アシュボーンのカレン男爵とは? わかりやすく解説

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アシュボーンのカレン男爵

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/20 13:55 UTC 版)

アシュボーンのカレン男爵

紋章記述

Arms:Argent three Cocks Gules armed crested and jelloped Sable Crest:A Cock's Head erased Gules beaked crested and jelloped Sable Supporters:Dexter: a Lion guardant party per fess Or and Argent; Sinister: an Ostrich Argent holding in its beak a Horseshoe proper, each gorged with a Collar pendant therefrom an Escutcheon Argent charged with two Bars Vert
創設時期 1920年4月21日
創設者 ジョージ5世
貴族 連合王国貴族
初代 初代男爵ブライエン・コケイン英語版
現所有者 4代男爵マイケル・コケイン
相続人 不明
推定相続人 不明
付随称号 なし
現況 存続
モットー 逆境における勇気
(Virtus In Arduis)

アシュボーンのカレン男爵: Baron Cullen of Ashbourne)はイギリスの男爵貴族連合王国貴族爵位。実業家ブライエン・コケイン英語版(実父は系譜学者ジョージ・エドワード・コケイン)が1920年に叙されたことに始まる。

コケイン家に男爵位以外に保持する爵位はない。

歴史

G.E.コケイン

ジョージ・エドワード・アダムス(1825-1911)は『完全貴族名鑑』を執筆した系譜学者で、彼は古いアイルランド貴族カレン子爵[註釈 1]出身の母を持つ人物である[2][3]。彼はその母の要望で1873年に勅許を得て「コケイン(Cokayne)」姓に改姓している[2][3]

その六男にあたるブライエン・コケイン(1864-1922)イングランド銀行総裁を務めた実業家である[4][5]。彼は1920年4月21日連合王国貴族として「サリー州ローハンプトンの,アシュボーンのカレン男爵(Baron Cullen of Ashbourne, of Roehampton in the County of Surrey)」に叙せられた[4][5][6][7]。この叙爵にはかつて途絶えたカレン子爵家の再興の意味合いも兼ねていた。

その息子の2代男爵チャールズ(1912-2000)侍従たる議員英語版シティ・オブ・ロンドン統監英語版を務めている[4][6]。彼には男子がなかったため、弟エドマンドが爵位を継承した[4]

3代男爵エドマンド(1916-2016)にも子がなかったため、甥のマイケルが爵位を襲った[4]

その4代男爵マイケル(1950-)が2020年現在の男爵家現当主である。


一族のモットーは、『逆境における勇気(Virtus In Arduis)』[4]

アシュボーンのカレン男爵(1920年)

  • 初代アシュボーンのカレン男爵ブライエン・イブリカン・コケイン英語版 (1864–1932)
  • 第2代アシュボーンのカレン男爵チャールズ・ボーレイス・マーシャム・コケイン (1912–2000)
  • 第3代アシュボーンのカレン男爵エドマンド・ウィロビー・マーシャム・コケイン (1916–2016)
  • 第4代アシュボーンのカレン男爵マイケル・ジョン・コケイン (1950 - )

法定推定相続人及び推定相続人の存在は明らかになっていない[4]

脚注

註釈

  1. ^ カレン子爵家は1642年に創設されたアイルランド貴族の家系だったが、1810年に6代子爵の死をもって廃絶していた[1]

出典

  1. ^ Cullen, Viscount (I, 1642 - 1810)”. www.cracroftspeerage.co.uk. 2020年6月1日閲覧。
  2. ^ a b Cokayne, George Edward; Gibbs, Vicary; Doubleday, H. Arthur, eds. (1913). Complete peerage of England, Scotland, Ireland, Great Britain and the United Kingdom, extant, extinct or dormant (Canonteign to Cutts) (英語). Vol. 3 (2nd ed.). London: The St. Catherine Press, Ltd. pp. 564–565.
  3. ^ a b Woods, Gabriel Stanley (1912). "Cokayne, George Edward" . In Lee, Sidney (ed.). Dictionary of National Biography (2nd supplement) (英語). London: Smith, Elder & Co.
  4. ^ a b c d e f g Cullen of Ashbourne, Baron (UK, 1920)”. www.cracroftspeerage.co.uk. 2020年6月1日閲覧。
  5. ^ a b Arthur G.M. Hesilrige (1921). Debrett's peerage, and titles of courtesy, in which is included full information respecting the collateral branches of Peers, Privy Councillors, Lords of Session, etc. Wellesley College Library. London, Dean. p. 258. https://archive.org/details/debrettspeeraget00unse/page/258 
  6. ^ a b Mosley, Charles, ed (2003). Burke's Peerage, Baronetage & Knighthood. 1 (107 ed.). Burke's Peerage & Gentry. p. 989. ISBN 0-9711966-2-1 
  7. ^ "No. 13590". The London Gazette (英語). 27 April 1920. p. 1158. 2020年6月2日閲覧

関連項目


アシュボーンのカレン男爵(1920年)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/02 11:35 UTC 版)

「アシュボーンのカレン男爵」の記事における「アシュボーンのカレン男爵(1920年)」の解説

初代アシュボーンのカレン男爵ブライエン・イブリカン・コケイン(英語版) (1864–1932) 第2代アシュボーンのカレン男爵チャールズ・ボーレイス・マーシャム・コケイン (1912–2000) 第3代アシュボーンのカレン男爵エドマンド・ウィロビー・マーシャム・コケイン (19162016) 第4代アシュボーンのカレン男爵マイケル・ジョン・コケイン (1950 - ) 法定推定相続人及び推定相続人存在明らかになっていない

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