ジェンダー・性・障害者・同性愛とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > ジェンダー・性・障害者・同性愛の意味・解説 

ジェンダー・性・障害者・同性愛

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 21:32 UTC 版)

石原慎太郎」の記事における「ジェンダー・性・障害者・同性愛」の解説

自著の『真実性教育』(1972年光文社)では、「同性愛など、そうした衝動衝動として異常とは、けっして言いきれない」「それを日々性愛の生活のなかにいちいち体現するのは、これはアブノーマルかもしれぬ。しかしある程度のものは、じつは性生活性愛スパイスのようなもので、適度に用いられれば、性生活性愛高揚につながるはずである」といっている。また、自身書いた小説同性愛テーマにした『待伏せ』という1967年発表され短編存在する現在の石原と国家観異な豊崎由美栗原裕一郎は『待伏せ』を「たとえ芥川賞候補作であっても、A評価で推せるくらいの秀作ですよ」と評価し、「コワイ」「ナガイヨル」などと文字書き合って会話する描写見た豊崎が「かーわーいーいー!」「セックスよりも濃いっ」とはしゃいだりする一幕もあった。高校教師生徒との同性愛関係描いたバスタオル』(福島次郎著)が1996年平成8年)、第115芥川賞候補となった際、石原はこの小説強く推し、「ここに描かれている高校教師とその生徒との関わり間違いなく愛であり、しかも哀切である。誰かがこれが男と女の関係ならばただの純愛小説といっていたが、もしそうとしてもそれがなぜ小説としての瑕瑾となるのか」、「この作品だけが私には官能的なものとして読めた小説与え官能こそが小説原点的な意味に違いない」と賞賛している。ちなみに著者福島は、三島由紀夫との赤裸々同性愛関係綴った「剣と寒紅」の著者でもある。2000年代入った頃からは2010年平成22年12月3日記者会見で、「テレビなんかにも同性愛者が平気で出るでしょ。日本野放図になり過ぎている」と同性愛者露出言及するなど、センセーショナルに報じられるうになる同年12月7日、この発言真意記者から尋ねられ、「どこかやっぱり足りない感じがする。遺伝とかのせいでしょうマイノリティーで気の毒ですよ」と答えた。さらに過去に米・サンフランシスコ視察した際の感想振り返り、「ゲイパレード見ましたけど、見て本当に気の毒だ思った。男のペア、女のペアあるけど、どこかやっぱり足りない感じがする」と話した同性愛者テレビ出演についても、「それをことさら売り物にし、ショーアップして、テレビどうのこうのにするってのは、外国じゃ例がないね」と改め言及した。この発言日本国外でも問題になり、国際人団体ヒューマン・ライツ・ウォッチ発言撤回すべきだとする声明文発表した。またWSJ日系記者日本国内一部メディアしか大きく問題視しなかったことに疑問呈した。また人権救済申し立て受けた日本弁護士連合会から2度にわたり警告受けている。2010年代には、石原同性愛に関する発言センセーショナルな話題になると、同年同性愛者コミュニティや一社会橋渡し役となった個人や団体を表彰する目的開催されるTokyo SuperStar Awards (TSSA) の「ラズベリー賞」(ゴールデンラズベリー賞オマージュ)を受賞した。TSSA公式サイトによると、反同性愛的な独自の主張展開しながらも、同性愛者市長市議会議長であるパリ市ベルリン市およびニューヨーク市との姉妹友好都市提携しまた、都民サービス一環として東京都庁をTSSAの授賞式利用させたり、2007年LGBT パレードに都として後援したりするなど、「私利私欲主張傍らに、真摯に東京都民の公益のみに邁進」している点が評価されての受賞となった副賞として、ミルフィーユ味のアイスクリーム送られた。障害者についての発言政治問題化したのは、1999年平成11年9月東京都知事として府中療育センター重度知的身体障害者療育施設)を視察した後の記者会見での発言だった。「ああいう人ってのは人格あるのかね。ショック受けた。ぼくは結論出していない。みなさんどう思うかなと思って絶対よくならない自分がだれだか分からない人間として生まれてきたけれどああい障害で、ああいう状態になって」と発言した次いで「おそらく西洋人なんか切り捨てちゃうんじゃないかと思う。そこは宗教観の違いだと思う。ああいう問題って安楽死につながるんじゃないかという気がする」と発言意図説明した上記発言一部メディアで問題発言として報道され知的障害者団体からも抗議された。石原は「文学者としての表現」と弁明している。東京新聞さらに詳しく発言取材しており、視察帰りがけに「入所者は自分がだれだか分からない。(彼らに)人生がない、というくくり方をする人もいるが、それなりの人生があるんだという一つ確信持って仕事をしているのは、素晴らしいことだ」と発言していることを報じた石原自身発言差別発言として報道した朝日新聞社に対して産経新聞紙上で「卑劣なセンセーショナリズムであり、アジテーションであり、社会的には非常に危険なこと」として批判している。ジェンダーフリー問題巡りフェミニストとは日常的に応酬し合っている。「女性生殖能力失って生きているってのは無駄で罪です 」「男は8090歳でも生殖能力があるけれど、女は閉経してしまったら子供生む能力はない。そんな人間が、きんさん・ぎんさんの年まで生きてるってのは、地球にとって非常に悪しき弊害」「文明もたらしたもっとも悪しき有害なものはババァ」と識者の話を引用する形で発言をし(ババア発言)、裁判発展したが、最高裁石原側の勝訴確定している。性の問題については『太陽の季節』などの小説奔放な性を描き都政でも未成年者性交禁止する条例案には疑問示しており、必ずしも保守派と同じ歩調取っているわけではない

※この「ジェンダー・性・障害者・同性愛」の解説は、「石原慎太郎」の解説の一部です。
「ジェンダー・性・障害者・同性愛」を含む「石原慎太郎」の記事については、「石原慎太郎」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「ジェンダー・性・障害者・同性愛」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ジェンダー・性・障害者・同性愛」の関連用語

ジェンダー・性・障害者・同性愛のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ジェンダー・性・障害者・同性愛のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの石原慎太郎 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS