田中隆三 (政治家)とは? わかりやすく解説

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田中隆三 (政治家)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/07 04:55 UTC 版)

田中 隆三
たなか りゅうぞう
生年月日 1864年11月14日
元治元年10月15日
出生地 日本 久保田藩
江戸幕府
没年月日 (1940-12-06) 1940年12月6日(76歳没)
出身校 東京帝国大学法科大学英法科[1]
所属政党 (立憲政友会)→立憲民政党
称号 従二位
勲一等旭日大綬章

第39代文部大臣
内閣 濱口内閣
第2次若槻内閣
在任期間 1929年11月29日 - 1931年4月14日
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田中隆三

田中 隆三(たなか りゅうぞう、1864年11月14日元治元年10月15日) - 1940年昭和15年)12月6日[1])は、明治から昭和初期の農商務官僚政治家である。衆議院議員[1]文部大臣[1]。族籍は秋田県士族[2]

経歴

出羽国楢山(のち秋田県秋田市)出身。田中隆世の長男[2]。秋田中学校(現秋田県立秋田高等学校)、大学予備門1889年7月に帝国大学法科大学卒業。農商務省鉱山局長・農商務次官を経て、その後実業界に入り秋田鉱山専門学校(現秋田大学工学資源学部)の設立に尽力した。ついで政界に転じ、1912年(明治45年)の第11回衆議院議員総選挙で当選した。濱口内閣第2次若槻内閣文部大臣を務め、議員を7期務めて1932年(昭和7年)に引退した。所属政党は当初政友会であったが、のちに民政党に移った。

引退後は終生枢密顧問官を務めた。

人物

趣味の古銭蒐集鑑定で有名だった[1]

親族

長男隆一郎の岳父に小坂善之助。娘昭子の舅に梅原龍三郎[3]

栄典

位階
勲章等

著書

  • 『教育勅語の御精神を拝察し奉りて』 (田中隆三)
  • 『最新電気機関車工学』 (田中隆三)
  • 『實用電氣機關車技術要覽 : 問答式』 (田中隆三)
  • 『鉱業行政ニ就テ 鉱業法ノ論評』 (田中隆三、和田維四郎)
  • 『鉱業行政一斑 全国諸鉱山同盟諸職工慈善共済会ノ設立ヲ望ム 職夫共済組合規約等』(田中隆三、沖龍雄、笠原鷲太郎)
  • 『湘南電車の解説』 電気車研究会(発行人: 田中隆三)
  • 『日本の鉄道』(石田靖一、田中隆三)
  • 『新編電気機関車読本』(田中隆三)
  • 『実用電気機関車工学』(田中隆三)
  • 『鉱業法釈義』(宮部準次、田中隆三)

脚注

  1. ^ a b c d e 田中 隆三とはコトバンク。2019年2月15日閲覧。
  2. ^ a b 『人事興信録 第9版』タ52頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2019年2月15日閲覧。
  3. ^ 『現代の系譜 日本を動かす人々』、東京中日新聞出版局、1965、p275
  4. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t 田中隆三」 アジア歴史資料センター Ref.A06051180600 
  5. ^ 『官報』第7337号「叙任及辞令」1907年12月11日。
  6. ^ 『官報』第883号「叙任及辞令」1929年12月7日。
  7. ^ 『官報』第4179号「叙任及辞令」1940年12月10日。
  8. ^ 『官報』第6148号「叙任及辞令」1903年12月28日。
  9. ^ 『官報』号外「叙任及辞令」1907年3月31日。
  10. ^ 『官報』第2858号・付録「辞令」1922年2月14日。
  11. ^ 中野文庫 - 旧・勲一等瑞宝章受章者一覧(戦前の部)
  12. ^ 『官報』第4438号・付録「辞令二」1941年10月23日。

参考文献

  • 人事興信所編『人事興信録 第9版』人事興信所、1931年。


公職
先代
小橋一太
航空評議会会長
1929年 - 1931年
次代
鳩山一郎
先代
(新設)
臨時ローマ字調査会会長
1930年 - 1931年
次代
鳩山一郎
先代
犬塚勝太郎
農商務次官
1920年 - 1922年
次代
岡本英太郎
先代
宮内国太郎
農商務省特許局長
特許局長官
1922年
次代
中川友次郎



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