イクストローム星人とアノー号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 08:19 UTC 版)
「闘士ゴーディアン」の記事における「イクストローム星人とアノー号」の解説
はるか昔、母星を追われたイクストローム星人はドクマ星人との星間戦争を繰り返していた。長い戦争の果て、一部のイクストローム星人は数千年前の地球にたどり着いた。そのときに乗り込んでいた宇宙船が「アノー号」である。地球に飛来した当時のアノー号は隕石のような外見をしており、それを利用してカモフラージュし、誰にも気付かれずに地中深く隠れた。アノー号にいたイクストローム星人は、そこから世界中に散らばって地球人に帰化したとされている。しかし、イクストローム星人の中にはアノー号に残った者もおり、現地人に自らの遺伝子情報を埋め込み、人類の進化を促進させる実験を行っている。大滝博士が言っていた「人類の進化には大きな謎がある」という理由がそれだといわれている。 アノー号に残ったイクストローム星人のアダムスリーは自分の身体を「クローンスリープシステム」で、クローンコピーし、自らの記憶をクローン体に移植し続けながら、同胞である地球人がアノー号を見つけてくれるのを長い間待ち続けた。 太陽のすかしを追い、北の地でアノー号が隠れている岩盤までたどり着いたジェロニモ一行は内部に入ることに成功する。そこには操縦室で待ち続けていた、アダムスリーがいた。アノー号はその全貌を現し、驚異的な能力を披露した。だが、それは新たな苦難の道への始まりでもあった。 その後、サントーレ隊はアノー号に外付けのエンジンを取り付け、サントーレへ運ぶことになる。アノー号のエネルギー源はイクストロンであるため、熟成イクストロンが貯蔵されている、サントーレ付近まで運ばなければいけない。一度はマドクターにアノー号を奪われたサントーレ隊だったが、ある作戦により奪還する事に成功する。そして、マドクターの決戦を経て、ついに旅立ちのときを迎えた。 地球から発進したアノー号は、人類が移住可能な惑星を探すために果てなき旅路に出る。しかし、その後をドクマ宇宙船が追ってくる。アノー号にはドクマ側にはない航行システムが搭載されており、ドグマ大帝統はアノー号を奪うために付け狙う。 アノー号のデザインは後に『超時空要塞マクロス』で脚光を浴びることになる、河森正治が行なっている。
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