下郡信号場とは? わかりやすく解説

下郡信号場

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/15 07:20 UTC 版)

下郡信号場
豊肥本線の列車内から見た構内
しもごおり
Shimogōri
所在地 大分県大分市大字下郡
所属事業者 九州旅客鉄道(JR九州)
電報略号 シコ
駅構造 地上
開業年月日 1967年昭和42年)8月13日*[1]
乗入路線
所属路線 日豊本線
キロ程 135.1 km(小倉起点)
大分 (2.2 km)
(1.1 km)
所属路線 豊肥本線
キロ程 2.2 km(大分起点)
滝尾 (2.9 km)
(2.2 km) 大分
* 初代は1914年大正3年)4月1日開業、1963年(昭和38年)3月20日廃止。
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下郡信号場(しもごおりしんごうじょう)は、大分県大分市大字下郡にある、九州旅客鉄道(JR九州)日豊本線豊肥本線信号場である。

歴史

  • 1914年大正3年)4月1日:豊州本線・犬飼軽便線開業に伴い両線の分岐点に下郡連絡所開設[1]
  • 1922年(大正11年)
    • 4月1日下郡信号場(初代)に改称[1]
    • 9月2日:犬飼軽便線が犬飼線に改称。
  • 1928年昭和3年)12月2日:犬飼線が豊肥本線に改称。
  • 1932年(昭和7年)12月6日:豊州本線が日豊本線に改称。
  • 1963年(昭和38年)3月20日大分 - 下郡信号場間での日豊本線・豊肥本線の線路分離に伴い、初代信号場廃止[1]
  • 1967年(昭和42年)8月13日:大分電車区(当時)への分岐点として初代と同場所に信号場開設(2代目)[1]
  • 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により九州旅客鉄道に継承[1]
  • 2006年平成18年)3月18日:大分駅周辺高架化工事の進捗に伴い、日豊本線の大分駅 - 大分車両センター間に信号場を設置。
  • 2014年(平成26年)3月15日:大分駅周辺高架化工事の進捗に伴い、日豊本線の大分駅 - 牧駅間に新線を設置。この日を境に日豊本線への分岐および日豊本線からの車両センター入場ができなくなる。

構造

下郡信号場の配線図(概略)

大分駅より鹿児島方約2.2 kmの地点にあり、大分鉄道事業部大分車両センターでの列車回送(入出庫)のために設置されている。単純な単線分岐型の信号場であるため、列車の交換・待避はできない。

鹿児島方より大分車両センターからの入出庫線が、日豊本線に属する回送線(運転士時刻表上では「中通路線」と呼称)および豊肥本線に合流する。この回送線は2014年3月14日までは日豊本線の本線であったが、日豊本線の貨客用新線を大分駅 - 牧駅間に設置し、それまでの本線線路を回送線とした。そのため、大分駅と当信号場間は3本の線路が単線並立の形で設置されている。またこれに伴い、日豊本線の本線から大分車両センターへの入出場はできなくなった。

豊肥本線の閉塞方式は当信号場を境にして変わり、大分方面が自動閉塞式(単線)、熊本方面が特殊自動閉塞式(軌道回路検知式)となる。

周辺

隣の施設

九州旅客鉄道(JR九州)
日豊本線
大分駅 - 下郡信号場 - 牧駅
豊肥本線
滝尾駅 - 下郡信号場 - 大分駅

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c d e f 石野哲(編) 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』JTB、1998年、747頁。ISBN 978-4-533-02980-6 

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