秋田駒ヶ岳
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/28 04:46 UTC 版)
観光
山開きは毎年6月1日に行われる。登山は、標高1305m地点にある登山基地「八合目」を利用するのが手軽である。八合目は日窒の硫黄鉱山跡に建設されている。そこから新道コース約50分で阿弥陀池(あみだいけ)という沼に到着する。新道コースは展望も優れ、急登がないので、最も一般的なコースである。阿弥陀池の湖畔には避難小屋が建てられている。そこから、約20分で男岳や男女岳に到着する。旧道コースは道が荒れており、急登があるが40分程度で避難小屋まで到着する。焼森(1551m)コースは、焼森や横岳(1583m 秋田・岩手県境になっている)を通過する1時間程度のコースでシャクナゲが多く、シャクナゲ通りとも言われている。
八合目まで車道が通り、車で入山できる手軽さから、夏季には観光客が殺到するため、環境保護のため早朝から夕方までマイカー規制が取られており、駒ヶ岳火山防災ステーション(アルパこまくさ)から定時のシャトルバスが発着している。麓の乳頭温泉郷は、混雑する秘湯として全国的に有名である。
参考画像
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男女岳(右) 男岳(左)、6月
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湯森山から見た秋田駒ヶ岳
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男女岳山頂
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阿弥陀池越しの男岳(右側)
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森吉山から見た秋田駒ケ岳
脚注
出典
関連項目
外部リンク
- 秋田駒ヶ岳 - 気象庁
- 秋田駒ケ岳の火山観測データ 気象庁
- 日本活火山総覧(第4版)Web掲載版 秋田駒ヶ岳 (PDF) - 気象庁
- 日本の火山 秋田駒ヶ岳 - 産業技術総合研究所 地質調査総合センター
- ^ 出典: 日本の火山 秋田駒ヶ岳 - 産業技術総合研究所 地質調査総合センター、2016年12月閲覧
- ^ 秋田駒ヶ岳火山 Akita - Komagatake Volcano 産業技術総合研究所 地質調査総合センター
- ^ 和知剛ほか(1997)秋田駒ヶ岳のテフラ層序と噴火活動 火山 42(1), 17-34, 1997-03-07
- ^ IBC岩手放送「県内の活火山」2014年10月4日、5日OA IBC岩手放送
- ^ 有史時代の噴火記録 産業技術総合研究所 地質調査総合センター
- ^ 秋田駒ヶ岳 有史以降の火山活動 気象庁
- ^ 大塚彌之助:秋田駒ケ嶽火山爆裂調査記 地震 第1輯 Vol.4 (1932) No.10 P593-607
- ^ 秋田縣駒嶽爆發調査報告 國富信一・鷺坂淸信 驗震時報第6巻 pp.155-180 (PDF)
- ^ 有史時代の噴火記録 - 1932年噴火 - 産業技術総合研究所
- ^ 有史時代の噴火記録 - 1970-71年噴火 - 産業技術総合研究所
- ^ 岡崎紀俊ほか(1990):秋田駒ケ岳・女岳の構造 火山. 第2集 35(4), 375-388, 1990-12-28
- ^ 木沢綏:1970-1971,秋田駒ヶ岳の活動機構と煙環現象 Papers in Meteorology and Geophysics Vol.23 (1972) No.2 p.136-147, doi:10.2467/mripapers1950.23.2_136
- ^ “気象庁|平成21年報道発表資料 "平成21年10月27日10時から秋田駒ケ岳に噴火警戒レベルを導入します"” (2009年9月30日). 2009年10月1日閲覧。
- ^ 出典: 秋田駒ケ岳の噴火活動史 - 諏訪彰、2016年12月閲覧
- ^ 出典: 秋田駒ヶ岳 有史以降の火山活動 - 気象庁、2016年12月閲覧
- ^ 出典: 日本の火山 田沢湖カルデラ - 産業技術総合研究所 地質調査総合センター、2016年12月閲覧
- ^ 千葉治平『ふるさと博物誌』p.169-171
- ^ 『伊豆園茶話 15の巻』、石井忠行、新秋田叢書(9)、p.181
固有名詞の分類
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