アシュフォード家
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「バイオハザード CODE:Veronica」の記事における「アシュフォード家」の解説
アルフレッド・アシュフォード(Alfred Ashford) アンブレラ社所有のロックフォート島の責任者。年齢27歳、身長176cm、体重61.8kg。 アンブレラの創設メンバーの一人、エドワード・アシュフォードの孫にあたり、先代当主アレクサンダーの息子でありアレクシアの双子の兄。 無能な父を軽蔑し、かつてあったアシュフォード家の貴族としての栄光を取り戻そうと躍起になっているが、彼自身も司令官として優秀とはいえず様々な問題を抱えている。 また、父親をはじめとする周囲の人物から常に「妹アレクシアと違って、無能」として陰で蔑まれるなど幼少期より比較されまくる環境故にコンプレックスを蓄積していた事もあって、倒錯した人格を形成している。 兵器マニアであり、娯楽で囚人を拷問・惨殺して楽しむ狂人。更にはアレクシアがいない寂しさに耐え切れず妹の人格を生み出し多重人格と化してしまい、鏡を通して妹に変装した自分と会話している。なお、人格はアレクシアが上位で、アルフレッドが下位となっている。また、アレクシアはアルフレッドの人格を認識しており、アルフレッドとの会話も可能だがアルフレッドはアレクシアの人格を認識していない為、前述のように鏡を通して会話している。 アレクシアは表向きには彼を信頼しているかのような素振りを見せていたが、内心では「忠実だが無能な兵隊蟻」と称していた。 アレクシア・アシュフォード(Alexia Ashford) アルフレッドの双子の妹。年齢27歳、身長175cm、体重54.3kg。 家系的には先代当主アレクサンダーの娘。 だが、実際には兄のアルフレッドと共にアシュフォード家の初代当主ベロニカをクローン技術で蘇らせたクローン人間であり、アレクサンダーの血は受け継いでいない。 稀に見る高い知能を有した天才科学者であり、ウイルスやバイオテクノロジーの研究で才能を発揮していたが、1983年、わずか12歳にして南極アンブレラ基地の研究施設でウイルス研究から生み出したT-Veronicaウイルスを自身に投与、実験中の事故で死亡したと偽り以後15年間コールドスリープに入り、徐々にウイルスを適応させていた。 自分以外の人間を愚民として見下すなど選民意識が強い。また、彼女自身はアレクサンダーの悲願であったアシュフォード家の再興など眼中に無く、「女王蟻である自分が、世界という巨大な蟻塚の頂点に君臨すること」を目的として行動している。 DC版では、父のアレクサンダーがアレクシアの異常性に気づいていたことが判明している。 アレクサンダー・アシュフォード(Alexander Ashford) アシュフォード家の6代目当主で、アルフレッドとアレクシアの父親。 容姿は肖像画で確認できるが、アシュフォードの血筋だからか美形である。また、DC版では物語終盤、リニアランチャーへ電力がチャージされ始めた際にアレクサンダーの生前の映像が流れる。 性格は余り書かれては居ないが、DC版を見るにウイルス研究者にしては常識的な部分を持っていた事が伺える。 下記の事から無能と言われているが、ベロニカ計画を立ち上げて双子のクローン人間を生み出したり、万が一の事態に備えてリニアランチャーを開発していたりと何だかんだ有能である。 父エドワードと共に始祖ウィルスの研究を進めていたが、ウィルス研究は彼にとって専門外だったため、父の死を切っ掛けにウィルス研究で他のアンブレラ幹部に大幅な遅れを取ってしまい、アシュフォード家の栄光は彼の代で没落する。 その後、かつての栄光を取り戻すべく、専攻していた遺伝子工学を基に初代当主ベロニカの再臨を成功させ、ベロニカのクローンであるアレクシアが誕生することになる。 しかし、彼にとって予定外だったのは生まれたのが双子だったことである。彼曰くアルフレッドは「普通より知能は高いが天才とは言えない」子供で、不要な存在だった。この事がアルフレッドの性格を鬱屈させる一因となり、後にアレクシアがT-veronicaを完成させた際、父親がアレクシアをアシュフォード家再興の道具とする一方、自分の事を蔑ろに思っていた事を知って激怒したアルフレッドの手で拘束された上、アレクシアのウィルス実験台にされてしまった。 その後、ウィルスとの共存に失敗して凶暴な怪物へと変貌し、後に声を聞いた研究者たちから「ノスフェラトゥ」と呼ばれるようになった。 DC版では娘の異常性に気づいていたようで「この警告の発動はベロニカ計画が破壊的局面にあることを意味する。1983年現在、娘はベロニカ・ウィルスに取りつかれるあまり、自らの体を使った実験にまで手を出してしまった。その欲望は留まることなく世界を実験場所にするだろう。この兵器は父として娘のためにできる最後のことだ。あなたがアンブレラの敵であってもどうか娘を助けてほしい。」 と残し、アレクシアを止めるためにリニアランチャーを制作していた。 本作のタイトルでもある「コード・ベロニカ」とは、アレクサンダーが名付けたベロニカ再臨プロジェクトの名称である。
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アシュフォード家
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「バイオハザードシリーズの登場人物」の記事における「アシュフォード家」の解説
ヨーロッパの由緒ある名門貴族。アンブレラ創設者の1人であるエドワード・アシュフォードがこの家の出身であるため、同社の創設以来は何かしらの形で関わっている。ロックフォート島と南極研究所で発生したバイオテロ(『CV』)でアルフレッドとアレクシアが死亡したため、事実上の絶家となった。 アレクシア・アシュフォード (Alexia Ashford) 声:Leila Johnson(『CV』)、Karen Strassman(『DC』) 年齢:27歳(1998年当時) 『CV』や『DC』に登場する『CV』のラスボスで、アシュフォード家の現当主であるアルフレッド・アシュフォードの双子の妹。 残忍な性格で、父のアレクサンダー・アシュフォードや兄のことはもちろん、自分以外の全員を見下している。また、兄と違ってアシュフォード家のことにはあまり興味が無く、また『CV』では高飛車な性格を表すような厳しい口調だったが、『DC』では精神年齢が12歳であることが考慮されて子供特有の無邪気な残酷さを感じさせる口調となっている。兄と共に父のクローン技術によりクローン人間として誕生し、後にベロニカ再来と謳われるほどの天才となって10歳にして有名大学を首席で卒業する。その後はアンブレラ南極研究所の主任研究員となるが、12歳の時には自分が作り出したT-Veronicaウイルスを父に投与し、そこからヒントを得て同年にはT-Veronicaウイルスを自身に投与すると自分は実験中の事故で死亡したと偽り、以後は15年間もウイルスを馴染ませるためのコールドスリープに入る。なお、この事実を知っているのはアルフレッドだけで、眠りに就く自身の安全を無能な兄だけに守らせることに関してはかなり不安を抱いていたが、強大な力を得るためのリスクとして割り切った。 15年後に覚醒するとクリーチャーへの変貌を遂げて本性を現し、アルバート・ウェスカーやクリス・レッドフィールドを苦戦させるも最後はクリスの放ったリニアランチャーによって粉砕され、死亡した。 アルフレッド・アシュフォード (Alfred Ashford) 声:Peter Oldring(『CV』)、リチャード・カンシーノ(『DC』) 年齢:27歳(1998年当時) 『CV』や『DC』に登場するアシュフォード家の7代目当主で、アンブレラ社所有のロックフォート島の責任者。 父のアレクサンダー・アシュフォードを無能と見下して家の栄光を取り戻そうとしている。人間的にも問題が多く、自分が気に入らない人間をすぐに牢屋行きにするほか、娯楽で囚人を惨殺して楽しんでいるため、看守たちからは非常に恐れられている。 妹のアレクシア同様、アレクサンダーのクローン技術により誕生したが、アレクシアと比べ、常人より知性が多少高い程度に留まってしまっており、アレクシアほど有能ではない。 一方では「アレクシアを守ってやりたい」という想いから高じてミリタリーマニアの一面が強く、ロックフォート島には戦車が一台、その地下にはハリアー戦闘機が二機格納されている他、様々な戦争の映像資料や銃器の収集を趣味としており、劇中で愛用しているMR7狙撃銃もその一つである。また、妹のアレクシア・アシュフォードには過剰なまでのコンプレックスを抱いており、彼女がいない寂しさに耐え切れずに自分の中に妹の人格を生み出してしまうほどだが、そのアレクシアからは本心では「忠実だが、無能な兵隊蟻」と見下されている。スティーブ・バーンサイドとの銃撃戦で負傷し、アレクシアの目覚めと共に彼女の前で絶命する。 『DC』では「島からの脱出ゲーム」と称してクレア・レッドフィールドとスティーブに戦いを挑むが、最終的にはアレクシアから不要と見なされてしまい、最後は彼女が操る触手によって絞殺される。 アレクサンダー・アシュフォード (Alexander Ashford) アシュフォード家の6代目当主で、アレクシア・アシュフォードとアルフレッド・アシュフォードの父。 エドワードほど優秀ではなかったため、アシュフォード家が没落する一因となってしまう。アシュフォード家の栄光を取り戻すために専攻していた遺伝子工学で初代当主であるベロニカ・アシュフォードの遺伝子を基に知能の遺伝因子を操作して代理母に移植し、彼女のクローンであるアレクシアとアルフレッドを生み出したが、そのアレクシアとアルフレッドによって彼らの出生の秘密を突き止められた末に捕らえられ、アレクシアによってT-Veronicaウイルスの実験体にされてクリーチャー化する。手の付けられないほどにまで変貌した結果、アルフレッドとアレクシアによって南極研究所の地下へ封印され、その事情を知らない研究所職員からは「ノスフェラトゥ」という通称を付けられる。その後、クレア・レッドフィールドとスティーブ・バーンサイドの南極研究所への到着と同時に自らで封印を解き、脱出を目指す彼らに襲いかかるが、最後はクレアに倒される。 アシュフォード家の人間としては無能と言われていたが、最終的に歪んでしまったとはいえ、遺伝子学から2人の天才を生み出し、アレクシアを倒せるようにリニアランチャーを開発するなど、水準以上の能力は持っていた。 『DC』ではノスフェラトゥ化前の過去の映像として登場し、アレクシアが自分の身体を使った実験にまで手を出したことに危機感を抱いて彼女の野望を阻止するために用意していたリニアランチャーをクレアたちに託す。 エドワード・アシュフォード (Edward Ashford) アシュフォード家の5代目当主で、アンブレラ創設者の1人。アーサーの息子。息子にアレクサンダーがいる。 研究者としての顔を持っていたが、最終的には始祖ウイルスに感染して死亡する。 ベロニカ・アシュフォード (Veronica Ashford) アシュフォード家の初代当主。 歴代当主の中では唯一の女性であるが、非常に聡明であったとされている。アレクシアが開発したt-Veronicaの名は彼女の名から取られている。 スタンリー・アシュフォード (Stanley Ashford) アシュフォード家の2代目当主で、ベロニカの息子。息子に双子のトーマス、アーサーがいる。 トーマス・アシュフォード (Thomas Ashford) アシュフォード家の3代目当主で、双子の弟・アーサーの兄。 アーサー・アシュフォード (Arthur Ashford) アシュフォード家の4代目当主で、双子の兄・トーマスの弟。息子にエドワードがいる。
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