本阿弥家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/18 12:54 UTC 版)
本阿弥 さやか 声 - 鷹森淑乃 本阿弥財閥の令嬢で、柔のライバル。並外れた運動能力と負けん気の強さを武器に、テニス・乗馬・水泳など数多くのスポーツで頂点に立っていた。階級は48 kg以下級。 ワンレンで、一度着た服は二度と着ない。高慢かつ派手好きで目立ちたがり屋。内股などの派手な投げ技を好むが、勝負では姑息な手を使わない。ワガママだが、強くなるためならどんな修行だろうと文句はつけつつも最後まで全うする。判定に対してクレームをつけることが多いが、結局は引き下がる。大学生時代は頭数で5人揃えて出場していた。1988年ソウルオリンピック48 kg以下級銀メダル。虎滋郎をコーチに迎え、柔のような「天才」でなく自分と同じ「凡人」と評されるが、才能の差を埋めるために修行を重ねる。1991年にはバルセロナ世界選手権で金メダルを取る。1992年、バルセロナオリンピック出場を賭けた柔との代表戦では、蟻地獄のような寝技主体の型へと変わる。柔には一度も勝利できなかったが、この代表戦で柔に楽しんで柔道を競い合えるライバルと認められ、物語の終了時にも現役続行を決意する。 前歯のうちの1本は差し歯であり、試合中の衝撃や柔への嫉妬・悔しさでこれが外れるケースが多々ある。柔に対してライバル心を抱くきっかけは、柔と出会ったころに偶然投げ飛ばされた際、差し歯であることを柔に知られたことである。聖身女学館高校からそのまま同大学に進むが、武者修行のせいで1回留年した。婚約者であり元コーチでもある風祭は柔に惚れていたが最後は振られ、さやかが風祭と結婚する。松田は過小評価しかしておらず、「儲けもの」とまで言われているが、風祭は否定する事なく「鋭い指摘」と評していた。 相手を挑発する言動も多いが、自身も挑発に乗りやすく、虎磁郎に「挑発に乗るな」と注意されている他、現実を直視しないのでその点も注意されている。 ライバル企業の重役には「小生意気な本阿弥の小娘」と呼ばれている キムと互角で、伊東には引分、藤堂には辛勝で怪我したので猪熊戦は棄権不戦敗になっている。 本阿弥 錦之助(ほんあみ きんのすけ) 声 - 鈴木泰明 さやかの父親で、本阿弥グループ総帥。政財界に様々な人脈を持つ。タマランチとはお互いを「タマちゃん」、「キンちゃん」と呼び合うほど仲が良い。一人娘を溺愛している。 さやかの母 声 - 近藤高子 さやかの母親で、錦之助の妻。登場回数は少ない。さやか同様、万事はお金で解決できると思っている。 徳永(とくなが) 声 - 島田彰 さやかの専属執事兼運転手。腰の低い老人。さやかのことを第一に考えて行動し、風祭を密かに監視している。 風祭→本阿弥進之介 声 - 神谷明 本阿弥の柔道コーチ、登場時は大学生。実家は風祭酒造を経営している。女性には積極的でプレイボーイなので「スケベ野郎」「スケコマシ」と言われる事もある。イギリス留学の経験もあるため、語学も堪能。都心のマンションに暮らし、BMWを愛車としている。柔道の実力は国内屈指といわれるが、極度のあがり性のため、実戦では一勝もあげていないが、全日本女子のコーチに就任した時は男性選手から稽古つけてくれと言われて返り討ちにしている。松田から柔が自身に気があると言われて以来、その気になって彼女に好意を示す他方で、大学卒業後「本阿弥トラベル」に入社してまもなく社長になると「加藤忠なんか鶴亀にくれてやる」と発言していたが、トヨ産自動車も鶴亀に取られた時は狼狽えていた。本阿弥での地位と名誉の魅力から断れずにさやかと婚約する。序盤では柔道への熱意を出しながらさやかのコーチをしたり、柔に柔道をするように説得していたが、虎滋郎がさやかのコーチに就任した後はその情熱も冷めていき、地位と名誉に対する執着心が浮き彫りになる。柔に対しても、さやかとの婚約は親同士の取り決めだと言いくるめ、本人の機嫌を取るために何でも意見を合わせるようになるが、さやかの固い束縛などにより柔と満足に会えず、松田に惹かれるようになった彼女から次第に興味を示されなくなる。バルセロナ五輪でさやかから挙式を迫られると、いきなり柔にプロポーズして困らせるが結局約束の場所に柔は現れず、最後はさやかと結婚することになる。原作では女子高生は対象外としていたが、アニメでは高校時代の南田をも弄んでいた。 蒲田(かまた) 声 - 広瀬正志 さやかのボディーガード。柔道4段。 後藤田すみれ・尾上かすみ・十条美智子・鴻之池麗子 本阿弥家とは古くからの付き合いのある友人で聖身柔道部員。 団体戦出場する為の頭数で加入出場する。柔道は素人で華道・茶道・書道・日舞が本業。 風祭に柔道指導を受けるが、ベッド上でもコーチされていた。 アニメでは各種大会のスポンサーでもある。
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本阿弥家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/23 16:53 UTC 版)
代々、刀研ぎを生業としている名門の家柄。現在光悦は引退し、光室が十代目の惣領として働いている。 本阿弥光悦(ほんあみ こうえつ) 本阿弥本家九代目惣領。 京の屋敷に母・妙秀とともに住まう芸術家。迎え入れた牢人者達と共に暮らしている。芸術家としての技は、天下人徳川家康に指名で刀の研ぎを依頼されるほど。 生まれたころから刀に囲まれて育ち、刀を天地と見立て、その業を長い年月とともに高めてきた。武蔵や小次郎たちとは違った意味で剣に生きる者である。刀の中に眠る美しさに魅せられ、自分が研ぎたいと思える者の刀のみを研ぐために一線を退き、家康の依頼すら断った。その後、光悦が研いだのは武蔵と小次郎の刀のみである。 本阿弥妙秀(ほんあみ みょうしゅう) 光悦の母。おおらかな性格で料理の腕も抜群。 滞在していた小次郎には母親のように慕われている。小次郎に字を教えている。 本阿弥光室(ほんあみ こうしつ) 本阿弥本家十代目惣領。 その目利きや研ぎは光悦にも認められるほど申し分ない技量を持つ。光悦のあまりに早い引退に疑問を抱いている。
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