カイゼルシュルト領空
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/21 17:20 UTC 版)
「フライハイトフロンティア」の記事における「カイゼルシュルト領空」の解説
リサ・シルバーロード レイナスとニアの間に儲けられたひとり娘。母同様高い魔力の素質を持っており、ヴァイスに見込まれてミラヴァロスに入学し、彼のもとで術の使い方を学ぶ。 異世界に幽閉されたニアとは何度も意思の交信しており、そのことを話しても周りの人間は「母恋しさのあまり幻聴を聞いた」と相手にしていなかった。しかし、ヴァイスの手によって事実であることが判明し、ニアと近い魔力波長を持つリサならば、異世界に囚われたニアを助け出せる鍵となることを見込まれた。 ヴァイスの元で魔力を扱う修行を続け、次第に刃は譲りの才能を開花させていくことになる。ドモラの娘クレアとはよく友人であり、ライバルでもある。 母親を助ける過程でたくさんの人を救ってきたプレイヤーに憧れを抱き、ニアを救出した後では「お友達になって欲しい」と手を差し出した。パーティーの最中にプレイヤーの姿を探しており、見つけたら飛び出して手を引いて両親の前につれてきてしまった ロナード・ナイトスター カイゼル軍の将校。大剣使い(ただしパーティー加入時は刀を装備している)。ライ・ナイトスターとは従姉弟の関係。 近年、カイゼル王の暗殺を企てたとして追われており、その行方は今も知れない。 実は、カイゼル王の暗殺を企てたのは双子の弟のセイリオスであり、ロナードは潜入捜査のためあえて暗殺犯の汚名をかぶり、裏社会の人間として捜査を続けていたにすぎなかった。セイリオスを追ううちに歴史の陰に隠れて暗躍する組織「ファズム・ロッジ」に行き着く。その調査をしていた主人公とテッド・キリアスと鉢合わせすることとなり、一度は争うもテッドはロナードの剣に殺意がないことを見抜く。 その後、ロナードは「このふたりなら」と見込み、レイナスのもとへ連れて行き、真実を語った。 それからはセイリオスを説得するべく、アルメディッカ空域で両親の死の真相を探り始める。セイリオスを魔道に引き込んだ張本人が、ファズム・ロッジの総領バルガスだったことを知った。 バルディア大戦では、セイリオスの策にかかったプレイヤーとレイナスの窮地を救い、兄弟対決に勝利。レイナスと共にセイリオスを説得し、「自分の目で確かめなければ信じられない」と行動させるほどに至らせた。 セイリオスがバルガスを討ったこと、そして「もう光の当たる道には戻れない」と言い残していたことを聞いて不安そうにしていた。しかし、レイナスに励まされセイリオスを信じることにした。 最後に、弟を助けてくれたプレイヤーに感謝の言葉を伝えた。以後はプレイヤーを信頼し、異世界へ向かうレイナスの助けになって欲しいと伝えた。 レイナス不在の間は代理として事務処理していたが、あまりの大変さに根を上げたためライにからかわれてしまった。レイナスとニアの帰還後は、カイゼル王から「亡きアブドラの後をついで将軍になってほしい」といわれるが、現場のほうが性にあっていると断っている。 レイナスの代理を終えてからは、再びアルメディッカへとわたり、セイリオスの行方を尋ねてか人探しの達人であるメルディンのもとを訪れている。 幼少の頃に離れた兄弟だが、使用する技はセイリオスと非常に似通っている。 ドモラ・ヴァージンスノー かつて、レイナスとロナードの上司だった男性。叩き上げから中将まで登り詰めたが、早く退役してレイナスに後釜を譲っている。レイナスを始めに多くの兵士たちから尊敬されているが、娘や妻の相手となると途端に甘くなる。 退役した理由は、一人娘クレアが生まれたからと言われている。以前は王城近くの屋敷に住んでいたが、退役が早かったため財政が苦しくなり、一軒家にランクダウンしてしまった。 クレアにはおしとやかに育って欲しいと願っており、雄雄しく強くなって欲しいと考えている例らとは教育方針でぶつかり合っていた。しかし、魔獣を前にしても果敢に立ち向かったクレアの姿を見て教育方針を改め、レイラよりになったことで和解する。 ニアの期間を祝うパーティーでは、娘クレアとレイナスの娘リサの姿を見て、若かりし頃のレイナスとロナードを重ねていた。 レイラ・ヴァージンスノー かつては「帝国の薔薇」と呼ばれていた魔法のエキスパートで、ロナードからもさん付けされるほどの男勝りな軍人だった。ドモラと結婚してからは退役し、ヴァージンスノー家の家事を担っている。 娘クレアが生まれてから、子煩悩全開の夫の姿を見て「軟弱になってしまった」と呆れている。娘には強くなって欲しいと願っており、剣をプレゼントしようとしたところ、ドモラは「剣は危ないからナイフにするべきだ」と言い出し、喧嘩となってしまった。 しかし、魔獣と心を通い合わせて説得したクレアの姿を見て、「優しい娘」のというのも悪くないと思い始めるようになった。 とあるクエストをクリアして以降は通常時に話しかけても同クエスト内のイベントが再び発生するようになるため、それに関連したセリフしか話さなくなってしまう。 クレア・ヴァージンスノー ヴァージンスノー家の一人娘。レイナスの娘リサとは友人で、よく遊んでいるらしい。魔法を極めようとするリサとは対照に、クレアは剣を手にしている。 自分の教育方針で喧嘩ばかりしている両親を見て、「仲直りして欲しい」と考え、父ドモラがプロポーズの際に贈った三種の花を集めに家を出てしまう。家出したと勘違いした両親は森を抜け、山を登り、魔獣に襲われているクレアの姿を発見する。 毅然と怯まず魔獣を説得して帰したクレアの姿を見て、今までぶつかり合っていた両親の教育方針は激変。クレアの勇敢な姿が夫婦の考えに影響を与えた。 カイゼル王 初代『フライハイトクラウディア』から変わらず、今作も登場。少々老いが目立つ。バルディア元老院を発足し、自身は議長を務めている。 ファズム・ロッジの刺客であるセイリオスによって暗殺されかけたが、レイナスによって救われた。 バルディア大戦では、自身が大将となってバルディア連合軍の総指揮を執っていた。アブドラの死を聞いた時には悲しみにくれ、彼を「忠勇の士」と讃えていた。 セイリオスがバルガスを討ち、ファズム・ロッジの終止符を打ったことをしった彼は、セイリオスの所業を赦し、「カイゼルシュルトの守護者」としてロナードの元へ戻ってくれることを望んでいる。 帝国が公国になるのと同時に和平を結び、クラウディアの平和に尽力した。 アブドラ バルブールの企業と癒着していると噂されている老将軍。古くからカイゼルシュルトに仕えているが、同じ将軍であるレイナスより人気が劣る。しかし、彼に長く仕えている兵士には厚い人望を得ている。 実際は愛国心が強く、企業との癒着もリルガード帝国と繋がりのある企業ソシエノキスに潜入捜査をしていた彼を見て誤解したジャーナリストが騒ぎ立てたものにすぎない。 リルガード帝国の前線基地ゼスタに監禁されている。プレイヤーによって救出された後は、リルガードのカイゼルシュルト帝国に対する敵意を察し、トラントリアに肩入れする。 トラントリアが背水の陣を引き、リルガードの総攻撃を打ち負かそうとしているところへプレイヤーをつれて表れ、半ば強制的にプレイヤーを作戦に参加させる。 ドモラとは旧知の間柄らしく、再会した時には忌々しそうにしながらも彼の実力を認めるような言葉を口にしていた。 防衛戦の際には、その圧倒的な戦闘能力で帝国兵を蹴散らし、狼狽させていた。 プレイヤーをよくコキ使うが、内心ではその実力と誠実さを信頼しており、「お前はリルガードとの戦いに必要な人間だ」と語っている。プレイヤーに連れてこられたマリア、ウォレス、フィルの三人を保護し、リルガード帝国との決戦に備える。 ファラザールが倒れてからはアブドラが指揮官を引き継ぎ、司令部の主となっている。 バルディア大戦の折、劣勢に追い込まれたゴア皇帝に指示により、リルガード艦隊はソラリスに突撃を開始。大型軍艦からソラリスを守るため、アブドラ自身も部下を避難させ軍艦に特攻。最後に「カイゼルシュルト万歳」と口にし、戦死した。 ドモラは「我が身をいとわずカイゼル王を守った英雄として、アブドラの名は末永く語り継がれることとなる」と口にし、王女マリアもトラントリアとバルディアの橋渡しをしてくれたアブドラを英雄と語り継ぐことを誓った。 なお、初期に実装されたクエストに「未来から来た男」の依頼を完了させると「近いうちに戦争が起こり英雄が死ぬ」という内容が聞ける。 アブドラの部下 アブドラに何年も仕えている兵士の男。性格から誤解されがちなアブドラの愛国心を知り、彼に心酔している。 リルガード軍艦に突撃するアブドラの側に立ち、臆することなく最後まで仕えた。
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