魔戒騎士
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黄金騎士ガロ(おうごんきしガロ) 銀牙騎士絶狼(ぎんがきしゼロ) 本作品で活躍する主な魔戒騎士。詳細は牙狼-GARO-#魔戒騎士を参照。 白夜騎士打無(びゃくやきしダン) 閑岱に属する魔戒騎士。詳細は牙狼-GARO-スペシャル 白夜の魔獣#魔戒騎士を参照。今作では魔導馬疾風(はやて)が登場する。 雷鳴騎士破狼(らいめいきしバロン) 四十万ワタルが群青の鎧を纏った姿。瞳の色は赤。鎧は各所に刃の意匠が施されている。腹部にある紋章は菱形で、邪悪な人格に操られていた際はアメジストのような輝きを放っていた。魔戒剣は柳葉刀のような大きな反りを持つ幅広の片刃の曲刀である雷鳴剣になる。また、パチンコ版には、魔導馬震月(しんげつ)が登場する。 閃光騎士狼怒(せんこうきしロード) 布道レオが薄紫色の鎧を纏った姿。前方に大きく湾曲した角状の装飾は、狼のそれよりも牛の両角の形状に近く、頭突きにも用いる。片刃の剣に変化した魔戒剣を振るい、蹴りを牽制に両手で剣を持って戦い、剣を構えたままドリルのように突進する離れ業を披露した。また、全編を通してCGでのみ登場している。 鋼(ハガネ) 多賀城信義ら称号を持たない一般の魔戒騎士たちが金、銀、あるいは銅色の鎧を纏った姿。獣のような意匠の兜などデザインが統一されており、鋼牙らの鎧と比べると装飾性が乏しい。牙狼剣とほぼ同型の剣を使用。
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魔戒騎士
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人知れず闇を狩る戦士たちの総称。一子相伝でその家系にある男性にしかなることができず、鎧も基本はその家系ごとで継がれていくが、必ずしもその者がなれるわけではない。 彼らは番犬所と呼ばれる組織の管轄下において、昼間はゲートになるようなオブジェの陰我を浄化・封印、夜間はホラーとの戦いに明け暮れる。とはいえ、日中の活動をしっかり行っておけばホラーが出現することはなく、第1話で指令書が届いた時に鋼牙が「御無沙汰だな」と言ったのはこのため。魔戒騎士は通常でも圧倒的な戦闘能力を誇るが、魔戒剣で頭上に弧を描き、そこから人間界と繋がった魔界から鎧を召還し装着することでホラーを遥かに凌駕する力を行使できる(特殊な結界内などでは召還が不可能な場合もある)。併せて魔戒剣はさらに強力な武器へと変化し、鎧はホラーの軽微な攻撃なら浄化してしまう。魔界での装着時間は無制限だが、人間界での装着では魔界の力を宿す鎧の闇の力を魔戒騎士本人の魔導力で押さえる限界時間が99.9秒なため活動制限が存在する。それを過ぎても装着していると巨大な魔獣のような姿の「心滅獣身」を経て、鎧にその身も魂も喰われてしまう。また、強力なダメージを受けると強制的に解除されてしまう。ホラーは通常の人間の武器では倒せないため、魔戒剣などの武器も鎧もソウルメタルと呼ばれる、一般人にとっては超重量の特殊金属でできている。ソウルメタルは扱う者の心や感情に共鳴する性質を持ち、魔戒騎士は皆これを使いこなせるよう修練を積んでいる。第1期最終話におけるゴンザのように鞘に収まった状態で持ち主が心を許していれば持ち上げることができる場合もある。鎧に加工されたソウルメタルの場合、表面は常に超振動によって発熱しているため、人間などが直接触れると皮膚を焼かれる。 なお、魔戒剣は確かに強力な浄化の力を持つが、ホラーの血液で穢れるので、番犬所で定期的に清める必要がある。通常の魔戒剣では、ホラーは封印できないため、変化させる必要がある。また、魔戒剣の刀身には己の感情が映り込むため、鎧を付ける必要がある。魔戒騎士が存在しなかったころは、ホラーが嫌う物質である、ホラーの腕が噴火によるマグマと融合して凝固したホラーの爪という魔除の装飾品を身につけた戦士たちがホラーと戦っており、ホラーの爪を矢の先に括りつけ放ったところ、ホラーを四散させる効果を発揮したため、これを分析してソウルメタルがつくられたと言われている。魔戒騎士同士の決闘は禁じられており、破った場合、番犬所から制裁として寿命を削られる。なお、鎧が狼を象っているのは、その昔、ホラーに一匹で勇敢に立ち向かい、それを倒したという黄金の狼の言い伝えから来ている模様。 続編の『白夜の魔獣』外伝作品の『妖赤の罠』『暗黒騎士鎧伝』では鋼牙や零以外の魔戒騎士も多数登場しており、『MAKAISENKI』では一般魔戒騎士は統一されたデザインの金、銀、あるいは銅色の鎧を纏っているという様相であることが描かれた。 黄金騎士牙狼(おうごんきしガロ) 鋼牙が鎧を召還し現出する、黄金の魔戒騎士。 魔戒剣は鎧の召還とともに幅広・両刃で大型、束頭と刀身に紋様のついた牙狼剣に変化する。凄まじい斬撃の他に、剣圧を飛ばしたり魔導火を身に纏った烈火炎装という攻撃も使いこなす。炎の色は翠。手首の部分に刃状の突起が有りこれで切りつけたり相手の武器攻撃を受けることが出来る。鋼牙装着の場合、瞳の色は鮮やかな緑になるが、父・大河は赤だった。また、大河は右腕だけ鎧を召還し、魔戒剣を牙狼剣に変化させた。鎧召還の動作は、頭上に魔戒剣で弧を描いて鎧を召還する。99.9秒の活動制限時間を過ぎると理性を失い、黄金の巨獣(心滅獣身)へと変貌してしまう。最終回ではカオルの想いを受け、翼人ガロとなった。 なお、「ガロ」とは旧魔界語で希望という意味。当初は、「鋼牙」という名前の銀色の狼のデザインだったが、雨宮が金色のキャラクターが好きだったため、金色になった。 翼人ガロ(つばさびとガロ) 最終回に登場した。鋼牙を想うカオルの描いた翼を持つ騎士の絵がガロに力を与えた姿。背中に金色の翼を生やし、自在に宙を舞う。メシアの放つ光弾を弾き返し、通常のガロでは耐えきれない攻撃を突っ切るほどの力を発揮し、メシアによって鎧が解除された後でも鋼牙の背中に翼が生えていた。あくまでカオルの思いを受けて変化した一時的な形態であるため、その後自在にこの形態になれるわけではないという設定が「鋼の咆哮」に記されている。 銀牙騎士絶狼(ぎんがきしゼロ) 零が鎧を召還し現出する、白銀の魔戒騎士。魔戒剣は形状も変化し切っ先に角度がついた二刀一対の剣・銀狼剣となる。零は通常逆手で二刀を操るが、ゼロでは順手持ちとなる。青い炎の烈火炎装も使いこなし魔導馬を召還できるなど、力・技量共に牙狼とほぼ互角。左手用の柄の底面にプラグがついており、右手用の柄の窪みに挿し込むことで二刀を一つに繋げた二双の刃を持つ大型の剣銀牙銀狼剣をブーメランのように投擲する他、銀狼剣に魔導火を貯え、空を斬ることで剣圧の軌跡を残し、時間差で炎を飛ばすなどのトリッキーな技も使いこなす。鎧召還の動作は、二振りの魔戒剣で二つの弧を描き、空間を切り裂き、鎧を召還する。 暗黒騎士呀(キバ) 巨大ホラーに苦戦する鋼牙と零の前に突如現れた、“ホラー喰いの魔戒騎士”。 武器はホラーを喰う儀式に用いられる長柄の戦斧暗黒斬と牙狼剣に酷似した剣黒炎剣を使用し、赤紫の魔導火の烈火炎装も使いこなす。その正体は、大河の弟子であり有能な魔戒騎士であったバラゴ。家族を殺したホラーへの憎しみから過剰に力を求め、心滅獣身を経て、わざと鎧装着の制限時間を過ぎることでソウルメタルの性質を反転させ、「デスメタル」と呼ばれる特殊金属に変質させ闇に堕ちた。鎧を召還する時は魔戒剣ではなく、ソウルメタルでできた首飾りに魔力を込め、それを使って頭上に弧を描く。ガロとゼロが二人がかりで戦っても、まるで歯が立たないほどの圧倒的な力を持つ。バラゴが死亡し、メシアが倒れた後も鎧に怨念が集まり意志を持って復活して執拗に戦いを続けたが、鋼牙によって完全に消滅させられた。劇中では魔戒騎士時代のバラゴの鎧の姿は回想の僅かなシーンでしか確認できないが、PS2ゲーム版『黄金騎士牙狼』ではプレイヤキャラクターとして、またギャラリーモードでは静止画でキバに似た黒い鎧の、はっきりとした姿を確認できる。 『暗黒騎士鎧伝』では魔導馬雷剛を操る姿や、雷剛を召還せずに地面に黒炎剣を叩きつけ巨大な閻魔斬光剣へと変化させる様子や、トゲの付いたツル薔薇のようなもので全身を覆い防御する技の薔陣薇幹や、心滅獣身した姿(初期の特報では、はっきりとした姿で、本編ではデジタル絵巻の墨絵)を確認できる。
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