年中行事
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年中行事(ねんちゅうぎょうじ、ねんじゅうぎょうじ)とは、毎年特定の時期に行われる行事の総称。狭義では、伝統的な事柄、特に宮中での公事を指すが、広義では、個人的な事柄から全国的・世界的な事柄なども含まれる。
日本の年中行事
日本における年中行事は、四季の農作業にかかわる事柄が多い。それに長い間の朝廷・公家や武士の生活が、民衆の暮らしに取り入れられ、しみこんでできあがったものが多い[1]。七夕などの伝統行事はこちらにも数えられる場合がある(七夕やクリスマス等は伝統行事でもある)。年中行事等に関する風俗慣習は「無形民俗文化財」であり[2][3][4]、特に重要なものは「重要無形民俗文化財」の指定対象となっている[3]。
民俗学では、年中行事は毎年ほぼ同じ時期に反復され、家族や地域共同体などの社会集団によって営まれる一連の行事として捉えられてきた[5][6]。研究上の整理でも、季節感、祝祭日、暦と暦法、予祝、禊と祓い、収穫、食、贈答、地域差などが主要な論点とされている[6]。日本では、年中行事や祭りの多くが稲の豊作を祈り、あるいは感謝する農耕の祭事に由来するとされ、季節の循環に応じて各地で継承されてきた[7]。このため、日本の年中行事は単なる月別の催しの一覧ではなく、季節、生業、信仰、贈答などが重なって構成される生活文化のまとまりとして理解される[6][7][5]。
一方で、現代の年中行事は固定的ではなく、社会とライフスタイルの変動に伴って、伝統的な行事の変容や衰退と、新しい行事の定着が併存している[5]。民俗学の概説では、伝統的な年中行事だけでなく、歴史的に多様な暦法に基づく行事や、節分に関連した恵方巻の普及のような新たな民俗も、現代日本の年中行事を理解する対象に含めている[6]。したがって、年中行事の月別配列は固定的な標準形を示すというより、各時代の社会条件の中で何が繰り返し行われ、共同体や家庭に受け入れられてきたかを示す整理として読むのが適切である[5][6]。
主な年中行事
- 十二月
- 冬休み - 成道会 - 正月事始め - 春日若宮神社例祭 - 大根焚き - 煤払い - 歳暮 - 追儺 - 冬至 - クリスマス - 歳の市 - 大掃除 - 除夜の鐘 - 年越しそば - 大晦日
出典
- ↑ 芳賀日出男『折口信夫と古代を旅ゆく』慶應義塾大学出版会 2009年 94-103ページ
- ↑ “民俗文化財”. www.bunka.go.jp. 文化庁. 2026年1月22日閲覧。
- 1 2 “文化財の体系図”. www.bunka.go.jp. 文化庁. 2026年1月22日閲覧。
- ↑ “文化財体系から見る”. bunka.nii.ac.jp. 文化遺産オンライン. 2026年1月22日閲覧。
- 1 2 3 4 “年中行事の民俗学”. NDLサーチ. 国立国会図書館. 2026年3月17日閲覧。
- 1 2 3 4 5 「書評 谷口貢・板橋春夫編『年中行事の民俗学』」『文化人類学』第83巻第2号、2018年、302-305頁、2026年3月17日閲覧。
- 1 2 “農村の伝統祭事” (PDF). 農林水産省. 2026年3月17日閲覧。
関連項目
外部リンク
- 『年中行事』 - コトバンク
- 京都をつなぐ無形文化遺産「京の年中行事」
- 守貞謾稿と浮世絵から見る江戸の年中行事 - 立命館大学アート・リサーチセンター
伝統行事
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1月上旬 - 初詣(各社寺) 1月中旬 - 寒中神輿錬成大会(片瀬海岸東浜) 2月上旬 - 節分会(各社寺) 4月8日 - 花祭り(各寺) 7月中旬 - 湘南龍の口灯籠流しと納涼花火(片瀬川河口) 7月中旬 - 江の島天王祭(片瀬海岸東浜) 8月23日 - 27日 - 片瀬諏訪神社例大祭。各町区内から5台の山車、5台の屋台が繰り出す藤沢市随一の祭礼。 9月11日 - 13日 - 龍口寺法難会式。片瀬の御会式と呼ばれ東都五大御会式(片瀬、池上、堀の内、雑司が谷、中山)の最初。9月12日夜に万灯練供養が行なわれる。相州最大の御会式である。 11月15日 - 七五三(片瀬諏訪神社) 12月31日 - 大祓式・除夜の鐘(本蓮寺・龍口寺)
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