サンディエゴへ向け、往路航海出発
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「「ブラインドセーリング」プロジェクト」の記事における「サンディエゴへ向け、往路航海出発」の解説
番組休演後も航海に向けた準備を着々と進め、出港に際して必要な船舶、税関、入出国に関しての手続きを初期は鍋谷が手伝いを行っていたが、出港時期が迫るにつれて、辛坊1人で手続きを行う様になり、練習航海の模様はまぐまぐで配信している、自身のメルマガ会員向けの動画生配信及び4月3日には、梅田にてメルマガ会員向けに航海出発前のイベントを実施し、4月6日時点で検疫、税関手続きまで完了した事を報告した。 しかし、同年3月31日に吉村洋文大阪府知事が大阪市内及び府域全体の新型コロナウイルス感染症の流行状況に伴うまん延防止等重点措置を首相官邸に求め、政府対策本部は同年4月5日に措置発令を行った。それに伴い、当初予定にしていた自身の誕生日である4月11日出港予定で準備を進めていたが、『ズーム』2021年4月8日放送分の自身の生存確認電話コーナーに出演し、ホームハーバーである淡輪ヨットハーバーから出港時に花火を打ち上げを申し出ている人間の紹介をしつつ、出港予定日に淡輪ヨットハーバーへ見送りに来る辛坊の知り合いを含めた一般客で狭いヨットハーバーが密になり、新型コロナのクラスターを生んで社会的責任を問われて、巷へ波風が立たせる事を憂慮している事を明かした。その為、番組内でフリの発言をした事もあり、出港予定日を切り上げ、番組電話出演後マリーナで夜を明かし、翌4月9日の午前9時17分に淡輪ヨットハーバーを出港。 出港以後、航海日誌代わりとして『そこまで言って委員会』のスタッフから餞別として貰ったGoProで朝晩記録映像を撮影し、メールマガジンスタッフがニッポン放送と鍋谷からの気象情報連絡以外で加電し、メールマガジン会員向けのインタビュー記録を残していた。後述である復路スタート以後に航海動画が公開され、出港初日から船艇のメンテナンスミスからドジャー(コックピット用テント)が解れが見付かり、スピードスティッチャーを用いた修理作業に始まり、2日目の翌日10日はジブセール(船艇前方の小さな帆)を引き出す為のジブシート(引出し用ロープ)を縮める(セール収納用)ファーラーロープが巻き取れ無い事態に陥り、辛坊の船艇操縦ミスを侵した事によるリカバリー作業に伴い、この日の鍋谷との定時連絡が一時途絶えた。また、同日午後10時位に和歌山県西牟婁郡白浜町沖を航行中、前回の挑戦と同じく、再びクジラが船艇の船底を叩いていた事を、日本近海に居た事も有り、自身のTwitterアカウントでツイートした。暫くクジラと併走して走ったが、(エンジンを掛け)汽走して散らした結果、大事には成らず航海を続行したが、更に翌日、船艇の部品修繕をメインに一旦東に進みながら和歌山県本土に向かうことを思慮していた。その後の航海では、進行方向からの向かい風や無風状態に陥った時には、レーダー等の電力を充電する事もあり、汽走で船艇を走らせる事もあった。同月23日に、前回挑戦時に海難事故に遭遇した日本本土から近海1200km地点を通過。5月5日午後5時30分に日本国の海上保安庁管轄である、北太平洋東経175度を通過し、ツバル時間の5月7日午前7時7分(日本時間:5月8日午前4時7分)に日付変更線を通過。しかし、同日風速40ノットの中航行中、風速20メートルの逆風が吹き付けられ、ワイルドジャイブが発生し、ブームバングの根本が千切れ、ピンチであったと吐露したが、何とか自身で応急処置を行なった。その後も、同月21日にセイルの収納システムであるレイジージャックの左右を切断や、同月25日はセールを巻き取るジブファーラーのロープが空回り巻き取れず、翌々日に修復するアクシデントに見舞われて、後述のサンディエゴ到着時に改めて船艇をチェックした結果、相当ボロボロの状態で太平洋上を航行を続けており、サンディエゴから残り160km位から洋上が凪の状態で、入国作業が到着するマリーナの桟橋にサンディエゴ国際空港の中に所在する、入国管理局直通の備え付けの電話機から加電し、空港から職員を召集するが、夜間の入国作業が出来ない為、日が高い内の到着を目指しエンジンを掛けて帆走する事を選択。その後、サンディエゴから約160km(ラストワンマイル)地点の洋上で辛坊のiPhoneが再び陸地からの電波を掴めた事で、4月11日以来約2ヶ月振りにTwitterアカウントでツイートを行い、現時点の自撮り画像を添付し、人相や表情迄変わった肖像を公開した。辛坊のTwitterアカウントのフォロワー、リスナーは元より辛坊と仕事をした共演者等は驚いた感想を各々発言した。 また、クルーである鍋谷は辛坊のサンディエゴ到着2週間前からゴールの見通しが見えてきた事でサンディエゴにて辛坊のゴールを出迎える欲求の気持ちが高まり、辛坊が洋上から継続して出演しているニッポン放送との調整を行った結果、アメリカ合衆国への渡航費用負担を受けて、サンディエゴに渡り、HIROも出発前から講演活動で日本に滞在していたが、2020年2月からの新型コロナウイルス感染症流行以後、サンディエゴに戻らずに故郷の熊本を中心に日本に留まって、講演と東京オリパラの聖火ランナーとして完走する活動を続けていたが、鍋谷と同じく辛坊を出迎える為、居住地であるサンディエゴに戻り出迎える予定で、到着時にはメルマガ会員向けの動画生配信と2021年6月の聴取率調査週間ということもあり、ニッポン放送の縦編成を用いて、辛坊のゴール模様を生中継することが決定し、辛坊がゲスト出演経験の有る『垣花正 あなたとハッピー!』の番組内で生中継を実施した。 そして、ロサンゼルス時間の6月16日午後5時52分(日本時間:6月17日午前9時52分)に69日間を掛けて太平洋を走破。シェルター・アイランド (サンディエゴ)(英語版)サンディエゴヨットハーバーに着岸し、現地に到着した。入管作業は30分程で完了し、辛坊曰く、前述のエンジン起動の帆走について、到着日が8年前に前回のプロジェクトで出発した日付だったこともあり、スゴく意識したと明かし、舫綱でヨットとバースト接岸後、HIROと共に太平洋横断が達成できた苦労を分かち合い、「途中海上自衛官の勇敢な人達にHIROと2人で助けられましたが、8年前からずっと心が漂流している状態であったが、今回のゴールでそれが解消出来た。とりあえず、俺等の8年間の挑戦は今日で一応ピリオドという事で、(元来、当該企画を持ち込んだ主である)HIROゴールおめでとう!!」と、2年前に先に太平洋横断を達成したHIROを祝福し、『ラジオビバリー昼ズ』放送中に飯田が生放送ブースに入って生中継にて辛坊の到着後のコメントを放送した。
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