硯谷女学園
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/16 04:08 UTC 版)
人里離れた場所に存在する全寮制の女子校。作中では「美術館のような外観」とされている。スポーツに力を入れており、生徒は運動部への参加が必須。バスケ部は全国常連の強豪。ForM主催のミニバス大会でも5年生主体のメンバーが参加する。 藍田 未有(あいだ みゆ) 声 - 伊瀬茉莉也 硯谷女学園小学部6年1組。ミニバス部のキャプテン。非常に高飛車な性格。男嫌いで、最悪な出会いをした昴を一方的に嫌っている。言葉の後に「そして、」とつなげる独特の口癖を持つ。能力は高いものの気分屋で斑気が強く、弱い相手には手を抜き、勝てないと思うとあっさり諦めるなど問題のある行動も多い。その影響から今年のチームは勝率は高いものの、優勝を経験していない。慧心学園との練習試合ではその斑気が災いして足を引っ張り、麻奈佳と初恵からメンバー交代を告げられてしまうが、自身の問題点を反省し試合に復帰した後は好プレイを見せる。5人しかいない慧心女バスを当初は「作りかけのチーム」と見下していたものの、試合を通じて認めるようになる。頭の後ろに結んでいる大きな赤いリボンが特徴的なために、真帆からは「ちびリボン」と呼ばれていて、そのお返しとばかりに試合中にミスをした真帆のことを「あほリボン」と呼び返した。尊敬する人はアレン・アイバーソン。 12月の公式戦では気分屋な面はなりを潜めて、チームのために行動するようになっていた。慧心との試合後は智花のことをライバルと認め、お互いに名前で呼び合うようになった。 身長140cm。11月23日生まれ。血液型O型。背番号は4。 塚田 久美(つかだ くみ) 声 - 籠瀬千恵子 硯谷女学園小学部6年生でミニバス部所属。男勝りな性格でパワー感あふれるプレーを信条としている。ポジションはC(センター)。背番号は5。 甲本 みすず(こうもと みすず) 声 - 杉浦奈保子 硯谷女学園小学部6年生でミニバス部所属。攻守ともに優れた縁の下の力持ち。ポジションはPG(ポイントガード)。背番号は6。 矢作 蘭(やはぎ らん) 声 - 西口杏里沙 硯谷女学園小学部6年生でミニバス部所属。ディフェンスはチーム一。背番号は7。 橘 百江(たちばな ももえ) 声 - 持月玲依 硯谷女学園小学部6年生でミニバス部所属。ポジションはPF(パワーフォワード)。背番号は8。 奥田 伸江 声 - 巽悠衣子 硯谷女学園小学部6年生でミニバス部所属。背番号は9。 中野 夢 声 - 山崎はるか 硯谷女学園小学部6年生でミニバス部所属。背番号は10。 北野 若菜 声 - 小澤亜李 硯谷女学園小学部6年生でミニバス部所属。背番号は11。 都大路 綾(みやこおおじ あや) 声 - 原由実 硯谷女学園小学部5年3組。ミニバス部所属。高校生の麻奈佳を身長で数cm上回る体格。元々は体操部のホープだったが急に背が伸びたことでスランプに陥っていたところに、ミニバス部からの誘いを受け、夏休みの合同合宿の後に入部。ミニバス部でも結果が出せずに悩んでいたが、同じように背の高い愛莉からアドバイスをもらい慕うようになる。その後は急速に成長し、12月の公式戦ではベンチ入りしている。慧心との試合では思い通りにいかずに腐っていた怜那を糾弾する一面を見せる。 身長167cm。4月22日生まれ。血液型A型。ポジションはC(センター)。背番号は12。 葦原 怜那(あしはら れな) 声 - 長谷川明子 硯谷女学園小学部5年2組。ミニバス部所属。自分の実力を鼻にかけた自己中心的な性格で、未有と喧嘩をしてチームを飛び出していたため夏休みの合同合宿には参加していない。気に入らないことがあるとすぐに練習を早退するのでバスケ歴は浅く技術面ではほぼ素人同然で身体能力頼みだが、バスケのセオリーを無視した変則的なドライブを多数習得している他、試合中にバスケの動きをマスターし、一度見た技をあっさり真似るなど「憎らしいほどバスケットボールの神様に愛されている」と昴に言わしめるほどの才能の持ち主。チームメイトも実力を認めて成長してエースになって欲しいという気持ちから不満を口にしていない。慧心との試合ではチーム戦の経験がないことから、チームプレイに対応できず足を引っ張ることになり、やる気をなくして投げ出そうとするが、綾の説得によってチームプレイを行うようになる。 身長133cm。6月1日生まれ。血液型B型。背番号は13。 野火止 初恵(のびどめ はつえ) 声 - 川澄綾子 硯谷女学園小学部ミニバス部の顧問で麻奈佳の姉。合同合宿に来た慧心女バスを冷遇するなど非常に融通の利かない性格に見えるが、麻奈佳の怪我に心を痛めており、チームの勝利を通してバスケに前向きになってほしい一心で麻奈佳をコーチにするも、結果や効率を優先したため、互いの気持ちがかみ合わず周囲に対しても頑なになってしまった。昴がレギュラーチームとの練習試合を頼み込んでも突っぱねていたが、麻奈佳の説得により最終的にその申し出を受け、分かり合うきっかけを作った昴たちに謝意を表した。作中の会話からバスケ経験者であることが窺える。 作者によれば、野火止という姓は埼玉県新座市にある地名から拝借したとされる。 野火止 麻奈佳(のびどめ まなか) 声 - 佐藤聡美 硯谷女学園高等部2年生でバスケ部所属。中等部時代から嘱望された選手だがインターハイ予選で右膝靭帯断裂および同半月板損傷の重傷を負い、根治未定の松葉杖を必要とする生活を強いられることになるも、休部中に小学部ミニバス部の臨時コーチを受けるなどして、前向きに捉えようとしている。姉御肌の気さくな性格で、バスケ部の合同合宿では態度の冷たい顧問の姉に代わって慧心女バスの世話を担った。自分の部活ができずにコーチをしている、自らと似た境遇の昴に親近感を覚える。また合宿に同行した葵と仲良くなり、葵が昴に恋愛感情を抱いていることに気づいて、葵に色々なアドバイスをしたり、お節介をやいたりしている。一方で試合前に昴が悩んでいる紗季を励ましている姿を、「昴が紗季を口説いている」と勘違いして落ち込む葵を時間をかけて説得し、あらぬ誤解を解かせるなど常識的な部分も持っている。以後昴と葵からは「麻奈佳先輩」と呼ばれ慕われるようになる。 未有によって「10人いないと公式戦には出られない」という、事前に知っていた智花意外の慧心女バス部員には隠していたミニバスのルールを暴露されてしまい、飛び出してしまった真帆を見て落ち込んでいた昴に対し、自分なりの「今」のバスケの向き合い方を説いて激励した。夏休みの終盤に手術を受け、無事に成功し昴達に成功報告のメールを送った。ForM主催のミニバス大会や公式戦でもコーチとして参戦している。御庄寺からは「ちゅんちゅん」と呼ばれている。
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