メンバーの階級とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > メンバーの階級の意味・解説 

メンバーの階級

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/08 02:45 UTC 版)

救世軍」の記事における「メンバーの階級」の解説

準兵士 キリスト救い主として認め救世軍への入隊希望表明し認められた人。他教団における洗礼準備者。入隊式までの間はキリスト教聖書教会救世軍などについて詳しく学び入隊備える。 兵士 キリスト信じて回心し、入隊式で加入宣誓書軍中約束[リンク切れ]』に署名調印して入隊した信者いわゆる一般信徒制服襟章青地または黒地に「S」、肩章階級章)は青地または黒地に太い黒縁下士官 小隊(=教会)において特命与えられ無給奉仕する信者。他教団における教会役員にあたる。階級呼称はほとんどが軍曹(英: Sergeant)で、三役曹長役員会長)、書記役員会事務局長)、会計。ブラスバンドメンバーやオルガニストピアニストなどの奏楽担当者唱歌隊員下士官基本的に肩章襟章とも兵士同じだが、一部役職者肩章制服の上腕部などに役職名頭文字記したバッジワッペン付けることもある。また、制帽帽章兵士とは異な場合がある。なお、救世軍における「下士官」は後述准尉および特務曹長以外は「階級階級区分)」よりも「所属小隊における役職」という意味合いが強い。 士官候補生 神から召命を受け、生涯奉仕捧げる士官となるために士官学校(=神学校)に在学中神学生制服兵士と同じ物だが、肩章に赤い線が入る(線1本が1年生、線2本が2年生)。 士官学校2年制であり、卒業時に士官任官される。入校資格原則として高校卒業上で所属小隊士官または所属教会牧師推薦受けた18歳から48歳までの兵士下士官またはクリスチャン入校時に救世軍入隊し士官として奉仕する意思があれば、入校前の所属教会救世軍でなくてもよい)。 士官 神から召命を受け、生涯奉仕捧げるために士官学校(=神学校)で専門的な教育訓練受けた伝道者。他教団牧師に相当。制服襟章赤地に「S」、肩章赤地階級により入るマーク異なる。 士官階級は、士官学校入校認められた者の入校前の呼称は準候補生士官学校入校時および在学間中士官候補生で、卒業する中尉となる(中尉階級2001年に一旦廃止されたが、2008年復活した現行の制度では士官学校卒業時に中尉任官され、奉仕年数5年目大尉昇任する。なお少尉階級過去には存在したが、現在は廃止されている)。 その後奉仕年数により、任官15年少佐大佐補・大佐中将昇任していく(准将少将階級は無い)。戦前階級に「校」があった。校は尉官佐官中間連隊長主な階級中校だった。(なお、台湾では今も「校」が使われており、小隊指揮官多く階級少校である。)現在、ほとんどの士官少佐階級退役まで保持する。これは2001年軍律改訂により、大佐補以上の階級士官軍国司令官書記長官などの一部役職限定されたためである(現在の日本軍国の書記長官の階級大佐補であり、書記長以外の本営役員士官学校校長連隊長などの階級はほとんどが少佐それ以下である)。 過去には存在したが、現在の救世軍士官階級には中佐無く代わりに一般的な軍隊士官には存在しない階級の「大佐補」が存在する。これは旧救世軍中佐原語である「Brigadier」が「中佐」と訳されていたが、その「Brigadier」の階級廃止されて「Lieutenant Colonel」の階級新たに制定されたため、「Brigadier」と「Lieutenant Colonel」を区別するために作られ新語である。 かつて「中尉」と訳されていた「Lieutenant」は、現在の日本救世軍においては准尉制度導入に伴う中尉階級廃止とその後復活という紆余曲折経てLieutenant准尉中尉訳し分けながら併用されている。 世界代表で「万国総督」とも呼ばれる現役大将は1名のみ。 万国総督補佐役で大将に次ぐ役職として、中将務め参謀総長設けられている。 参謀総長の下には地区別・担当任務別に複数の、やはり中将務める「万国書記官」が設けられている。 他教団管区相当する軍国」の代表者軍国司令官である。また、軍国本部は「本営」と呼ばれる各軍国司令官の補佐役としては書記長官という役職設けられている。本人意思もしくはなんらかの事情により士官にはならない(または「なれない」、例え年齢制限により士官学校への入学資格失った人、夫婦での士官学校入校ができなかった人、特定政党所属している人など)が、下士官として一定期間(最低3年間、最高9年間)フルタイム奉仕する人は准尉旧制度の「特務大尉」 (Auxiliary Captain) および「特務曹長」 (envoy) にほぼ相当)に任官される。准尉下士官だが、有給専従職員である。 特殊な例としては士官学校入校年齢制限超えた人で特別に訓練受けた野戦任官士官である「特務大尉」という階級存在したが、准尉制度実施に伴い、「特務大尉」および「特務曹長」の階級順次的に廃止されることとなった士官65歳定年退官となり、引退士官となる。しかし、所属小隊説教などの奉仕続けことがある軍属 士官および准尉以外の救世軍人で社会福祉部門医療部門教育部門法人本部などにおいて雇用される職員(例:法人本部事務職員病院看護師など)。なお、救世軍以外の教団教派所属するクリスチャンや、クリスチャンではない者でも「法人として救世軍職員」には採用されるが、そのような者は「救世軍軍属」とは呼ばれない。 軍友教団所属で、救世軍協力関係にあるクリスチャン。またはクリスチャンでなくとも救世軍協力している者。 同友者 諸事情により、軍令軍律から外れ兵士としては入隊できないが、救世軍主義や行動に賛同して救世軍所属教会宣言して認められ兵士同様に月定献金をしているクリスチャン例え酒造・酒販業や、居酒屋スナック・バーなど酒の提供を主とする飲食業煙草製造・販売業の人など。同友者は「救世軍一員」の中に含まれる兵士異なり禁酒禁煙を守らなくてもよい。 サポート会員 救世軍活動支えるために、会員登録定期的に献金個人:年3000円以上、法人団体:年10000円以上)している人。クリスチャンでなくてもなれる。 コミュニケーション・ケア・ミニストリーズ(CCM会員 救世軍奉仕活動参加意思がある人で、小隊士官推薦受けた人。クリスチャンでなくてもなれる。2015年まではリーグ・オブ・マーシー(LOM)という名前だった。LOM1994年発足し活動20周年記念して名称変更された。 家庭団 他の教会における女性部、婦人部に相当。 柏寿会 60歳上の高齢者集まりクリスチャンでなくても入会できる。 下士官兵士準兵士同友者無給ボランティア(ただし例外として、准尉下士官だが有給専従職員となる)。士官士官候補生および准尉を含む)、軍属一部軍友宗教法人社会福祉法人財団法人専従職員となる(これもまた軍隊倣ったもの。士官救世軍活動本業とする“職業軍人”、下士官までが志願兵)。また、準兵士上の救世軍同士戦友 (comrade) と呼び合う。 その他、まだ信仰至っていない求道者や、他の教団所属するクリスチャン客員として集っている小隊もある。又、地理的な事情(例:救世軍小隊から遠く離れた地域仕事など理由在住している)等で、他のキリスト教会集っている救世軍メンバー存在する

※この「メンバーの階級」の解説は、「救世軍」の解説の一部です。
「メンバーの階級」を含む「救世軍」の記事については、「救世軍」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「メンバーの階級」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「メンバーの階級」の関連用語

メンバーの階級のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



メンバーの階級のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの救世軍 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS