主な活動史
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/26 14:35 UTC 版)
有史時代の噴火は4回あったとされているが、明治時代以前の歴史資料中の記述が不明確で信頼性に欠けている。確実な噴火は、1932年、1970-71年の2回である。 915年以前 マグマ噴火、噴火場所は小岳で火砕物降下。 1890年12月 水蒸気噴火、火砕物降下?鳴動、噴石。1891年1月まで活動。 1932年7月21日から26日 南部カルデラのカルデラ床で水蒸気爆発。11個の火口から火山灰と小規模な泥流を噴出。 1933年 鳴動、噴気異常等、女岳白煙。 1970年 死傷者や家屋の損壊などは無し。8月29日 女岳山頂付近で噴気と地温の上昇。噴火前2週間ほどで起こった火山性地震は3回。 9月17日5時24分頃 女岳が噴火。ストロンボリ様式の噴火で女岳の山頂に形成されたスコリア丘から玄武岩質安山岩の溶岩流が発生しカルデラ内を530m流下した。火山爆発指数:VEI2 1972年10月 カルデラ壁および女岳で噴気活動活発化し噴気地帯拡大。 1976年7月 女岳山頂及びその付近で地中温度が1年前に比べてやや高温化。噴気活動も多少活発。 2003年5,6月 山頂部ならびに北西山腹で低周波地震を含む地震群発。 2005年 女岳で地熱活動活発化。地温上昇、噴気地拡大、熱消磁。 2009年(平成21年)10月27日 噴火警戒レベルが導入された。 2011年3月 東北地方太平洋沖地震以降、山頂付近から北側約5km以内の範囲で地震活動が活発化。
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