ストーリーワード
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「HiGH&LOW〜THE STORY OF S.W.O.R.D.〜」の記事における「ストーリーワード」の解説
レッド・ラム 『ドラマ・シーズン1』と『WORST』から登場するキーワード。所謂非合法・違法ドラッグの類で、赤い粉末状で使用することで人間に幻覚症状・無気力症さらには薬物依存の危険性を見せる。九龍グループが製薬工場・DOUBTがクスリの取引等で暗躍した為湾岸地区及びSWORD地区という広範囲に広まった。かなり金になるらしく一般人までもが所有している事態であった。無名街に製薬工場があったが、シーズン1内での騒動で工場は閉鎖しリトルアジア地区に移転、さらにはDOUBTが表舞台から姿を消し、九龍グループ壊滅後に完全に姿を消す。 『WORST』では、DOUBTの残党達が主軸として構成された牙斗螺の手により再び製薬・取引が行われ、SWORD地区・戸亜留市内に範囲が広まった。騒動終結後に再び姿を消した。 SWORD地区都市再開発・カジノ建設計画 『ドラマ・シーズン2』から登場する重要なキーワード。本作の物語の主軸とも言える。内容は、日本政府主体の元行なわれる経済復興政策として行なわれる所謂経済安定化法案である。SWORD地区都市再開発計画は主に山王地区や無名街一帯地区を中心とした古い街並みを一度更地にし、周辺一帯の街も一から新しく作り替える計画である。SWORD地区カジノ建設計画は主に都市再開発に成功したSWORD地区に合法カジノ・リゾートホテルなどを建設することで雇用促進・兆円規模の経済効果をもたらす事が予測される経済安定・復興法案である。ただし、候補地のSWORD地区の悪い噂を知る者からは反対の声が多いのも事実。その黒く悪い噂が後述のUSBとして収められている。 『MOVIE2』から『MOVIE3』にかけて、雨宮兄弟による機密情報告発や琥珀達による政府による公害隠蔽工作の露見に伴い、これらの法案・計画は全て白紙撤回・頓挫する。 機密情報の入ったUSB 『RED RAIN』から登場する重要なキーワード。RED RAIN、MOVIE2においてSWORD地区VS九龍グループの戦いを大きく左右することとなる。内容は主に九龍グループが主体で進めているSWORD地区都市再開発計画とSWORD地区カジノ建設計画に関する機密情報で、法案に賛同した政治家をはじめ官僚・警察・公安・自治体・さらには有力企業上層部関係者のデータや法案に反対した者たちのリスト、闇献金や違法な地上げの調書までも入っていた。世間に表沙汰になれば九龍グループはおろか日本政府自体が根本から経済崩壊しかねない危険な代物である。はじめは、成瀬幸雄が仕事の最中偶然手に入れた情報として出てきてそれを専門家の手で簡単には情報漏洩出来ない様細かい細工が仕掛けられており、特に素人がいじるとUSBはおろか使用者のコンピュータをクラッキングするシステムまで備わっている。娘の愛華から雨宮尊龍、そこから経由されハッカー・吉野の手に渡り行き詰まったことで山王連合会のノボルと共同で解析する。その後USBは雨宮兄弟から琥珀の手に渡る。 『MOVIE2』では、雅貴・広斗と協力者の吉野、サポーターの琥珀と九十九の手でUSB内の全てが報道機関に公表されることとなら、法案や計画は一時的に凍結され、九龍グループ総裁・九世龍心逮捕に追い込む。しかし九龍グループの手で情報公開がもみ消されてしまう。 SWORD協定 『MOVIE2』から登場するキーワード。MOVIEにおけるコンテナ街の戦いによる湾岸連合軍の猛攻・九龍グループや張城といった反社会勢力から狙われる土地性、更に九龍グループ壊滅後に現れるであろうSWORD地区を狙う勢力に対抗する為SWORDの5大勢力がこれまでの因縁や理念を払拭しSWORD地区を自衛する為に協力し合うべくコブラ・ノボルが提唱したSWORD地区全域への終戦協定である。ただし、これには各チームの理念やチームとしての想いを捨てかねない事態も想定された為提唱時には可決されなかったが、これまでの戦いの経緯や交流が増えた事でSWORD全体に何かしらの影響を与えており、村山良樹が極秘裏に動いて日向紀久にSWORD協定を実現させるべく決闘を申し込んでいた。後に日向紀久が自分達をSWORD協定だと名乗りを上げる。 『MOVIE3』劇中で、"FINAL MISSION"に挑むべく"SWORD地区連合軍"として団結し、終戦後は正式にSWORD協定が可決された。提唱賛成派● ●コブラ・ノボル・テッツ(山王連合会) → 「九龍グループや張城以外の勢力が出てくる可能性がある」/「俺たちはこれから協力しあうべきだ」/「今までのように歪みあってる場合じゃない」 ●村山良樹(鬼邪高校) → 「俺はいい話だと思う」/村山はその後独断で日向紀久を説得すべく暗躍。 ●KIZZY(White Rascals) → 「コブラの言う通りかも」 → その後ROCKYの真意を知り、反対派に。提唱反対派○ ○ROCKY(White Rascals) → 「White Rasclsは女を守るだけだ。関係ねえ」/真意は林蘭丸が指揮権を取り戻したDOUBTとの戦いに巻き込みたくないというもの。 ○日向紀久・左京・加藤鷲(達磨一家) → 「今まで歪み合ってた俺たちが協力できるのか?」/「俺たちは最初から連む関係じゃねえ」 → 日向を含め達磨一家全勢力がSWORD協定としてDOUBTに宣戦布告。 ○タケシ(RUDE BOYS) → 「俺たちは家族や仲間たちの未来の方が重要だ」 隠蔽された公害 『MOVIE3』にて登場する重要なキーワード。本作全体で動いているカジノ建設計画とSWORD地区都市再開発計画の真相と言える。劇中における数十年前のSWORD地区でとある製薬会社があるウイルスに効果をもたらす特効薬を研究開発していた。だが研究の結果ウイルスに効果はあるものの薬を投与すれた患者は半年から1年以内に100%死亡する副作用があることが判明し、金銭や社会援助を失った製薬会社は倒産した。しかし本当の問題は、製造時発生する有害物質が工場があった地区一帯の土壌・空気、そしてその近辺の巨大な湖の水質まで環境汚染を及ぼしたことで政府はこれが公害であるという事態に立たされ、政府だけでなく、警察機関・地方自治体・そして九龍グループを使って工場のあった周辺地区一帯を閉鎖・水質汚染した湖を埋め立てる形で証拠を隠蔽した。だが、その地区の地下である貴重鉱物の採掘場があり、作業中に作業員が鉱物と共に環境汚染を及ぼした有害物質が長い年月をかけて固体化した結晶を掘り出してしまい、その口封じも兼ねて無名街の一部とその採掘場を爆破・破壊した。つまりその湖を埋め立てた後に出来たのが無名街だったのだ。再開発やカジノ建設の本当の目的は、公害の証拠を永久に隠蔽するという真相だった。日本政府が根本的に崩壊しかねない証拠が眠る無名街一帯を破壊・消し去りその跡地にカジノを建設することで公害自体を完全に隠蔽しようと企んでいた。 全日ステークス 『WORST EPISODE.O』にて登場するキーワード。鬼邪高校伝統行事で、全日制に毎年ごとに新入する生徒や転校してくる編入生徒らをダービーに例えて行われる、誰が一番強いのかを決める賭博で定時制内で行われている。学校内のルールとして現金を用いた賭け事は禁じられている為定時制は学食の食券を使用する。劇中では轟一派を形成する3人や"泰・清コンビ"・創設史上最短で1学年を制圧した中越や動きを見せていなかった司らが賭けの対象となっており、この年は三中トリオが仕切っていた。ところが事態は急変し『MOVIE3』における九龍グループによるSWORD地区壊滅行動や"FINAL MISSION"の影響で全日制全体が怖気ずいたことで騒動が完全に沈黙し、今年度の賭け事はノーゲームという扱いになった。
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