韓国系による在日認定
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 23:07 UTC 版)
韓国メディアや韓国人や在日韓国・朝鮮人が、日本の著名人を根拠なく同胞であると思い込み在日認定する例が見られ、過去にはこちらが元の意味であった。以下に一部の事例を挙げる。 本国の韓国人・在日韓国人による在日認定 『朝鮮日報』が伊良部秀輝が死去したことを報じた際に「妻が在日韓国人3世で、米国人の父と日本人の母の間に生まれたが韓国系という噂もある伊良部氏」と報じた。 前田日明は典型的な民族主義者かつ半島民族優越主義者である祖母から、テレビや新聞に出てくるような日本人が「実は在日」「実は韓国系」と教え込まれた事、同胞同士で集まった際など周囲に対しても、知名度が高かったり優れた日本人をそう言っていた事、時が経つと前田自身は相手にしないようになったが、信じていた時期があった事を、プロレスラー先輩後輩対談の中で語っている。また昨今、一部の日本人による在日認定が起きていることに、民族主義者が優秀な人だけを同胞とすることは同じだなと語っている。 スポーツ2.0が米田哲也を「日本のスカウトから阪急ブレーブスに入団した米田哲也も韓国系という言葉は聞いた記憶がある」「米田は自分が韓国系なのか否かを言わなかった」と韓国系として報じた。 稲尾和久が亡くなった時、 韓国国内で骨格とスタイルと風説を理由に稲尾が韓国系という主張がなされ、韓国メディアが「韓国系として知られ、韓国に来て我が国の選手の指導もした稲尾」と報じた。この中で姜秉徹韓国ロッテ・ジャイアンツ元監督は、「稲尾さんに関して韓国系という噂が流れ、本人がこれを正式には明らかにしなかったが、骨格やスタイルから見て韓国系だと誰も分かっていた」と話している。稲尾の日本プロ野球入団時の同期生だった金永徳前ピングレ監督は稲尾が韓国系と言う言葉を彼から聞いた事がなく、日本でもそんな風説を聞いたことはないと否定し、稲尾が韓国系かどうかを確認するために、日本のスポーツ記者と連絡をとったが「専ら初耳」と否定されている。 安藤美姫という名前の「藤」の字を取り韓国語読みすれば「安美姫(アン・ミヒ)」という韓国風の名前になることを根拠に、安藤美姫の父親が韓国人の間に生まれた在日韓国人2世で、日本で差別されるのを避けるため幼い時に日本式の名前に変えたものであり、日本メディアが安藤美姫より浅田真央を持ち上げるのは、在日韓国人と地元日本人の差であるとデイリー・アンが報道した。これに対して安藤自身は「親戚の中に韓国人はいません。わたしが韓国人だと期待していた方々には申し訳ないですが」と否定している。 金忠植東亜日報論説委員が著書『悲しい列島-永遠の異邦人四百年の記録』(ヒョヒョン出版)で、壬辰の乱直後の1598年に日本に連れて来られた陶工の沈寿官家門の14代子孫をインタビューする過程で、佐藤栄作、岸信介、安倍晋三は韓国系と明らかになったという根拠が乏しい発表をし、それを韓国のインターネット新聞が「安倍晋三官房長官が壬辰の乱以後、朝鮮から日本に渡った韓国人の子孫であることが明らかになって注目されている」「岸総理と佐藤総理はもちろん安倍長官にも韓国人の血統が混じっているわけだ。これと共に安倍長官の父親で同時に80年代4期連続日本外相を引き受けた安倍晋太郎にも韓国系が多い山口県出身という事実は、安倍に韓国人の血が濃く流れていることを傍証する。『対韓半島タカ派の先頭走者が韓民族後裔だなんて』金委員は本で『日本総理の靖国神社参拜を積極支持する人物に韓半島血統が伝えられているということはまことに問題だ』と言った」という形で報じた。また、2006年10月に『中央日報』や世界日報(統一教会系の新聞)は、日本の雑誌『週刊朝日』2006年10月6日号で「安倍晋三研究-家政婦が見た安倍、岸3代」の記事が掲載されたと紹介して、その週刊朝日の記事のなかで岸と安倍の家門で家政婦として40年を過ごした久保ウメが「パパ(安倍元外相)は誰にも言えないことを私には言ってくれた」「(安倍元外相死去直後)入棺のとき、この人の骨格を見ながら本当に日本人の物ではないと思った」「頭からつま先までまっすぐに横になっていたが、完全に韓国人の体形だ。(安倍元外相)自らも『私は朝鮮人だ。朝鮮』と言っていたが、この人は朝鮮人だと思った」と語ったと報道した。また、中央日報2006年9月30日記事によれば、安倍晋太郎元外相は生前に安倍家の起源は10世紀くらいまで韓半島北で中国大陸にかけて存在した渤海に始まったという考えを持っていたが、日本での安倍家の起源は明らかではないとし、安倍家の起源については「安倍家の本流は青森県だ。安倍元外相が朝鮮だと言ったが、これは今の北朝鮮ではなく、その北と吉林省の下側にあった渤海」と「11世紀平安時代の武将だった安倍が今の安倍家の祖先と一致する」と報道した。 韓国SGIや在日韓国人の創価学会員が創価学会名誉会長池田大作は在日韓国人であり先祖は朝鮮半島から連れてこられたと主張している。韓国SGI発行の機関紙『和光新聞』2001年11月15日号で「わが同胞池田会長」との記述がある。しかし、韓国マスコミが池田が韓国人であるという具体的な根拠は示されていないと反論している。月刊朝鮮は「1997年の大統領選挙前に、金大中が日本で秘密裏に公明党幹部と面会し、創価学会の禁教解除と引き換えに(日本の公明党の影響下にある)韓国創価学会の支持を得られるように依頼、その影響で金大中が勝利した」という記事を発表した。同誌は当時、韓国SGIの会員数を60万から70万人と分析、最終の得票差が約40万票だったこと、さらに金大中が大統領に就任後の1998年、日本文化の韓国流入とともに創価学会の禁教が解除されたため(SGI日本と)密約があったと指摘、韓国SGIの主張を反日集会(活動)や組織拡大を行う上で創価学会 (SGI) 名誉会長の池田大作が日本人であるのは都合が悪いためと報道している。しかし現実には韓国以外のSGIや韓国国内の他団体は池田大作が在日韓国人であるという主張をしていないものの、創価学会(SGI日本)は韓国を「日本文化の恩人」と位置付け機関紙聖教新聞や池田の著書「ありがとう韓国」ビデオ「韓日友好」シリーズなどを例に「日韓」を「韓日」と表記するなど一定の配慮を行っている。 金丸信が訪朝した時、金日成と単独会談を行った。この時、何が話し合われたかは、同席者がなかったため正確なことはわからないが、重村智計の取材によると、この冒頭で金日成は金丸の「ご先祖が、わが国から渡られたことは、よく存じております」と切り出していて、その情報源は在日の関係者だった という。
※この「韓国系による在日認定」の解説は、「在日認定」の解説の一部です。
「韓国系による在日認定」を含む「在日認定」の記事については、「在日認定」の概要を参照ください。
- 韓国系による在日認定のページへのリンク