テオトコスとは? わかりやすく解説

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テオトコス 【Theotokos】

ギリシア語で〈神を生んだ者〉〈神の母〉を意味する聖母マリア尊称日本の正教会は〈生神女〉と訳す。西方教会ではこの名称はふつう用いられない

神の母

(テオトコス から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/24 05:56 UTC 版)

神の母(かみのはは、ギリシャ語: Θεοτόκος, ラテン文字転写: Theotókos、テオトコスもしくはセオトコスと転写)とは、キリスト教の用語でイエス・キリストの母マリア聖母マリア)に対する称号。 マリアが神の母であるとは、キリストの神的位格υπόστασις)を生む母であることを意味し、キリストを神の本性φύσις)において生んだという意味ではないとしている。ここでいう位格(自立存在ともいわれる)とは、他の存在に依存することなく存在するものをいう。アレクサンドリアのアタナシオスはマリアをロゴスλόγος:神の御言葉)の母と称していた。つまり、マリアは神の位格のひとつロゴス(子なる神、神子:かみこ)の母であるとの意味である。




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