明け色の陽射し
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/08 18:48 UTC 版)
「とある魔術の禁書目録の用語」の記事における「明け色の陽射し」の解説
「黄金」系の中でも最強クラスの力を持ち、魔術大国イギリスの中でも屈指の魔術結社。ボスはレイヴィニア=バードウェイ。
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明け色の陽射し
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 08:01 UTC 版)
「とある魔術の禁書目録の登場人物」の記事における「明け色の陽射し」の解説
レイヴィニア=バードウェイ(Leivinia=Birdway) 声 - 大地葉 英国の「黄金」系魔術結社「明け色の陽射し」のボスを務める女性魔術師。魔法名はRegunm771。パトリシアの姉。 肩にかかる程度の短い金髪に、白いブラウスとスカートに黒いストッキングという服装の12歳の少女。その容姿とは裏腹に狡猾かつ明晰な頭脳を持っており、非常に大人びた口調をしている。人をいじめたりからかうのが好きな嗜虐的な性格で、仕事においては敵に対して一切の容赦をしない。その反面、パトリシアを魔術の世界から遠ざけるような姉らしさや、妹を救ってくれたステイルに礼を言うなど、人間らしい一面もある。また、背伸びしてミックスジュースをノンアルコールカクテルと言い張ったり、フレメアと口論の末に取っ組み合いをするなどの子供らしい面も持つ。結社の本来の性質ゆえか、フリントロック式の銃を愛用したり科学雑誌を購読するなど科学サイドに対する抵抗が希薄であり、組織の本来の形を取り戻すことやこれからの行く末などについて案じている。辛い物が苦手。ブラを着用しておらず、年の割に胸が薄いことを気にしている節がある。また、明言はされないが上条に好意を寄せている節があり、彼の事となると冷徹な仮面を崩し年相応さを晒け出すことも。電撃文庫公式海賊本『電撃VS』掲載コラボ小説『禁書目録VSデュラララ!!』で共演した『バッカーノ!』のロニー・スキアートからは「お兄ちゃんっ子」つまり兄妹願望と評された。 ブリテン・ザ・ハロウィンの際には「連合の意義」によって自分に分配されてきた「天使の力」を突き返し、第3次世界大戦の「浄化」の際にはドーバー海峡にて黄金の腕を殲滅している。その際、部下達をロシアに潜入させており、北極海から上条を救出し、共に学園都市に現れた。グレムリンがハワイで暗躍しているという情報を上条たちに与えそこに誘い、彼らを騙してグレムリンを釣るための餌として学園都市協力機関27社の離反を誘導する動きを起こさせる。その後、オッレルス勢力と合流し、シルビアと共にブリュンヒルドを救出し、学園都市に向かう。フロイライン=クロイトゥーネを「殺せる体」にする術を持っており、彼女の前に立ちふさがるが駆けつけた上条との戦闘に敗れる。グレムリン総攻撃に際して上条に同行し、東京湾へと向かうが上条の突然の離反を受け、インデックスと共にフレデリシアに向かう。彼女の補助を受け「主神の槍」を生み出し一時的に疑似魔神化することに成功したが、カミジョー属性によってインデックスからの補助が途切れたことで槍が暴走し、戦闘不能になる。その後はインデックスのお目付け役として戦場を離れ上条に全てを託した。 寄生生物に取りつかれたパトリシアを追って自らの命を懸けて妹を救うべく、12月3日に単身学園都市に入り込み、再会した上条によって寮に連れ帰られ、彼らの協力で妹ともども命が助かった。 「クロウリーズ・ハザード」襲撃時には、ホレグラスから「神威混淆」ワチェット=レトの運搬を依頼されたが、移動中にスクーターで轢いた上条に霊装の用途を問いただされる。クロウリーズ・ハザードの収束後はレッサーを連れてスコットランドを目指していたが、ガソリンスタンドで浜面に保護されていたダイアンと顔を合わせることになり、自分が研究対象としていた「黄金」の実情を知ってショックを受ける。 「R&Cオカルティクス」により魔術が表の世界に拡散した際には、「必要悪の教会」とも手を組んで事態への対処に追われ、「新たなる光」を下請けの実働部隊として雇って扱き使う。 魔術師としても強大な魔術結社のボスとして君臨するに相応しい技量を持ち、非常に万能なスタイルの実力者で、「聖人」の神裂とも互角に渡り合える。接近戦では魔術剣や四大元素にそれぞれ対応する形に変化する象徴武器「剣と杯の杖」を状況に応じて使い分け、遠距離砲撃や火力重視の大規模儀式魔術、大質量の「天使の力」召喚も得意とし、大アルカナのフルセットで愚者から世界まで一直線にコンボを決めれば一時的に音速挙動もできる。その真骨頂は、「いつも同じ動作で同じ術式を振るうことで自分自身を魔術的な記号とし、高威力の術式を使用できる」という並々ならぬ努力で習得したもの。これにより速攻の敵殲滅を可能としているが、裏を返せば高威力で使えるのは同じ術式だけであり、新たな魔術を実用レベルで用意するのには時間がかかる。この弱点を隠すため、本来必要な準備を敢えて省略し、自らの腕と勘を頼りに即席で発動させる火属性大規模魔術「召喚爆撃」だとして、他者を欺いている。術式開発能力にも優れ、前述の通り一端とはいえ「魔神」の力を高純度で再現する「模倣神技」を成功させているほか、寄生生物に侵された妹のためにアフリカ版シンデレラともいわれるニャニャブレムブの伝承をもとに作った腐った赤い絨毯のような外見をした、美しい姫君を誰にも邪魔されずに育て上げるための「姫君の毛皮」を纏うことで、トウモロコシ由来デンプン製の代替臓器である「果実」を育てるという「カニバリゼーション」の術式を短期間の内に作り上げている。ただ、体内で育て上げる「果実」は成長の途中で体を内側から破裂させるという重大な欠陥があった。 マーク=スペース 「明け色の陽射し」に所属する魔術師で、レイヴィニアの部下。魔法名はArmare091。 他の「明け色の陽射し」構成員同様、礼服にスカーフを巻いた、金髪で20代の男性。上司のレイヴィニアと一緒に登場することが多く、しばしば彼女のツッコミ兼イジられ役や、機嫌が悪い時の八つ当たり対象となる。毎度のように彼女のわがままに振り回されたり、理不尽な命令で扱き使われるなど、かなりの苦労人である。基本的には丁寧語だが、一人の時は少し荒っぽい口調になることもある。 「黄金」系ではポピュラーなタロットの中でも、小アルカナ4種の内の「風の十四枚(ソード)」を得意分野とし、それぞれ効果の違う14枚のカードを使い風属性の魔術を行使する。なお、単にカードを1枚ずつ消費していくだけでなく、戦闘している場所をタロットのテーブルに見立てることによって、使い捨てたカードの配置を巨大な陣とする大規模儀式魔術を発動させることもできる。儀式魔術は速度は劣るものの威力が高いため、カードをうまく配置し入念に準備すれば一撃逆転を狙える大規模な「天使の力」の召喚が可能。新約3巻では風以外の属性も含めた小アルカナのフルセットの使用許可も降りている。
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