リルガード帝国(公国)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/21 17:20 UTC 版)
「フライハイトフロンティア」の記事における「リルガード帝国(公国)」の解説
アルメディッカ空域の支配を目論む軍事国家。元々は公国だったが、クーデターにより帝国となる。非常に攻撃的でよそ者が自国をうろついていると、いきなり砲撃を喰らわせる過激さを持つ。他の国家を次々と侵略・攻略し、唯一抵抗しているトラントリアと睨み合う状態となっている。その裏では密かにファズム・ロッジと手を組み、バルディアの支配を目論んでいる。精鋭部隊にグランフォースという組織を有している。雰囲気も実力も一般兵とは比べ物にならないくらい鋭い。だが、幾多の英雄と清栄を従えるバルディア連合軍には敵わなかった。バルディア大戦で敗れた後は、レインの手によって新たな指導者を据え、帝政を廃止して公国を名乗るようになった。 アルバート・レイン 精鋭部隊と名高いグランフォースの隊長。彼と直属の幹部三人ならば、小国を滅ぼせるとまで言われている。 兜を身に着けた怜悧な男だが、心底毛嫌いしている者に対しては壮絶な皮肉を言うことも。実力は非常に高い。幹部三人を相手にして疲弊していたとはいえ、モンティとサイクスを一瞬で切り捨てるほどの技量を持つ。更にはトラントリアナンバー2のダグをも打ち負かした。 バルディア大戦ではウォレスと一騎討ちを繰り広げ、「本気を出すに足る相手」と見出し、一瞬にしてウォレスの胸を斬り付けた。優勢になるも、皇帝からの命令で撤退を余儀なくされてしまい決着は付かなかった。 アルフレッド・ゴアの掲げた理想である「空の調和」に同調し、グランフォースの隊長として剣を振るっていた。しかし、バルディア大戦の折、劣勢に追い込まれた皇帝は全艦隊に「突撃して敵を道連れにしろ」という命令を出してしまう。理由は「このまま逃げ帰ったのでは名に傷が付く」というもの。 レインやバルガスが諌めても聞かず、あげく皇帝はレインを殴り倒して「消え失せろ!」と罵倒してしまう。 最早、理想も志もない戦いに無意味を感じたレインは皇帝を殺害し、「戦死した」ということにして自身が指揮を執り全艦隊を撤退させた。 こうしてリルガード帝国は、トラントリア、ゼスタからも撤退を余儀なくされ本国へと帰還した。 その後、帝国の目的を狂わせたファズム・ロッジに懸賞金をかけて指名手配。生き残った組織の掃討に乗り出した。これ以前からファズム・ロッジを「寄生虫」と嫌っており、ゴア皇帝が理念を曲げてしまった元凶としてみていた。しかし、セイリオスに対してはひとりの剣士として真剣勝負をしたいと考えていた。セイリオスがバルガスを探していることを知り、後にセイリオス、プレイヤーの危機に駆けつけバルガス打倒に一役買った。セイリオスに対しては、少なからず友情を抱いている言動を見せている。 前国王(公爵)の息子を探し出し、帝政を廃止。前国王の息子を公王に据え、以前のリルガード公国を復活させた。 その後は「ロクな死に方はしないだろう」と自らに十字架を科し、リルガードから姿を消した。彼もまたウォレスと同じように信頼できる部下を失っただけではなく、信念のためにと振るった剣が多くの血を流しただけだったことにショックを受けていたようだった。敵であるものの上記の理由からプレイヤーと一戦を交えることはなかった。 アルフレッド・ゴア リルガード帝国の皇帝。元々は軍人で階級は元帥であったが、クーデターを成功させリルガード公国を帝国に改める。そして自身は皇帝を名乗った。 元々は空の調和を志してクーデターを起こしたが、ファズム・ロッジと接触してからは豹変。我欲に塗れた男に成り下がり、支配欲のためにアルメディッカを平定し、バルディアに侵攻した。ウォレスとは知り合いらしく、彼のことを忌々しそうに独白している。 リエラ、カイル、レニー、そしてザカリーとセイリオスと、主力のほとんどが敗北を喫したため劣勢に追い込まれる。バルガスから諌められても撤退には応じず、全艦隊に「敵艦に突撃して道連れにしろ」と非情な命令を下してしまう。レインだけは死なすには惜しいと考えて旗艦に退却させたが、彼からも諌められ逆上。レインを殴り飛ばしてしまう。 その結果、敗北を受け入れられない己の矜持のために味方を何人も殺してしまった。ついにレインに見限られ、彼の剣によって切り捨てられてしまう。 リエラ・セト 長剣使いの女性。レイン直属の部下の一人。三幹部の中では一番クールで、レインに心酔している。 グランフォースの尖兵としてトラントリアに攻め込み、カイル、レニーとともにアズロ兄弟と対決。その後レインと合流し、レニーとともにプレイヤーたちの退路をふさぐべくエアシップターミナルを占拠。 ウォレスはレニーと戦い、そしてプレイヤーはリエラと戦闘を開始。敗北を喫したリエラは、信じられないといった様子でプレイヤーを見る(四天王、将軍クラス以外の相手に負けたのが衝撃的だった模様)。 プレイヤーがトラントリアの人間ではないと気づいた直後、ウォレスによって切り捨てられた。しかし、女性を殺すのはためらいがあったのか致命傷ではなかった模様(重傷だったレニーとは違い、立ち上がれるくらいの手傷だった)。 バルディア大戦ではライの軍艦と戦いを繰り広げた。互いに女として立ちふさがり、リエラはライに「あなた自身は何のために戦っているの?」と問われるも、目して語らず。ライとの激戦の末敗北。 死の直前、リエラがアルバート・レインの名を口にしたことで、同性ゆえに、そして同じく愛する人がいたライは彼女の戦う理由を悟る。 必殺技は、列攻撃の「帝国式魔絶刃」。ほか、「パリィ」という防御スキルで物理攻撃を無効化する。 カイル・アークエット ガンナーの青年。拳銃を武器としている。レイン直属の部下の一人。三幹部の中では一番おどけて、空気を読まない言動が目立つ。基本的に敬語を使うが、内容は軽い。無意味に大声で騒いだりする明るい性格。 レニーとは五年来のコンビで、任務の際はふたりで活動することが多い。バルディア大戦ではレニーと共にセントミラ軍艦と戦いを繰り広げる。 ハントとヴァイス、そしてプレイヤーと交戦。五年の経歴ではハントとヴァイスには遠く及ばず、激戦の末死亡。相棒に一言も遺すことなく静かに息を引き取った。 必殺技は全体攻撃の「帝国式輪乱射」。また、「遠距離攻撃」で列を無視したダメージを与えてくる。 レニー・ギャリオン 短剣使いの男。レイン直属の部下の一人。三幹部の中では一番慎重で、深追いはせず引き際を弁えている。 ウォレスとの対決に敗北し、重傷を負ってしまう。その実力を目の当たりにした彼はウォレスを「化け物だ」と恐れて評価していた。 カイルとは五年来のコンビで相性もバッチリ。バルディア大戦でカイルと組み、セントミラの軍艦へ攻撃を仕掛ける。 そこへ居合わせたハントとヴァイス、そしてプレイヤーと激戦を繰り広げる。だが、コンビとしての経歴も実力もハント・ヴァイスには遠く及ばず、カイルは死亡。相棒の死と自身の敗北を悟った直後、ハントの銃弾によって撃ち取られた。 必殺技は、単体に連続攻撃を仕掛ける「帝国式乱舞撃」。前衛にレニー、後衛にカイルというスタイル。 シュメッターリンクを欲しがっている兵士 その名の通り、バルディアに広く伝わる移動機械シュメッターリンクを欲しがっている兵士。ゼスタやトラントリア、果てはシリアスなイベント中にもNPCとしてひっそりと登場する。 なんとバルディア大戦にも参加しており、敗北したが「こいつは戦いに来たわけじゃないみたいだ」と敵に同情?されたらしく、リルガード帝国が公国になった後、生存が判明している。戦いに来たわけではなくシュメッターリンク欲しさについてきただけの模様。 大戦後、ついに念願のシュメッターリンクを手に入れるも、見つかると怒られるのでリルガード城内で誰にも見られないように整備している。
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