L.本部
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蕾見 不二子(つぼみ ふじこ) 声 - ゆかな 3月24日生まれ。星座は牡羊座。血液型はB型。スリーサイズはB102W56H86。 やたら色気を振り撒く爆乳美女。蕾見男爵家出身のお嬢様であり、バベルの管理官。バベルの発足にも関わっており、局長より立場は上。世界中の政財界人と繋がりを持ち、日本の政界にも少なからぬ影響力がある。政府がバベルに対し理不尽な干渉をしたり強硬な態度をなかなか取れないのは、彼女の守護による所も大きい。 コードネームは「ザ・スリーピング・スノーホワイト(眠れる白雪姫)」。サポートチームへの参加に伴い、特務課のエスパーとしての肩書きも付与された。 実年齢は初登場時推定83歳、現在86歳。兵部同様白髪。名前の由来は藤壺から[要出典]。能力 複合能力者で超度は不明だが、高超度の念動・瞬間移動・接触感応能力を備えている。現時点ではバベルメンバーの中では最強の部類に入り、チルドレン3人を軽くあしらえたり、兵部をもってして「ヤバイ」と言わしめるほど。攻撃力は爆撃機並みにあるが、チルドレンとは違い街中では力をちゃんと加減している。兵部同様に生体コントロールで若い肉体を保っているが、兵部のように天賦の才と能力暴走というアドバンテージを持っていないことから、長期の冬眠による活動時間の制限や、サイコメトリーによる周囲の若者からの細胞スキャンなどを駆使し、兵部と同じ状態を無理矢理保っている(周囲には接触によるエネルギードレイン能力があると偽っており、エネルギー吸収能力の副作用で若返っていると通している)。ただし超能力中枢には兵部以上の負担をかけており、一歩間違えて超能力中枢が停止すれば5分と経たず全身の細胞が崩壊し死に至る運命にある。 性格 我侭で、キス魔。年齢のことを言われるのが嫌いだが、チルドレンが「ばーちゃん」(もしくは「蕾見ばーちゃん」)と呼ぶ際だけは怒らない。チルドレン3人とナオミのファーストキスは彼女に奪われている。皆本と賢木は、よく彼女の餌食にあっている。 超能力中枢に負荷をかけないため、バベルの研究施設で10年間眠りについていたが、予め兵部が再び動き出した時に起こすように指示していた。しかし我侭故に起こすと怒るが、起こさなくても後々怒るという難儀な性格。自分を負かしたパンドラの幹部格に散々な事を言われて対抗意識を燃やす等、短気な一面も目立つ。 メイクに時間がかかり、仲間の救援活動に遅れるなど、上司の立場としての資質にもおおいに問題ある人物である。普段も眠っていることが多い為、彼女をあてにして作戦を立てるのはリスクが高い。 傍若無人かつ下品な天性の女王様気質で、戦時中からろくでもないワガママを繰り返すトラブルメーカー。初対面の時から兵部を苛め倒しており、この事は兵部のトラウマになっている模様(「さぷりめんと」より)。いい男には目がなかったり、行動原理が「愛」と「女のカン」なので、皆本らからは胡散臭がられている。ただし、根拠のない「カン」ではあるが、予知を変える確信を鋭くついている。 かなり大雑把でいい加減ではあるが、いざという時は冷静沈着で判断力等は高く、予知された未来を知り、大局的な見地から未来を変えようと行動している。故に古くから兵部を知る者として、その心情をある程度は理解しつつも「過去に妄執した男」と評して割り切った対応をしている。ただし、ブラックファントムに操られたエスパーに対しては最悪の場合、殺すしかないと考える点では兵部と同じ。 弱点は蛇などの爬虫類である。 過去 伊号や兵部とはかつての同僚だったが、兵部を封印する時には貢献しており、思想的には袂を分かっている。父親はバベルの前身である『大日本帝国陸軍特務超能部隊』に関わっていた。 戦時中は兵部と共に活躍するが、戦いが激しくなるにつれて戦争に疑問を抱くようになっていったらしく、超能力者を兵器として扱う父親に反発心を持っていた(17巻の「さぷりめんと」より)。この頃からイケメンに目が無く、イケメンが相手だと敵味方関係無しに追い掛け回していた。 終戦直前、超能部隊の存在抹消のために普通人から仲間を殺され、兵部同様に殺されかけたが、日本とエスパーの未来のためにそれらを全て水に流し、バベルの設立に尽力した。 未来 紫穂(20歳時)と「ファントム・システム」へと組み込まれたユーリを操るギリアムのアジトに潜入するが、倒された。 桐壺 帝三(きりつぼ たいぞう) 声 - 小杉十郎太 バベルの局長。初登場時53歳、現在55歳。 地位と任務に伴う責任よりも「ザ・チルドレン」に対して過保護なまでの溺愛感情を優先させる困った人。「この子たちは国の宝だ」が口癖で、薫達がやり過ぎて多大な被害が発生しても、ありとあらゆる手段で揉み消している(ただし読み切り版ではチルドレンを叱るなどややしっかりした性格をしている)。チルドレンほどではないにしろ、他のエスパー達への愛情も深い。少々親バカ。 また、過保護であるのは身内に対しても変わらず、結果孫娘は不良化し仕事中に小遣いをねだってくる有様。しかしながら、伊達に局長になったわけではなく、エスパーとノーマルに関する自身の深い考えを披露し、皆本を感心させたこともある。 やや過激な行動が目立つものの、立場が上の人物に対しても言いなりにならず毅然と意見する等、自分の信念を貫いている方でもある。ただ、不二子覚醒後、彼女のわがままな問題行動には頭を悩ませている。なお彼を局長に任命したのも不二子である。 屈強な肉体を誇り、銃器を持ったテロリスト相手に肉弾戦で勝ったこともある上に、国会議事堂の上から生身で地上に落とされても無事に着地するなど、その頑強さは常人の域をはるかに超えている。若かりし頃は美形だった。薫の母であり、大女優の明石秋江のファンであり、彼女の出演作の台詞を暗記して言えるほど。 娘を2人持つ。なお、19歳で結婚した直後に長女が生まれ、娘も18歳で子供を産んだため、既に高校生の孫がいる。 名前の由来及び設定は桐壺帝から[要出典]。 柏木 朧(かしわぎ おぼろ) 声 - 浅野真澄 局長秘書官。階級は一尉。年齢不詳の美女。 ミステリアスな美貌とナイスバディを誇るバベルの才媛。桐壺の暴走を押しとどめる役目を担っており、巨漢の局長を取り押さえられるほどの怪力の持ち主で、アニメ版ではM134を撃ちまくる場面もあった。 皆本とチルドレンの良き理解者であり、女性陣の中では薫から最も信頼されていて(それもあって薫と皆本の喧嘩の仲裁をした。薫の皆本への保護者以上の想いについても把握している模様)、皆本が忙しい時や自分が非番の時には、皆本宅に行って手伝ったりもしている。バベルに反感を持つ他の機関の管理職からの覚えも良く、彼女の淹れるお茶はギスギスした空気も一瞬で和ませてしまう。酒癖が悪く隠れドジっ娘の一面がある他、アニメ版では事あるごとに薫に胸を揉まれていた。 名前の由来は柏木と朧月夜から[要出典]。 Aチーム 局長直属の戦闘部隊。正確な人数は不明だが20名程度はいる模様。隊長はアイパッチをした人物。 厳しい訓練を受けている精鋭達のはずだが、チルドレンのデートや遠足、皆本の見合いの監視などくだらない任務を時々言いつけられることもあるので、全員が転職を考えているが、人数は減ったりはしていないらしい。また不二子や賢木など他の人物が指揮をとることもあり、局長の愚行に反旗を翻したこともあるなど、局長直属とは言ってもその姿勢は結構柔軟である。
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