五年女バス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/16 04:08 UTC 版)
転校してきたミミが智花との勝負を求めていたことがきっかけで結成された5年生のチーム。正式な女子バスケ部所属ではなく、昴から「五年女バス」と呼ばれている。メンバー全員が女子バスケ部に対し何らかの因縁関係を持つ。選手の一人一人の能力は高いが、選手たちの個々の我が強いことと連携プレーの練習をしていないためチームプレイに難がある。試合後に昴の依頼で葵がコーチをすることになりラン&ガンのプレイスタイルを身につける。ForM主催のミニバス大会後はサポートメンバーとして6年の練習に参加している。 ミミ・バルゲリー 声 - 久野美咲 慧心学園初等部5年D組。フランス人で容姿は後ろに大きな青いリボンを結んだ銀髪と碧眼のシャープな面立ち。常に無表情で普段の会話でも感情の変化が見て取れないが、バスケをしている時は感情が表に出やすい。フランスではクラブチームに所属し、ハワイでは銀河からバスケを習っていた。年上の智花と互角に渡り合うことが出来る高い身体能力に、動きの初動を掴ませない筋金入りのポーカーフェイスと天性のスピードの持ち主で、得意技のジャブステップは、初見では銀河さえも止められなかった。両親が日本のサブカルチャー好きなこともあり、多少会話にフランス語が混ざるものの不自由なく日本語を話せるが、時折使い方を微妙に間違えた話し方をする。父親がハワイの発掘プロジェクトに参加するため、家族でハワイで暮らしていたが、ハワイの環境に馴染めなかったため、日本に一時帰国する銀河に預けられて来日。その後、父親がハワイでの仕事を終わらせ日本の研究室に勤めることになったためそのまま日本で暮らすことになり、かげつと同じクラスに編入する。銀河に連れられて訪れた長谷川家で智花と勝負し、自分を破った智花を強く意識するようになり、智花と戦うため男子バスケ部を制圧して自分のチームを作ろうとしていたが、話を聞いた椿と柊に誘われチームを結成。6年との試合では智花との勝負に拘る余りにスタンドプレイに走って周囲の状況が目に入らなくなり、その隙をつかれて真帆にスティールを決められている。試合後にチームワークの大切さに気付いたようで、次に戦う時はチームで挑むと言って去った。ForM主催のミニバス大会後は現状での智花との大きな力の差を悟り、智花を「ししょー」と呼ぶようになった。真帆からは「ミミミミ」と呼ばれている。 身長135cm。2月3日生まれ。血液型AB型。背番号は10。バスケットシューズはナイキ社製のエアベイキン。 竹中姉妹(たけなかしまい) 慧心学園初等部5年A組。夏陽の妹である双子の姉妹。いずれも一人称は「ボク」。お互いのことは「椿(つば)」、「柊(ひー)」と呼ぶ。いわゆる「お兄ちゃんっ子」であり、いつも兄にべったりしている。他人の話を聞かず、男バスの練習を見学している時も練習に支障が出るほど騒がしく、兄の夏陽が注意しても改める素振りを見せない。何年も前から夏陽とともにバスケの練習をしているが、真帆を敵視しているため女バスに入ろうとはしなかった。学業は余り熱心でなく勉強しないことを母親にうるさく言われるので放課後は男バスの見学をして時間を潰していたが、ミミが男バスを制圧しようと勝負を挑んでいる姿を見て新しいバスケ部を作り真帆たちに勝負を挑むことを思いつく。互いのコンビネーションによる素早いパス回しが得意だが、互いのコンビネーションに絶対の自信を持っているため熱くなるとお互いの姿しか見えなくなる傾向がある。ForM主催のミニバス大会後、6年の練習に参加することを拒んでいたが、偶然会った硯谷女学園の怜那に完敗し、大会に出てリベンジするため6年と合流する。真帆と紗季からは二人まとめて「つばひー」と呼ばれている。 身長140cm。1月1日生まれ。血液型B型。竹中 椿(たけなか つばき) 声 - 津田美波 夏陽の妹で柊の姉。髪の色が柊よりやや明るい。背番号は11。 竹中 柊(たけなか ひいらぎ) 声 - 洲崎綾 夏陽と椿の妹。髪の色が椿よりやや暗い。真帆からは「ヒラギノ」と呼ばれている。背番号は12。 袴田 かげつ(はかまだ かげつ) 声 - 瀬戸麻沙美 慧心学園初等部5年D組。ひなたの妹。五年女バスの中では良識派で我の強いメンバーに振り回されがち。ショートヘアの中性的な印象で姉のひなたより30cmほど背が高く、4年生の時にマラソン大会で優勝しているなど運動も得意。同級生は「さん」付けで呼び、年上に対しては「先輩」付けで呼んでおり、誰に対しても常に敬語で話す。2年生の時に自身の過失でひなたが高熱をだして倒れた過去があり、それ以降自分のほうが早く成長したこともあって姉に対して異常なまでに過保護になった。保健室で休んでいる時に葵と夏陽が羽多野と会話しているのを聞き、夏合宿が行われている三沢家の別荘に来訪するが、ひなたの体調を案じてハードな練習に異を唱える。周囲の勧めもあって「トライアスロン・リレー」でひなたと勝負することになり、勝負に負けてひなたが成長していることを気付かされ、以降はひなたに適度な距離を置いて接するようになる。昴に対しては当初は思い込みと夏陽から聞いた話で警戒心を顕にしていたが、ひなたに窘められリレー後には落ち着いて話せるようになった。合宿最終日に昴から女バスへの勧誘を受けるものの、姉の傍に居たいという理由だけで部活をするのは真剣にやっている他の部員に失礼だと考え、勧誘を辞退するが、ひなたの自主練習を手伝うようになった。 夏休み明けから同じクラスに編入してきたミミに付き添って、たまたま五年女バス結成の場にいたことで強引にメンバーに加えられる。その後練習を通して打ち解けたのか、。五年女バスのメンバーとの会話では敬語を使わなくなった。ゴール下の争いに適していることに気づいたひなたから愛莉の練習を参考にした指導を受けており、五年女バス加入時点でセンターとして基本的な技術を身に着けている。女バス合流後は葵・愛莉の指導で急速にセンターの実力と自信を強めている。ひなたと紗季からは「かげ」、真帆や椿と柊からは「ゲッタン」と呼ばれている。 身長160cm。2月20日生まれ。血液型O型。背番号は9。 藤井 雅美(ふじい まさみ) 声 - 種田梨沙 慧心学園初等部5年B組。負けん気の強い性格。紗季の幼少期からの知り合いだが、実家のすし屋「寿し藤」が、同じ商店街にあるお好み焼き屋「なが塚」にタウン誌での人気で負けていることで紗季を一方的にライバル視しているため「幼馴染になりそこねた間柄」と言われている。その負けん気の強さから昴からはメンバーで唯一「さん」付けで呼ばれている。球技大会などで紗季のミドルシュートを見てその対抗心からロングシュートをひたすら練習しているためシュート精度は非常に高く、3ポイントラインからでもシュートを決めることが出来る。しかしロングシュートのみに特化しているためバスケの総合的技術については初心者の域を出ておらず、6年との試合では紗季のドライブを止めることが出来ずに点を決められてしまった。紗季との関係とシュート練習をしていることを知っていた夏陽に五年女バスのことを教えられ参加する。買って貰ったおもちゃやお気に入りの品を公園の滑り台の上で鑑賞する癖を持っている。真帆からは「おすし」、椿と柊からは「ましゃみ」と呼ばれている。中二病の気があるらしく、5年女バスのSNSでは「闇を射る者」というハンドルを名乗っている。 身長143cm。6月16日生まれ。血液型A型。背番号は13。
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