五度目の結婚とその顛末
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 07:34 UTC 版)
「ナニー・ドス」の記事における「五度目の結婚とその顛末」の解説
1953年、オクラホマ州の公務員(道路整備機関に勤務)、サミュエル・ドスと結婚したナンシーだったが、夫の亭主関白ぶりに悩まされることになってしまう。 サミュエルは厳格で気難しい性格であり、彼女の生き甲斐そのものであるロマンス雑誌や恋愛小説を「くだらないもの」として嫌悪し、それにうつつを抜かすナンシーを非難した。ある日、ナンシーが留守にしているとき、夫は妻の宝物であるこれらの雑誌や小説を勝手に捨ててしまい、とうとう堪え切れなくなった彼女は、好物であるプルーンの砂糖煮に大量の殺鼠剤を混ぜて夫を殺害しようとしたが、夫の丈夫な体質に阻まれて計画は頓挫。 夫は食中毒と診断され、病院に収容された。数ヶ月後、サミュエルは退院することになったが、帰宅後ふたたび体調を崩して今度は死亡。 生命保険金目当てと、命より大切な宝物を勝手に捨てた夫への異常な憎しみにかられていたナンシーに毒入りコーヒーによってとどめを刺されたのだ。
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