しょうしんじょ 【生神女】
生神女
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/19 17:10 UTC 版)
生神女(しょうしんじょ、ギリシア語: Θεοτόκος, 教会スラヴ語・ロシア語・ブルガリア語: Богородица, 英語: Theotokos)とは、「神を生みし女」を意味する、正教会におけるイエスの母マリアに対する敬称。一般に言われる聖母マリアの事であるが、日本正教会では聖母という表現は用いられず専ら「生神女」「生神女マリヤ」「生神女マリア」との表現が用いられ、生神女マリアを単に聖母マリアという語に限定してしまうのは誤りであるとされる[1][2]。正教会では生神女マリヤを神の母・第一の聖人として位置付けている。
- ^ 高橋保行『ギリシャ正教』292頁、講談社学術文庫、1980年。
- ^ 「聖母」…戦前・戦後すぐの時期には書籍や聖堂名で用いられているケースもあったが極めて稀である。現在では用例は一切みられなくなった。また、明治時代から現在に至るまで一貫して、祈祷書では「聖母」という表現は全く用いられない。
- ^ 現代ギリシャ語読みを本項では採用する。古典再建音では「テオトコス」となる。
- ^ 久松英二 『ギリシア正教 東方の智』134頁 講談社選書メチエ (2012/2/10) ISBN 9784062585255
- ^ a b 久松英二 『ギリシア正教 東方の智』137頁 講談社選書メチエ (2012/2/10) ISBN 9784062585255
- ^ 久松英二 『ギリシア正教 東方の智』136頁 講談社選書メチエ (2012/2/10) ISBN 9784062585255
- ^ 訳語は日本正教会の祈祷文「恩寵を満ち被る者」による。
生神女(マリア)
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「聖痕のクェイサー」の記事における「生神女(マリア)」の解説
クェイサーのパートナーを務める女性。授乳を介して、クェイサーにエネルギーとなる聖乳を与え、その戦闘もサポートする。なお、「マグダラの生神女」とは代替品の生神女のことであって一時的なパートナーに過ぎず、クェイサーにとって唯一無二の「生神女」とは似て非なる存在である。
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