買収後の動向(2019年3月以降)
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「ディズニーによる21世紀フォックスの買収」の記事における「買収後の動向(2019年3月以降)」の解説
2019年3月21日、ディズニーが『ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ』の公開後の2020年にフォックス2000ピクチャーズのスタジオを閉鎖すると報じられた。同日、ディズニーが合併に続いてレイオフを開始したために最大で4000人が失職すると報じられた。解雇の2ヶ月から6ヶ月前に通知された経営幹部には20世紀フォックス映画の国内配給社長のクリス・アロンソン、ワールドワイド・マーケティング社長のパメラ・レヴィン、マーケティング共同社長のケヴィン・キャンベル、チーフ・コンテンツ・オフィサーのトニー・セッラ、国際配給社長のアンドリュー・クリップス、企業広報部EVPのダン・バーガー、法務EVP兼フォックス・ステージ・プロダクションEVPのボブ・コーエン、広報部EVPのヘザー・フィリップス、20th テレビジョン社長のグレッグ・メイデル、フォックス・コンシューマー・プロダクツのジム・フィールディングらが含まれた。フォックス映画部門のレイオフは2019年の3月、5月、6月、7月、そして8月まで続いた。2019年7月31日時点でレイオフは250名にのぼり、製作部と視覚効果部で数十人、またフォックス幹部からは製作EVPのフレッド・バロン、フィジカルプロダクションEVPのダナ・ベルカストロ、ポストプロダクションEVPのフレッド・チャンドラー、視覚効果のジョン・キルケニーが含まれた。 4月3日、デブマー=マーキュリー(英語版)は20th テレビジョンとの国内広告販売パートナーシップを終了し、同社による初回及びオフネットワーク番組の国内広告販売をBSテレビジョン・ディストリビューション・メディア・セールス(英語版)に譲渡することを発表した。4月10日、ディズニーのESPN班は以前にフォックスが持っていた大学の陸上競技におけるビッグ12カンファレンスの権利パッケージを取得した。2019年4月15日、HuluはAT&Tが持つ自社株9.5%を14億3300万ドルで買い取り、同サービスはディズニーとNBCユニバーサルの共同所有となった。 2019年4月24日、ディズニーは公開予定であったフォックスの映画作品『Mouse Guard』、『News of the World』(後にユニバーサル・ピクチャーズとコロンビア ピクチャーズが権利獲得)、アンジー・トーマスの『On the Come Up』の脚色(後に映画化権はパラマウント・プレイヤーズ(英語版)に移動)を中止し、一方で『キングスマン:ファースト・エージェント』、『フィアー・ストリート Part 1: 1994』、スティーヴン・スピルバーグのリメイク版『ウエスト・サイド・ストーリー』の製作は進められた。5月7日、ディズニーはいくつかのディズニー及びフォックスの映画の公開スケジュールを変更したことを発表し、『アルテミスと妖精の身代金』、『アド・アストラ』、『スパイ in デンジャー』、『ニュー・ミュータント』、『野性の呼び声』は公開日が延期となった。また2019年以降に予定されていたフォックのマーベル映画のスケジュールは削除された。『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』は2020年から2021年に変更となり、さらにその続編は2027年まで『スター・ウォーズ』作品と交互にクリスマスシーズンに公開される計画が発表された。 2019年4月25日、以前にフォックス・テレビジョンのチーフ・マーケティング・オフィサーであったシャノン・ライアンがABCエンターテインメント及びディズニー・テレビジョン・スタジオのマーケティング社長に就任し、ABCエンターテインメント社長のキャリー・バークとディズニー・テレビジョン・スタジオ社長のクリス・ヒューグスの直属となった。 2019年4月26日、シンクレア・ブロードキャスト・グループはディズニーからFOXスポーツ・ネットワークス(ヤンキー・グローバル・エンタープライズ(英語版)に別売りされたYESネットワークを除く)を100億ドルで買収することで合意した。2019年5月14日、ディズニーはHuluの株式の33%を持つコムキャストとのプット(英語版)/コール契約の一部としてサービスの支配権を引き継いだと発表した。コムキャストは2024年後半までNBCユニバーサルのコンテンツとNBCユニバーサル・チャンネルのライブ配信のライセンスを継続し、同社が所有するHuluの株式はその年の1月にディズニーに売却される。さらに両社はHuluがAT&Tの9.5%の株式を購入するための資金を提供する。 買収後、ディズニーはテレビ部門を再編成して様々な事業を調整した。2019年6月10日、ディズニーはディズニー・テレビジョン・スタジオとFXエンターテインメントの両社が同じキャスティング部門を共有すると発表した。7月31日、ディズニーはHuluの報告構造を再編成し、Huluのスクリプテッド・オリジナルズ・チームをウォルト・ディズニー・テレビジョンの下に置いた。新たな体制下ではHuluのオリジナル・スクリプテッド・コンテントのSVPはディズニー・テレビジョン・スタジオおよびABCエンターテインメント会長の直属となる。 2019年7月3日、フォックス・ステージ・プロダクションズはブエナビスタ・シアトリカル部門としてディズニー・シアトリカル・グループに移動し、トップの幹部全員が辞任となった。8月1日、ディズニーはフォックス・リサーチ・ライブラリーがウォルト・ディズニー・アーカイブスとディズニー・イマジニアリング・アーカイブスに2020年1月までに統合されることを発表した。 2019年8月7日、ディズニーは『X-MEN:ダーク・フェニックス』がもたらした第3四半期の損失を理由に『アバター』、『猿の惑星』、『キングスマン』の続編以外のフォックス映画のプロジェクトを解体すると発表した。年間製作映画はディズニー監修の上で年間10本程度まで縮小され、20世紀フォックスはHuluとDisney+の映画の半分を製作する。フォックスの『ホーム・アローン(英語版)』、『ナイト ミュージアム(英語版)、『グレッグのダメ日記(英語版)』がDisney+配信作としてフォックス・ファミリーに割り当てられた。 2019年8月9日、『ロサンゼルス・タイムズ』はディズニーが全てのフォックス映画ライブラリーのタイトルを全ての劇場チェーンから引き上げ、HuluまたはDisney+に移行させる予定であると報じた。ニューヨーク州ロチェスターのローカル劇場チェーンであるリトル・シアター(英語版)はディズニーによって将来上映を許可しないことを通知され、8月5日からの『ファイト・クラブ』の上映中止を余儀なくされた。 2019年8月22日、シンクレアはディズニーからのFOXスポーツ・ネットワークスの買収を完了した。その7日後、ヤンキース/シンクレア/AmazonコンソーシアムはディズニーからYESネットワークの株式80%の取得を完了し、ヤンキースが65%、シンクレアが20%、Amazonが残りの15%を所有することとなった。 2019年9月10日、ディズニーはビデオゲーム部門であるフォックス・ネクストを売却する構想を発表した。ディズニーはゲーム開発よりもライセンス提供を好んだ。 2019年10月22日、バニジェイ・グループ(英語版)はディズニーとアポロ・グローバル・マネジメントからエンデモル・シャイン・グループ(英語版)を22億ドルで買収する意向を発表した。2019年10月26日、ディズニーとアポロは規制当局からの独占禁止法の承認を待ってエンデモルをバニジジェイに売却することに同意した。 10月24日、『ヴァルチャー』はディズニーがフォックスの旧作を全てディズニー・ヴォールト(英語版)に移し、いくつかの劇場や映画プログラマーはフォックスのバックカタログが利用できなくなったと報じた。 2020年1月17日、『バラエティ』はディズニーが「20世紀フォックス」と「フォックス・サーチライト・ピクチャーズ」をFOXコーポレーションのブランドとの混同を避けるためにそれぞれ「20世紀スタジオ」と「サーチライト・ピクチャーズ」に改名したことを報じた。 2020年1月22日、ディズニーはフォックス・ネクスト・スタジオ・ロサンゼルス、コールド・アイアン・スタジオ、アフターショック・ディベロップメント・スタジオ、フォックス・ネクストのオリジナルIPを含むフォックス・ネクストの資産の大部分をモバイルゲーム・ディベロッパーのスコープリー(英語版)に売却したことを発表した。1月24日、ディズニーはフォグバンク・エンターテインメントの閉鎖を発表した。 2020年1月31日、ディズニーはHuluをディズニーのビジネスモデルと完全統合する一環としてHuluのCEO職を廃止した。新たな体制下ではHuluの重役がDTCIとウォルト・ディズニー・テレビジョンのトップの直属となる。 2020年3月17日、『ウォール・ストリート・ジャーナル』は非コア資産と認定した後の投資不足を理由にディズニーがトゥルーXの売却を検討していることを報じた。 2020年5月6日、ブラジルの反トラスト機関であるCADEはFOXスポーツ・ブラジルとESPNブラジル(英語版)の合併を承認した。条件としてディズニーは2022年1月1日までFOXスポーツ・ブラジルを維持し、放送権は2022年まで両社で共有し、2022年からの新体制では本部および従業員はESPNブラジルに転属となる。 2021年2月9日、ディズニーはブルースカイ・スタジオを閉鎖することを発表した。既にウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオやピクサー・アニメーション・スタジオを保有していることに加え、新型コロナウイルスにより、大作映画の劇場公開延期を余儀なくされた影響によるものだとしている。
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買収後の動向
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eBay運営の下、「今日のコスパを掘り出そう」 をコンセプトに運営を開始し、現在は「衝撃コスパモール」と「楽しさを仕掛け、喜びを届ける。」をコンセプトとしている。 日本国内で総合ECモールのカテゴリでは、第4位の流通総額を誇っている(1位は楽天、2位はAmazon、3位はYahoo!ショッピング、5位はau PAY マーケットである)。 2019年1月、同社のコミュニケーション室長へのインタビューで、「越境EC」、「決済機能」、「ハイブリッド店舗」の3つの要素を併せ持つ「コネクテッドコマース」を目指し、改革を進めていくと明言している。eBay本体やeBayが持つ各国のサービス、及び国内にてB2B越境ビジネス支援を行っているイーベイ・ジャパン株式会社との事業連携もそう遠くない未来に実現する可能性があると示唆している。
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