大深度地熱温泉
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/24 03:54 UTC 版)
大深度地熱温泉(だいしんどちねつおんせん)は大分県大分市の深層熱水を利用した温泉の登録商標[1]。2001年12月21日に登録された。産出形態としては学術的に深層熱水型温泉、有馬型熱水、大深度温泉井などに分類される[2][3][4]。大分平野の地下600-800m、所によっては1,000mの地下深くからボーリングによって産出する大深度温泉井の総称として利用される。地下の泥炭層に由来する黄色-黄褐色の着色があり所謂モール泉となっている。大深度地熱温泉には、掲示用泉質名に基づく温泉の泉質の分類としては、塩化物泉・炭酸水素塩泉・単純温泉が存在する。
- ^ 登録番号 第4531837号
- ^ 網田 和宏 「大分平野の深部に賦存される有馬型熱水の起源」温泉科学 55(2), 64-77, 2005-09-30
- ^ 大分県温泉調査研究会報告 大分県温泉調査研究会報告 36, 1-12, 1985
- ^ 大沢 信二 「宮崎平野の大深度温泉井から流出する温泉水の地化学特性と成因 : 温泉起源流体としての続成脱水流体」 温泉科学 59(4), 295-319, 2010-03-31
- ^ a b c d e f g h i “つかる - 大分市の温泉 大深度地熱温泉”. 一般社団法人 大分市観光協会. 2019年9月7日閲覧。
- ^ a b c d e “大分市 大深度地熱温泉 ~非火山性温泉の魅力~”. NPO法人 別府温泉地球博物館. 2019年9月7日閲覧。
- ^ a b c “非火山性温泉-別府温泉事典”. NPO法人 別府温泉地球博物館. 2019年9月7日閲覧。
- ^ a b c “4-3. 陰イオンに着目した大分県の泉質の分布”. NPO法人 別府温泉地球博物館. 2019年9月7日閲覧。
- ^ a b c d “8-1.温泉ガスの問題”. NPO法人 別府温泉地球博物館. 2019年9月7日閲覧。
- ^ a b “5-1.熱源-火山性温泉と非火山性温泉-”. NPO法人 別府温泉地球博物館. 2019年9月7日閲覧。
- ^ 渋谷温泉施設爆発事故による温泉法改正の影響
- 1 大深度地熱温泉とは
- 2 大深度地熱温泉の概要
- 3 脚注
- 大深度地熱温泉のページへのリンク