政治傾向
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 17:35 UTC 版)
「民主化」(민주화)に否定的な評価 イルベでは民主化を業績とみなす左派に拒否感を感じるため、民主化と言う言葉を否定的意味に転用してつかう用法が定着している(先生に叱られた→先生に民主化された)。一方、複数の人から[誰によって?]「民主化」という言葉の否定的な使用は、21世紀の民主主義国である韓国で生きていく社会の構成員として「資質がない行動である」という批判を受けている。これに対し「過去パトカーを打ち壊しても「民主化」と呼んだ左翼人士には批判を加えずに、ただ左翼を皮肉る意味で「民主化」という言葉を使うイルベにのみ批判を加えることは公平性に反する。」とイルベ側は抗弁した。 「産業化」(산업화)への絶対的支持 イルベでは韓国保守系の開発独裁政権の業績として、産業化を高く評価することから、産業化と言う言葉は左翼などの意見をネットで論破したなどの肯定的ニュアンスで使われる。韓国を産業化した朴正煕や全斗煥は偉人として扱われる。 「反共産主義」 北朝鮮に対しては強い敵愾心を持っている一方、民主主義、資本主義国家であるドイツをはじめとした欧米、特にアメリカ合衆国に対しては強い憧憬、憧れを持つ利用者が多く、白人に対し東洋人は容姿・文化的にも劣っているという人種コンプレックスの観点や、国内の政治混乱などから、半ば自虐的に「アメリカ合衆国51番目の州に編入されたい」という流れがしばしば沸き起こる。また、歴代合衆国大統領に対しては、大国の国家元首への尊敬の念から『兄貴』という呼び名が使用されている。 国内左派・全羅道への忌避 伝統的に左派勢力が圧倒的に強く、北朝鮮にも融和的政策を支持する全羅道(出身者)はイルベでは韓国最低の地域とされて蔑視され、国を発展させた右派勢力を売国奴と非難する、何かにつけて反対する、あらゆるものを破壊しながら扇動を繰り返す、選挙のたびに投票率が90%に達し左派の得票率が極めて高い左翼政治の牙城である、といったような負のステレオタイプをもって語られる。イルベではたびたび全羅道で発生した犯罪事件を過度に強調した記事を掲載し、地域対立感情を深刻に扇動しているという批判を受けている。また、各種の事件・事故などで話題となっている人物が全羅道出身の場合、侮辱する言葉を多用して嘲笑することがある。また、国内外で韓国人が重大犯罪を起こした際、全羅道出身者に違いないとの認定が日常的に行われており、さらには出身者もしくは地域そのものに対して『ガンギエイ』という蔑称を用いて差別している。また、全羅道を「パスポートのいらない外国」などと呼び、全羅道へ旅行すると「海外旅行へ行ってきた」などと揶揄することもある。 光州事件への否定的評価 イルベの大半のユーザーは、5.18光州民主化運動に否定的な反応を示す。5.18光州民主化運動を「光州暴動」と呼んだり「光州事態」に一段階下げたりして呼称している。一部のイルベユーザーは、市民が先に戒厳軍を攻撃したと主張し、戒厳軍の暴力は正当防衛だと主張した。「北朝鮮軍の特殊部隊が来て、光州市民を殺傷した」との主張もある。 イルベユーザーらは、民主化運動の鎮圧による犠牲者たちの写真を「エイ」と侮辱した。イルベユーザーたちは、運動で殺された人たちの死体からエイの匂いがしたという話を作り上げ、煽っている。逆に全斗煥元大統領は「光州を戦車で鎮圧した」という意味で、「タンク兄貴(땅끄성님)」の愛称で呼び英雄視している。 セウォル号遺族に否定的 セウォル号沈没事故が長期化し、セウォル号遺族が光化門広場を占拠してハンスト闘争を繰り広げていたことについて、イルベで否定的な世論が形成された。イルベ内部では、「遺族の前でチキンを食べたら面白い」などの言葉が流布し、これらに影響されたイルベ会員がそのようなパフォーマンスをすることを予告して、実際に2014年(平成26年)9月6日、光化門広場のハンスト闘争を行っているセウォル号遺族の前に座ってチキンを食べるパフォーマンスをした。これらの行動は、遺族とのハンストに参加していた進歩派の活動家たちの反発をすぐに引き起こし、パフォーマンスをするイルベ会員を強制的に阻止した。予告文を見て光化門広場に来た別のイルベ会員が、パフォーマンス中にチキンを奪われるシーンを劇的に撮った写真をイルベにアップロードして話題を呼んだ。 以後、遺族と活動家がチキンを食べるパフォーマンスをしていた別のイルベ会員を囲んで悪口を言い、侮辱したという事実がイルベに掲載され、イルベ内部では、これは典型的な「民主化」の事例としてとらえ、翌日の2014年(平成26年)9月6日の週末の土曜日に大規模に暴飲暴食闘争をしようという世論が形成された。遺族側でも広場に「イルベ会員のための食卓」を設置し挑発的な対応をしたことが、さらに事態を発展させたと思われる。 予想外にイルベ会員の参加が活発化して「暴飲暴食闘争」が大規模に拡大され、いくつかのユーザは食べ物を提供するなど、事態をさらに拡大させた。このパフォーマンスは、夜遅くまで続いた。「暴飲暴食闘争」は翌日の日曜日にも継続されており、メディアの注目を浴びた。この事態は、進歩派言論はもちろん、保守系マスコミの『朝鮮日報』と『東亜日報』もパフォーマンスに強く批判し、河泰慶(朝鮮語版)議員をはじめとするセヌリ党議員も激しい反感の意思を表明した。 セウォル号沈没事故に関しては、イルベ会員が「セウォル号の犠牲者は沈没直前、集団性行為などをした」といった書き込みをして大きな問題になった事件もある。そのユーザーは懲役1年の判決を受けた。セウォル号犠牲者に対する蔑称として、「かまぼこ」を用いている。「友達食」というタイトルで、蒲鉾を持って「イルベ認証」をしている姿の写真が掲載された。海に沈んだ犠牲者の遺体が、魚の餌になり、その魚が蒲鉾になり、それをイルベ会員が食べるというブラックジョークである。同様のセウォル号犠牲者に対する別称として「おでん種」という物もあるが趣旨は同じである。 女性蔑視 イルベは極めて女性差別的であることで知られ、望ましくないと見なした韓国人女性に対して極端に敵意ある態度を示す。イルベ利用者の多くは男性は女性に優越しており、女性は男性に恭順であるべきだと考えている。 またイルベはアンチフェミニズム的なコミュニティであると見なされており、利用者のほとんどは男性である。女性のイルベ利用者は、他のイルベ利用者から"Am-Be-Choong" (암베충) (Am: 女性の表現で、主に動物に対して用いられる/Be: イルベ/Choong: 虫)という蔑称で呼ばれる。 それだけでなく、女性であることを公に"カミングアウト"する女性利用者はイルベ運営によって排除される。そのような利用者の存在は男性的コミュニティに不和や論争を引き起こしやすく、サイトの衰退をもたらす、というのが主な理由とされる。
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政治傾向
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/26 09:43 UTC 版)
「マルヌ=ラ=コケット」の記事における「政治傾向」の解説
2005年5月29日に行われた欧州憲法条約に関する国民投票で、マルヌ=ラ=コケット住民は82.04%が支持、17.96%が反対票を投じ、圧倒的に欧州憲法を支持した。棄権率は22%であった。 2007年フランス大統領選挙では、第一回投票でニコラ・サルコジが59.33%、フランソワ・バイルが16.88%、セゴレーヌ・ロワイヤルが12.37%、ジャン=マリー・ル・ペンが5.03%の票を獲得した。第二回投票ではサルコジが約79%を獲得、ロワイヤルは約20%で、全国平均よりもサルコジが突出して票を多く獲得した。このときの大統領選挙の投票率は非常に高かった。
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政治傾向
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/19 09:58 UTC 版)
集合住宅で暮らす庶民が目立ち伝統的に左派傾向であるにもかかわらず、過去にロンジュモーで行われた選挙結果から、右派傾向が見られ、地方選挙でも左派系への投票が減少象傾向にある。2002年フランス大統領選挙において過半数を獲得したのはジャック・シラクであり、2007年フランス大統領選挙でトップとなったのはニコラ・サルコジであった。
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