大分駅 駅構造

大分駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/19 09:02 UTC 版)

駅構造

大分駅コンコース
大分駅改札口
ミニトレイン ぶんぶん号

日豊本線、久大本線、豊肥本線を合わせて島式ホーム4面8線[59]からなる大規模な高架駅である。

2012年(平成24年)3月17日に全面高架化が完成し[20][21][33]、 それに合わせて市民からの公募を踏まえて駅の北側の出口を府内中央口、駅南側の出口を上野の森口とした[48]

高架化前は、既存の市街地が駅北側に偏在していて、大多数の利用者は北口(現在の府内中央口)のみを利用していたため、北口を指す場合には単に大分駅と呼び、特に南口(現在の上野の森口)を指す場合には裏駅[27]駅裏と呼ぶことが多かった[注 2]

2012年(平成24年)3月17日の高架化完成に伴い、高架ホーム下に新駅舎が設けられた。府内中央口(北口)と上野の森口(南口)とは新駅舎内のコンコースで結ばれており、駅の営業時間(4:00-25:30)中は通り抜けが可能である(手押しに限り自転車も通行可)。なお、高架化後も駅ビル等の工事中は府内中央口(北口)側は仮設通路を介しての通行となっていた[60]

改札口はコンコースの中央付近の西側に設けられている。自動改札機が設置されており、2012年12月1日からSUGOCAにも対応している[61]。JR九州直営マルス端末機みどりの窓口)が設置されている。自動券売機みどりの窓口JR九州旅行大分支店は改札口の並びに移転した[61]なお、高架化前の旧北口改札口は馬蹄形で、この形のものとしては国内で初めて導入されたものであった[要出典]

改札内にはICカードチャージコーナー、トイレなどがある。ICカードチャージコーナーはのりこし精算機ではなく、チャージ機のみである。併設して公衆電話が設置されている。キヨスクは平成31年3月31日をもって閉店した。

高架下などには、2012年(平成24年)3月17日に、コープおおいたを核店舗とし、41店舗が入居する豊後にわさき市場がオープンした[21][注 3]

2012年3月17日の完全高架化の時、改札口の隣に「えきのカフェ」が営業されていたが、2014年の9月末に営業を終了した。同じ場所に同年11月にシアトルズベストコーヒーがオープンした。また、2019年9月にリニューアルされ、シナボンも併設された。

コンコースでは、休日等にミニトレイン「ぶんぶん号」が運行される[62]

府内中央口(北口)には1958年に建設された鉄筋コンクリート構造3階建て(一部4階建て)の駅ビル(旧駅舎)があったが、2012年(平成24年)3月17日の完全高架化を以って使用を終了し、解体された[21]。旧駅舎及び地上ホーム跡地には、2015年(平成27年)4月16日に新駅ビルが開業した[43][44][45]。また、2015年(平成27年)3月21日には、約16,000m2[48]府内中央口(北口)前の駅前広場を全面的に供用開始した[40]。駅前広場には大屋根のあるイベントスペースが設置されている[63][64]

新駅ビル「JRおおいたシティ」

アミュプラザおおいたのシティ屋上ひろば(2015年5月)

新駅ビルは2013年(平成25年)4月30日に着工し[35]、2015年(平成27年)4月16日に開業した[43][44][45]。2014年(平成26年)9月30日に、施設全体の名称を「JRおおいたシティ」に、新駅ビルの1-4階部分と豊後にわさき市場、及び、大分駅南立体駐車場にある商業施設は合わせて「アミュプラザおおいた」にすると発表した[65]

新駅ビルは、敷地面積約20,000m2、延床面積約107,000m2、店舗面積約31,000m2で、鉄骨鉄筋コンクリート構造地上8階・地下1階の低層部と東側の地上21階のタワー部とからなる。温泉施設向けの機械室の面積削減や駐車場の設計変更により、当初計画の地上23階建て、延床面積約120,000m2から全体の規模が若干小さくなった[66]が、店舗面積には変更はない[67]

このうち1-4階は商業エリアで[68]、1-2階には衣料品や雑貨等の店舗[68]、3階には東急ハンズ[69]、フードコート[70]、4階にはレストラン街[71]TOHOシネマズが入居した[69]。 タワー部は、8-18階がホテル「JR九州ホテル ブラッサム大分」、19-21階が天然の温泉施設「シティスパてんくう」が設置されている[72]。 また、開業時には低層部の屋上階である8階には[68][73]、屋上庭園「シティ屋上ひろば」が開設され[74]、2015年(平成27年)4月10日に鉄道神社を移す神事が行われた[75]

駅前広場

正式名称は周辺の区画整理事業で決定された「北口駅前広場」と「南口駅前広場」である[49]。駅の出入口の名称と異なっていて判り難いとの要望が市民からあったことから、大分市が通称名を定め、2015年(平成27年)5月18日に北口を「府内中央口広場」、南口を「上野の森口広場」とすると発表した[48][49]

北口駅前広場(府内中央口広場)は、大友宗麟やフランシスコ・ザビエルの像などが置かれ、面積は約16,000m2である[48]

南口駅前広場(上野の森口広場)は、朝倉文夫作の銅像や噴水などがあり、面積は約7,900m2である[48]

鉄道配線図

大分駅の鉄道配線図 凡例



大分駅配線図

西大分駅

8 7 6 5 4 3 2 1


古国府駅滝尾駅牧駅

のりば

高架ホーム6 - 8番のりば

番号は駅府内中央口(北口)側から順に割当てられている[61]特急列車を優先しており、方面によってのりばが概ね分けられているが、乗車する際は駅の案内板や放送に注意が必要である[要出典]

各ホームにはエレベーター及びエスカレーターが設置されている[61]。ホームは全部で1~8番のりばまであるが、豊肥本線(大分側)と久大本線は電化されていないため、7、8番のりばの線路には架線が張られていない[2]。[要出典]

本線は下りは2番のりば、上りは3番のりばである。回送列車や貨物列車等の通過はダイヤに差し障りのなければ両のりばを通過するが、ダイヤに影響のある場合は1、4番のりばを通過する。

自動放送導入駅である。編成両数や特急の座席の種類や号車、停車駅、のりばに停車中の列車などの案内、列車接近時の放送、乗換放送、発車放送などを備えている。しかし、留置線からホームに入線する列車に対しては自動放送は流れず、入線ベルのみが流れる。また当駅は4方向に分岐しており、各方面の案内放送には詳しく方面のフレーズが付け加えられる。日豊本線上りは「別府方面」、下りは「鶴崎方面」、久大本線は「南大分方面」、豊肥本線は「敷戸方面」、特急ソニック号、にちりんシーガイア号など、日豊本線を通り小倉を経由して博多へ行く列車には「日豊本線経由」、特急ゆふいんの森号、ゆふ号では久大本線を通り久留米を経由して博多へ行く「久大本線経由」というフレーズが用意されている。また小倉駅や由布院駅、宮崎駅など、どの方面かが分かる行先や方面フレーズに使われている駅が行先に設定されている時は方面フレーズはない。また当時は特急あそぼーい号、九州横断特急等での「熊本行き」には「豊肥本線経由」というフレーズが用意されていたが使用されなくなった。列車案内アナウンス開始時にもメロディが鳴る[要出典]。また、2015年(平成27年)5月1日より向谷実が作曲・演奏した接近・発車メロディーが導入されている[47]

また、1〜6番のりばの各ホームにはICカードチャージ機とICカード専用自由席特急券売機が、7〜8番のりばの各ホームにはICカードチャージ機のみが設置されている。

以下は2019年(平成31年)3月16日現在のものである。

のりば 路線・列車 方向 行先 備考
1 特急「ソニック」 上り 中津小倉博多方面  
日豊本線(普通) 別府・中津方面 一部列車のみ
特急「ソニック」 下り 佐伯行き 1本のみ運行
日豊本線(普通) 佐伯方面  
2  
特急「にちりん」 佐伯・宮崎方面  
特急「にちりんシーガイア」 1本のみ運行
3 特急「ソニック」 上り 中津・小倉・博多方面  
特急「にちりんシーガイア」 2本のみ運行
日豊本線(普通) 別府・中津方面  
4  
特急「にちりん」 下り 佐伯・宮崎方面  
日豊本線(普通) 佐伯方面 一部の列車のみ
特急「ゆふ」 上り 由布院日田方面  
5 豊肥本線(普通) 上り 中判田豊後竹田方面 一部列車のみ
日豊本線(普通) 上り 別府・中津方面  
6 特急「九州横断特急」
特急「あそぼーい!」
下り 別府行き
上り 豊後竹田・阿蘇方面
豊肥本線(普通) 上り 中判田・豊後竹田方面  
7 豊肥本線(普通) 上り 中判田・豊後竹田方面  
特急「ゆふ」 下り 別府行き  
上り 由布院・日田方面  
久大本線(普通) 上り 向之原・由布院方面  
8 特急「ゆふいんの森」 上り 由布院・日田方面
久大本線(普通) 上り 向之原・由布院方面  
特急「ゆふいんの森」 下り 別府行き
特急「ゆふ」 下り  

なお、上記ののりばは通常時の発車についてのものであり、運転見合わせ等のダイヤの乱れや多客期に運行される臨時列車などはこの限りではない。

かつての駅施設

高架化前は、貨物列車通過線機関車の入れ替え用側線等の設備が整っていた。かつて府内中央口(北口)の東側にあった貨物ホームは廃止され、跡地には貸切バス駐車場・路線バス待機場・駐車場・タクシー待機場・高速バス乗り場が設けられて2015年4月1日より供用開始された。

南東部には旧・豊肥久大鉄道事業部豊肥久大運輸センター(旧国鉄時代は大分運転所)があったが、この車両基地は大分駅高架化にともない牧駅近くの大分鉄道事業部大分車両センターの隣接地に移転し統合され、移転先には高架橋も作られた。また、整備場は高架化に伴い解体された。旧大分運転所にはキハ07形気動車(キハ07 41)やEF30形電気機関車(EF30 3)が保管されていたが、キハ07 41は2003年に整備されて九州鉄道記念館に移設され、EF303は解体されて前頭部のみ九州鉄道記念館に設置された。

2011年3月11日までは、夜中に博多駅・小倉駅と延岡・宮崎方面を結ぶ特急が長時間停車していた。


注釈

  1. ^ そのクスノキを使って旧駅舎屋上には鉄道神社が建立されるとともに、能面が作られた。能面は駅長室に飾られている。また、2013年には大分駅前から移植したとされるクスノキが発見され、整備後の府内中央口駅前広場に戻されると報道された。
  2. ^ 例えば、大分バスには「駅裏循環」という路線があった。ただし、2008年4月1日に「駅南循環」に改名されている。
  3. ^ なお、高架化前には、飲食店等の商業施設は府内中央口(北口)のコンコースにあり、フレスタ大分商店街を形成していた。
  4. ^ 小倉駅、鹿児島中央駅の所属線は鹿児島本線である。
  5. ^ 2007年(平成19年)までの1日平均乗車人員は、年間乗車人員の値を各年度の日数で割った値。
  6. ^ 出典を特記した値を除く。
  7. ^ 『大分県統計年鑑』は平成22年版以降、大分県統計協会による刊行が終了し、大分県のウェブサイトで公開[106][107]
  8. ^ ニチイ大分ショッピングデパートとして1973年(昭和48年)9月に開店した大分サティ[127]、2009年(平成21年)3月20日に閉店[128]。その建物を改装し、トキハインダストリー若草公園店や大分市営の地下駐輪場などが入居する施設として開業した[129]
  9. ^ 大分ジャスコ大分店として1973年(昭和48年)3月3日に開店し[130]、1993年(平成5年)10月29日にファッションビルに業態転換した大分フォーラス[131]を建て替えて、2019年6月1日に開業した。

出典

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