マドクター
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 08:19 UTC 版)
ドグマ大帝統 声 - 村松康雄 マドクターの首領。毒魔殿内部の神殿からホログラムの姿で、サクシダーたちの指揮を執る。その正体は8人のドクマ星人 トップメンバーたちの頭脳集合体であった。マドクターのルーツが外宇宙からきた異星人であることはドグマ大帝統しかしらない。実際に幹部たちからは「ドクマ大帝統様」と呼ばれている。 選ばれし民たちによる統治を最善と考えており、そのためには他のタウンの市民はおろか、マドクター兵士たちを殺すこともいとわない。毎回の作戦を毒魔黙示録で指示する。 バラス 声 - 西村知道 最初は戦闘隊長に過ぎなかったが、数々の策略で総統の地位にのし上がった。しかし実力は今ひとつで、自分で判断できないときはドグマ大帝統に相談していた。ヴィクトールタウン占領後は総指揮官として人質を使った作戦で、サントーレ隊を苦しめた。奪ったアノー号を運搬する際は自ら指揮を執るもミスをして、サントーレ隊に奪い返されてしまった。その失敗の責任を取るために、ドグマ大帝統にゴーディアンの破壊を命ぜられ、イクストロンを使用した最強の闘銃士 マドックス・ドッグマンに搭乗し、ダイゴに一対一の決闘を挑む。3体が分離する瞬間を狙いゴーディアンを苦しめたが、隙を付かれてドッグマンもろとも爆死してしまった。 第2話が初登場だが、その際の表記は「ミスターX」だった。 サクシダー 声 - 北村弘一 マドクターの参謀兼諜報長。毒魔黙示録の内容を読み上げるのは主に彼の担当である。数々の策略で、サントーレ軍を苦しめ、当初は三巨頭の中で、総統の地位に最も近い場所にいた。実際、ドグマ大帝統と会話ができるのは当初はサクシダーだけであった。クロリアスらとの権力争いに際し、バラスを取り込もうとするが失敗。総統の地位を奪われてしまう。その後、何か策を弄する気は無かったようで、バラスに忠実に仕える。 バラスの死を見て、不安にかられ、エリアスに自然に仕えるようになる。最終回直前で合流したトロピーヌにより、劣性遺伝子の持ち主とされ、何も落ち度は無いのに投獄される。ドグマ大帝統も彼を助ける気は無かった。 エリアス 声 - 加川三起(現・鳳芳野) マドクターの最高幹部の一人で、イクストロンの研究・調査担当。初期は目立った行動を起こす事はなかったが、ヴィクトールタウン占領時から出番が増える。サントーレ隊に捕まった際に彼女の口から、マドクター6000年の歴史が語られ、ダイゴたちを驚愕させた。サオリのことを「サントーレに置くには惜しい女」とまで言っている。 エリアスの家柄は代々貴族の家系で、先祖にはクレオパトラがおり、部下たちは命がけで彼女を守っている。内心ではバラスを成り上がりと蔑んでおり、その死後は総統の地位を継いだ。 サントーレとの最終決戦時にツタンカーメンを思わせる兜を被り、侍女を2人従える。マドクターを最後まで裏切ることはなかった。後半は同じ最高幹部のサクシダーを盟友として信頼しており、最終回前の理不尽な仕打ちには納得していなかった。 バルバダス 声 - たてかべ和也 マドクターの戦闘隊長。最初はクロリアス直属だったが、バラス側に寝返った。豪快な性格の割には忠実に命令を守るタイプ。サントーレに逃げ込もうとした一般市民を追い込もうとしたが、ブラスターバックたちの罠にかかり絶命する。兵士の信頼はあまりなかったようである。 クロリアス 声 - 黒部鉄 サクシダー、エリアスと共にマドクター三巨頭を名乗っていた戦闘隊長。サクシダーには対抗心を燃やしていた。バラスの台頭に脅威を感じ、第9話で、暗殺を試みるも失敗。ゴーディアンとの戦闘に敗北し退却しようとするも、バラスに退路を閉ざされてしまい、搭乗していたマドピューターごと破壊され爆死した。 ホクマドック 声 - 黒部鉄、他 ナンマドック 声 - たてかべ和也、他 トウマドック 声 - 増岡弘、他 サイマドック 声 - 伊武雅之、他 ヴィクトールタウン陥落後、バルバダスの後任として四方の門を守るために配置された将軍達。主に行動隊長といった役割であったが、これといった活躍はなく、4人集めても個性はバルバダス以下という扱いを受けていた。回によっては違う名前で呼ばれることがある。 サントーレとの最終決戦時、ホクマドックは銃でピーチィの母を撃ち、怒りに燃えたダイゴに銃で撃たれて死亡。サイマドックはゴーディアンとの戦闘で搭乗していたマドピューターを倒され爆死したが、トウマドック、ナンマドックの生死は不明。 トロピーヌ 声 - 加川三起 ドグマ星系 第三分類移民隊の隊長。プレアデス散開星団の惑星カナンに移り住んだ第三分隊の子孫で、ビッグカタストロフから逃れようとしていたイクストローム星人の血を引くカナン星人の移民船を追って来たが、移民船はブラックホールに飛び込む途中で耐え切れず爆発した。ドクマ殿艦隊を率いて、アノー号を追う途中のドクマ宇宙船と合流する。 顔立ちはエリアスに瓜二つだが、髪型はショートヘアのエリアスと異なり、アフロヘアーである。エリアスに「2人は先祖が同じで、理想の混血のタイプだ」と言っている。性格はエリアスと違い、人の命を弄ぶ残酷な行為を繰り返していた。それは兵士をクローンスリープで生産し続けたためにそうなったといわれている。彼女は遺伝子の良し悪しで地位を決めるため、サクシダーを劣性遺伝子と決め付けて投獄している。
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マドクター
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宇宙漂流の果てに地球にたどり着いたドクマ星人たちが結成した秘密結社、それがマドクターである。マドクターの歴史は古く、紀元前4000年頃にエジプトで発祥したと言われている。ドクマ星人は地球に生息していた原人に自らの遺伝子を移植し、己の手足になるように育成した。ツタンカーメンやクレオパトラといった歴史上の人物を使って文明を支配してきたマドクターは、エジプト文明が崩壊した後に世界中に散らばり、様々な歴史上の将軍・皇帝などを影で操り、裏で文明を支配していった。 時は流れ、ビッグカタストロフ後の混乱をきっかけに表舞台に躍り出たマドクターは当主である、ドグマ大帝統が全世界の支配を宣言。各国に対し、攻撃を開始した。しかし、ドグマ大帝統の真の目的は、地球上のどこかに存在すると伝えられている「太陽のすかし」を探し当て、解明する事だった。 マドクターがかねてより進めていた「プロジェクトX」とは、太陽のすかしの謎を解明し、それを用いて、選ばれしエリートのみの新世界を作り上げる計画だといわれている。 物語の序盤においては、マドクターは特定の領域を支配しており、そこからヴィクトールタウンなどに侵攻していった。毒魔殿は当初その領域内の湖に浮かんでいる状態であった。防衛要塞が配備されたヘル・ロックは一度ゴーディアンを撃退するほどの力を持っている。情報収集や裏での取引のため、各タウンに自分たちのスパイや内通者を送り込んでいる。メカコン内部にスパイがおり、他の大陸(ヨーロッパ地方)にまで、その範囲は広がっている。 主要な兵器は「マドピューター」と呼ばれる機械兵器である。マドピューターは主に、兵士の乗る多足式の戦車、それより大きい指揮官機、対ゴーディアン用のメカである。後にエリアスは対ゴーディアン用にパワーアップさせた「闘獣士 マドックス」を開発する。エリアスによると、闘獣士はシステムがマドピューターとは完全に異なるらしい。 ヴィクトールタウンを占領した後は巨岩戦車や戦闘用ヘリ、戦闘機など、さらに兵器がパワーアップし、サントーレ砦を苦しめた。 悪の組織としては珍しく、士官が昇格する場面が見受けられる。空位だった総裁の地位についたバラスはもとより、前線での指揮をバルバダスの部下やバラスの部下が任される場面がある。 本拠地の毒魔殿は地中深くに存在していたが、ヴィクトールタウン占領時に姿を現し、タウンの中心部にその根を下ろす。イクストロン砲によって破壊されたが内部から本体と見られる宇宙船が出現し、宇宙へ一旦逃げることになる。
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