R/RXシリーズ
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「ソニー サイバーショットシリーズ」の記事における「R/RXシリーズ」の解説
DSC-R1(2005年11月18日発売) - APS-Cサイズ有効1030万画素CMOSを搭載しサイバーショットの最上位モデルであった。 DSC-RX100(2012年6月15日発売) - DSC-R1以来のR/RXシリーズとなり、1型・2020万画素のExmor CMOSセンサーを搭載。レンズは、大口径F1.8-4.9のカールツァイス バリオ・ゾナーT*。光学ズームは3.6倍(全画素超解像ズーム対応で最大7.2倍相当)。動画撮影はフルハイビジョン60pのAVCHD対応で、アクティブモードも搭載する。 DSC-RX1(2012年11月16日発売) - RX100の上位機種で、サイバーショットシリーズの最上位機種。同機と比べ、レンズは薄型非球面のカールツァイス ゾナーT* F2単焦点レンズになり、撮影素子は同日に発表されたα99同様、フルサイズ(35mm)2430万画素のExmor CMOSセンサーにサイズアップされた(違いとしては、像面位相差センサーが省略されている。)。単焦点だが、全画素超解像で1.4倍もしくは2倍のズームも可能。手ぶれ補正機能は動画撮影時の電子式のみ搭載。アクセサリーシューは、α99同様マルチインターフェースシューを採用した。 DSC-RX100M2(2013年7月5日発売) - RX100の後継だが、同機は併売される。カメラ本体にはRX100IIと刻まれている。ボディサイズはほぼRX100と同じで、センサーが1インチとしては世界初の裏面照射型Exmor Rになり、モニターも可動式になった。また、リングでの操作機能にステップズーム機能が備わり、Wi-Fiに加えてサイバーショットシリーズ全体で初めてNFCも対応する。更に、マルチインターフェースシューも備えられ、外付けのEVF等にも対応する。 DSC-RX1R(2013年7月5日発売) - DSC-RX1のバリエーションモデル。RX1ではローパスフィルター付きだった物を、ローパスフィルターレスにした。それ以外の性能はRX1に準ずる。RX1は併売。 DSC-RX10(2013年11月15日発売) - R1以来のネオ一眼スタイル。センサーはRX100M2と同じ1型2020万画素Exmor Rで、24-200mmの全域で開放F値2.8を実現した大口径カールツァイスバリオ・ゾナーT*を搭載する。レンズユニットに新開発のダイレクトドライブSSMを採用し、フォーカスレンズの駆動距離の短縮及び合焦時間の高速化を達成した。画像処理エンジンは処理速度向上とディテールリプロダクション技術により自然な立体感を実現した新開発のBIONZ Xを採用している(同時発表のEマウントフルサイズ機α7/7Rにも搭載)。絞りリングは、新たにクリック感のON/OFFが選べるようになった。RXシリーズでは初めて、有機ELのOLED Tru-Finderも搭載する。RX100M2同様、Wi-FiとNFCも搭載する。 DSC-RX100M3(2014年5月30日発売) - RX100M2の後継だが、RX100及びM2は併売される。カメラ本体にはRX100IIIと刻まれている。レンズは、世界初のガラス非球面レンズ接合技術を採用した24-70mm(光学2.9倍・超解像併用5.8倍) F1.8-2.8バリオゾナーT*に変更され、ZEISS T*コーティングを施したポップアップ式OLED Tru-Finderを搭載。それに伴い、RX100M2に搭載されていたマルチインターフェースシューは割愛されている。モニターは自分撮りも可能な180度チルトになり、動画撮影もサイバーショットシリーズでは初のXAVC Sに対応。画像処理エンジンはBIONZ Xになり、動画撮影時のアクティブモードも強化された。RXシリーズでは初のPlayMemories Camera Appsにも対応。 DSC-RX10M2(2015年8月5日発売) - RX10の後継だが、RX10は併売される。カメラ本体にはRX10IIと刻まれている。センサーはDRAMを搭載した積層型1型2020万画素Exmor RSを搭載し、最大16コマ/秒の高速連写と最大960fpsのスローモーション再生、電子シャッターの搭載、またサイバーショットシリーズ初の4K/30p動画撮影が可能となった。α7シリーズに搭載されているファストインテリジェントAFも搭載。なお、4K動画撮影は最大29分まで可能(RX100M4は5分まで)。また、OLED Tru-FinderもRX100M4同様画素数が約236万ドットにアップしているが、RX100M4と異なりZEISS T*コーティングは施されていない。 DSC-RX100M4(2015年7月31日発売) - RX100M3の後継だが、RX100/M2/M3は併売される。カメラ本体にはRX100IVと刻まれている。RX10M2と同じくDRAMを搭載した積層型1型2020万画素Exmor RSを搭載し、前機種同様ZEISS T*コーティングを施したOLED Tru-Finderも画素数が約236万ドットにアップしている。RX10M2同様電子シャッターの搭載やサイバーショットシリーズでは初の4K動画撮影、スーパースローモーション撮影が可能になった。なお、4K撮影は5分まで(RX10M2は29分)という制限がある。 DSC-RX1RM2(2016年2月19日発売) - RX1/RX1Rの後継だが、RX1及びRX1Rは併売される。カメラ本体にはRX1RIIと刻まれている。撮影素子はα7R IIと同じく4240万画素・最大ISO102400の裏面照射型フルサイズExmor R CMOSセンサー(ローパスフィルタレス)を搭載し、3種類のローパスフィルター効果を1台で調整できる光学式可変ローパスフィルター、またサイバーショットシリーズ初のファストハイブリッドAFも搭載された。ZEISS T*コーティングを施したポップアップ式の約236万ドットOLED Tru-Finderやチルト式液晶モニターも備える。NFCやWi-Fi、PlayMemories Camera Appsに対応。動画撮影はAVCHDに加えXAVC Sにも対応した。当初は2015年12月中旬発売予定だったが、12月16日に発売が未定と変更された後、2016年1月20日に同年2月19日に発売することを発表した。 DSC-RX10M3(2016年5月20日発売) RX10M2の後継(RX10及びM2は併売)。カメラ本体にはRX10IIIと刻まれている。RX10M2と異なる点は、レンズが光学25倍のZEISS バリオ・ゾナーT*になり、これまでのフォーカスリングに加えてズームリングが搭載され、設定で役割を入れ替えることも可能。望遠時に、素早くフレーミングをし直せるズームアシスト機能も搭載された。 DSC-RX100M5(2016年10月21日発売) RX100M4の後継。ボディにはRX100Vと刻まれている。RX100/M2/M3/M4は併売。ファストハイブリッドAFをRX100シリーズで初めて採用し、世界最多となる315点像面位相差検出AFセンサーにより世界最速0.05秒のAF速度を実現した。画素加算のない全画素読み出し4K記録や撮影可能時間がM4比で約2倍となった最高960fpsスーパースローモーション機能を搭載する。新開発のフロントエンドLSIとBIONZ Xにより、最高24コマ/秒のAF/AE追従高速連写時での高速処理が可能になった。それ以外の性能は、従来機のRX100M4を引き継ぐ。 DSC-RX10M4(2017年10月6日発売) - RX10M3の後継。ボディにはRX10IVと刻まれている。RX10M2/M3は併売。ファストハイブリッドAFをRX10シリーズで初めて採用し、315点像面位相差検出AFセンサーによりRX100M5を更に上回る世界最速0.03秒のAF速度を実現した。また、α6300及びα6500に搭載されている高密度AF追従テクノロジーによって、動体追従性能が大幅に向上した。連写性能は、バッファメモリの大容量化等により249枚までの連続撮影が可能になった。また、液晶はRXシリーズ全体として初になるタッチパネルになり、直感的フォーカスが可能なタッチパッドとタッチフォーカス、距離で合焦範囲を限定するフォーカスレンジリミッターも搭載した。プロ撮影用機能としては、新たにプロキシー記録に対応している。スーパースローモーション機能も最大で7秒までの撮影が可能になった。更に、Bluetoothにも対応しBluetooth経由での位置情報取得も可能になっている。 DSC-RX0(2017年10月27日発売) - これまでのどのカテゴリー(100,10,1)にも入らない新シリーズ。約1530万画素のメモリー一体1.0型積層型CMOSイメージセンサーExmor RSと、ZEISS Tessar T* 24mm単焦点レンズをアクションカメラ並みの小型ボディに搭載した。水深10m防水性能、2.0m落下耐性、200kgfの耐荷重堅牢性を確保している。別売りの電波式ワイヤレスコマンダーを用いて最大15台でのリモートレリーズ撮影が可能で、複数台を使用してのバレットタイム撮影等多彩な映像表現が可能になる。 DSC-RX100M6(2018年6月22日発売)RX100M5の後継。ボディにはRX100VIと刻まれている。レンズが新開発のZEISS Vario-Sonnar T* 24-200mm F2.8-4.5に変更され、光学8.3倍の高倍率ズームを従来同様のボディサイズに収めた。α6500やRX10M4で採用している高密度AF追従テクノロジーをRX100シリーズで初搭載。ファストハイブリッドAFシステムを搭載し、世界最速0.03秒のAF性能を実現した。BIONZ XもRX100M5に比べて処理速度が1.8倍に高速化されている。全画素読み出しによる高解像度4K動画の本体内記録だけでなく、Hybrid Log-Gamma(HLG)方式による4K HDR撮影にもサイバーショットとして初対応。また、液晶はRXシリーズでは初のチルト可動式タッチ対応液晶モニターになり下方向にも90度まで角度調整が可能に、XGA OLED Tru-Finderも表示タイムラグが低減され、ワンプッシュアクセス収納式になったと共に、ファインダーを覗きながら直感的にフォーカス位置の移動ができるタッチパッド機能も搭載された。 DSC-RX100M5A(2018年7月13日発売) - RX100M5の後継かつ進化モデル。M5との違いは、BIONZ XがRX100M6に搭載されている物と同様の最新版になり、連続撮影モード「Hi」、画質「ファイン」時でAF・AE追随最高約24コマ/秒・最大233枚の連続撮影が可能になった。このほかに、高感度撮影におけるノイズ粒状表現の向上、EVF表示タイムラグ低減、瞳AFの検出精度・速度・追随性能向上等の機能向上が成されている。但し、M5にあったPlayMemories Camera Apps対応、マイフォトスタイル、Eye-Fi対応は外されている。ボディにはM5同様RX100Vと刻まれているため、一目では区別しにくい。M5との見た目での違いは、底面の品番と背面の操作ダイヤル下部の一部アイコンの有無。 DSC-RX0M2(2019年4月12日発売) - RX0の後継モデル(RX0は併売)。本体にはRX0 IIと刻まれている。センサー等はRX0と同じだが、最短撮影距離が20cmに短縮され、液晶モニターは上180度、下90度のチルト対応式に、4K30p動画の本体内記録と動画撮影時の電子手ブレ補正機能が追加され、BIONZ XもRX0に比べて1.8倍高速化された。 DSC-RX100M7(2019年8月30日発売) - RX100M6の後継かつ上位モデル(RX100M6は併売)。本体にはRX100 VIIと刻まれている。ソニーでは小型高倍率ズームレンズ機のうちM6をスタンダードモデル、本機(M7)を上位モデルと位置づけている。新世代のExmor RSにより、α9同等の高精度でのAF/AE追従(最大60回/秒)で最高20コマ/秒のブラックアウトフリー連続撮影を可能にした。リアルタイムトラッキングとリアルタイム瞳AFも対応し、リアルタイム瞳AFは人間だけではなく動物にも対応した。動画撮影では、アクティブモードがこれまでのフルHDに加え4K撮影でも可能になり、本体内インターバル撮影機能や縦位置情報記録にも対応した。また、マイク端子が追加され動画撮影時に外部マイクを使用することが可能になった。
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