trifle
「trifle」とは、「つまらないもの」や「些細なこと」「少量」「わずかの金額」といった程度が小さく取るに足りないさまを意味する英語表現である。
「trifle」とは・「trifle」の意味
「trifle」は、「つまらないもの」「ささいな事」「少量」「わずかの金額」「少し」を意味する英単語である。名詞と動詞で使うことができ、動詞の意味は「いい加減に扱う」「もてあそぶ」「浪費する」である。名詞の複数形は、「trifles」である。動詞の活用変化は、現在分詞「trifling」・過去形「trifled」・過去分詞「trifled」・三人称単数現在「trifles」である。「trifle(お菓子)」とは
「trifle(お菓子)」とは、イギリスで生まれたパフェに似た家庭的なスイーツで、フルーツやスポンジ、クリームなどを器の中で層状に重ねたものである。本来、お菓子の「trifle」は、冷蔵庫の中に入っているありあわせの食材を使って作るものである。そして、このことに由来して、「つまらないもの」や「些細なこと」という意味を持つ「trifle」が名前となった。お菓子の「trifle」が初めてイギリスの料理本で紹介されたときの材料は、砂糖、生姜、ローズウォーターで味をつけたクリームである。一般的には、スポンジやフルーツを器の下に入れ、カスタードやクリームがその上である。また、日本でも人気が高いイギリス映画「ハリー・ポッター」シリーズにも何度か登場したことがあり、イギリスではとてもポピュラーなお菓子である。
「trifle(書籍)」とは
「trifle(書籍)」とは、「Trifle by 花とゆめ」のことで、2020年11月20日から配信を開始した電子版のボーイズラブ(BL)雑誌である。ボーイズラブ(BL)とは、少年や青年同士の恋愛を中心に描いた作品のことである。販売元は、多くのイケメン男子を生み出してきた少女漫画雑誌「花とゆめ」と同じ、株式会社白泉社である。創刊号の「Trifle by 花とゆめ 1号」は総ページ数397ページで、表紙は「イケメン騎士を拾ったんだがどうしたらいい?~恋するMOON DOGスピンオフ~」である。「イケメン騎士を拾ったんだがどうしたらいい?~恋するMOON DOGスピンオフ~」の作者は、メガヒット作品「紅茶王子」を描いた山田南平である。「Trifle by 花とゆめ」は1号に続き、2021年4月5日に2号、2021年10月20日に3号、2022年3月19日に4号、2022年7月20日に5号、2022年11月18日に6号が配信を開始した。
「trifle」の語源
「trifle」の語源は、中期英語の「trifle」である。「trifle」の意味は、「些細なこと」である。「trifle」の後に、「冷笑的行為」の意味を持つ「trufle」となり、さらにその後に「ごまかし」の意味を持つ「truff」に変わり、「trifle」へと変化した。「軽薄なひと」の意味を持つ「trifler」も、「trifle」と同じ語源である。「trifle」の発音・読み方
「trifle」の発音記号は、「tráifl」である。カタカナで表記する場合は、「トライフル」である。ただ、実際の発音は、「トゥラァィフル」に近い音である。「t」は、舌先を前歯の裏の歯茎につけ、急に息で破裂させた時の音である。「r」は、舌先を内側に巻いたまま、舌を口の中で浮かせて出した音である。「ai」は、初めは口を大きく開け、終わりは口を小さくして音を出す。発音のポイントは、一つの音のように表現することである。「f」は、上の前歯を下唇に軽く当て隙間から息を出す時の音である。「l」は、舌先を前歯の裏の歯茎につけた状態で、舌の両側から「ウ」と「ル」を同時に出した時のような音である。
「trifle」の使い方・例文
・My brother sticks at trifles.(私の兄は些細なことにこだわる。)・A bomb should not be trifled with.(爆弾は慎重に扱わなければならない。)
・She trifled with a person's affections.(彼女は人の愛情をもてあそんだ。)
・You have trifled away the best part of your life.(あなたは人生の大部分を空費してしまった。)
・I bought this land for a mere trifle.(私はこの土地を二束三文で買った。)
・A Royal Princess is not a person to be trifled with.(王女はいい加減には扱えない。)
トライフル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/06 18:10 UTC 版)
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トライフル(英:trifle)は、イギリスのデザートで、カスタードクリームやスポンジケーキ、フルーツなどを器のなかで層状に重ねたもの[1]。
語源は中英語からのものと言われており、そこには「気ままなおしゃべり」だったり、残り物またはあり合わせで作ったデザートだから「つまらない物」と言う意味合いがあるという。
クリスマスにも供され、重い食べ物であるクリスマスプディングの軽い代替物とされる場合もある。
作り方
固めのカスタードクリーム、フルーツ、スポンジケーキ、フルーツジュース(近年はゼリーで代用することも多い)、泡立てた生クリームで作る。以上の材料を層状に重ね、フルーツとスポンジケーキを下に、カスタードクリームと生クリームを上にするのが一般的である。
フルーツジュースはケーキを湿らせるのに必要だが、フルーツジュースの代わりにポートワイン、シェリー、マデイラ・ワインなどの洋酒を加える場合がある。シェリー酒を染み込ませたスポンジケーキで作ったトライフルは「シェリー・トライフル」または「ハイ・チャーチ」 (High Church) などと呼ばれるが、もともとトライフルはシェリー酒で作られるものが一般的であった[1]。
バリエーションの一つとして、冷やす前にスポンジケーキをゼリーに浸すものがある。この二つを適切な分量で組み合わせることで、独特の快い食感が生まれる。
トライフルは味覚や見た目も工夫しやすい。色鮮やかなフルーツやナッツ、ゼリー、ジャム等やカスタードクリーム、生クリームを利用して飾りつけることが可能である。
類似する料理
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クレオール・トライフルまたはロシアン・ケーキと呼ばれるデザートは、トライフルとは異なるが関連性のある料理である。様々なケーキの一部を混ぜて固め、赤ワインやラム酒、シロップ、フルーツジュースなどで湿らせ、冷やして作る。出来上がったものは複雑な色と芳香を示す。ニューオーリンズのパン屋は残り物や失敗した商品からこのようなケーキを作ったことで知られている。
イタリアにはトライフルに似たズッパ・イングレーゼ(zuppa inglese)(イングランド風スープ)というデザートがある。リキュールにひたしたスポンジケーキとカスタードクリームとを層にしてかさね、生クリームをかけフルーツをあしらいかざる。
歴史
「トライフル」という名称が、砂糖、生姜、ローズウォーターで風味付けされた固いクリームに対して初めて使われたのは、トーマス・ドーソンによって1596年に英国で出版された「The Good Housewife's Jewel (良き主婦の宝石)」という本で紹介されたレシピである。60年後、卵を加えることと、アルコールに浸したスポンジケーキの上にカスタードを乗せるようにレシピが改良された。
研究によると、フルーツフールとして知られていた同様のデザートから進化し、当初は両方の名前は区別されずに使われていた。
ゼリーを加える作り方は最近なされた変形と考える人もいるが、そのレシピは1747年より知られており、詩人オリバー・ウェンデル・ホームズは1861年にゼリー入りのトライフルについて記述している。
大衆文化における言及
- テレビドラマ『フレンズ』のエピソードでレイチェル・グリーンがトライフルを作ろうとして、誤ってシェパーズパイを中に入れてしまう。[1]
- 映画『四角い恋愛関係』で新婚家庭でのプライベートな会食で登場。
- 小説『ハリー・ポッターと秘密の部屋』のある日の食事のデザートに出され、クラッブとゴイルが最後まで残って4皿目を平らげていた。
脚注
出典
「トライフル」の例文・使い方・用例・文例
- トライフルのページへのリンク