A校生徒会
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姫川 ブルー・クリスティア(ひめかわ ブルー・クリスティア) 本編の主人公(ただし第一部ではヒロイン扱い)。日本人と英国人のハーフで、高等部の1年生ながらA校生徒会会長。愛称はクリス。『姫』。 金髪に紫の瞳の可憐で愛らしい容姿で、性格は明るく好奇心旺盛で行動的、日々学園のために奔走する頑張り屋だが努力が空回りしてしまうタイプで、生徒達からの評判はあまりよくない。 A校に入学する以前はずっと“冬の城”という施設に幽閉されていた経歴から、年齢に対して若干精神が幼く世間知らずなところもある。しかし責任感は強く、試練攻略時には先陣を切って真っ向から立ち向かう。 蒼十郎の視点で展開した第一部では殊更に純朴な性格として描かれていたが、彼女自身の視点で展開する逆襲編では苛烈で狡猾な一面も持ち合わせてることが判明した。 「クリスティア」は実際には母の名であり、親から名付けられた本来の姓名は「姫川アリスティア」という。彼女を“冬の城”に幽閉した叔父が姉の姿を重ねてクリスティアと呼ぶようになった。 聖 蒼十郎(ひじり そうじゅうろう) 『魔法使い』の異名を持つ、第一部における主人公。A校高等部2年生で、生徒会では正式な役職はなく見習い扱い。 性格は穏やかだが臆病で、荒事からは極力遠ざかろうとするが環境がそれを許してくれず、下級生からカツアゲをされそうになっても強く抵抗できないなどから周囲からはヘタレ扱いされている。 しかし頭脳は優秀で、特に発想力や想像力に抜きんでている。天使の試練を攻略するにあたって生徒会の中で要となる人物。 多くの天使を攻略していくが、皮肉なことに自身が天使イザナミエルに寄生されていた(本人にその自覚はない)。 恐怖やストレスの負荷が許容量を超えると手足の震えや嘔吐感に苛まれ行動不能になり、時には気を失ってしまうことも。これはイザナミエルによって無意識下でストレスや幻覚をかけられていた(“恐怖の枷”と呼ばれる)ためで、酷いときには生命状態も危ぶまれる。 実は幼い頃に愛と親密な関係にあったが、ある事件に巻き込まれて記憶喪失となる。記憶を失う直前のトラウマからクラリスに対して密かに拒否反応を示していたが本編終盤、共鳴のルビーを破壊した事によって解放された。 神堂 竜也(しんどう たつや) / アルセウス・GT・エクスカリバー A校高等部3年生で、生徒会副会長。『百面相』の異名を持つ。 オレンジがかった長髪に甘いマスクを持つ美形。性格は極めて軟派で軽薄、女性とみれば片っ端から声をかける女たらし。しかし交友関係は広いため幅広い年代の友人がおり、顔も広い。 その異名のとおり変装が得意で、子供や人外以外ならばあらゆる姿に変装可能。また優れた身体能力と潜入能力があり、試練攻略に必要な情報収集において多大に貢献する。 実は神堂竜也という名と容姿は偽りのものであり、A校に来る前はアルセウス・GT・エクスカリバーと名乗っていた。ただしエクスカリバーというのは“機関”(後述)における階級であるため、正式なフルネームではない。 あまりにも天使の正体や機関の内情に詳しすぎるという謎多き人物。フランス出身。 後に生徒会のメンバーに加わったクラリスにストーカーじみたアプローチをかけていたが、その真意は追っ手から彼女を守る為であった。天使事件が全て解決した後、クラリスと共にA校を卒業するが、たまに生徒会に姿を見せている。 九条 愛(くじょう あい) A校高等部2年生で、生徒会会計 兼 書記 兼 風紀委員長。『鬼神』の異名を持つ。蒼十郎や鉄雄とは同じクラス。 短髪で眼鏡がトレードマークの頭脳明晰な美少女。仕事狂で生徒会の事務仕事は実質彼女一人で全てをこなしている。ただ、仕事に没頭している間はそれを片付けることが最優先事項であり、その間近くで事件が起きようが天使が横を通り過ぎようが意に介さないマイペースな人物。 彼女が生まれた九条家は国内屈指の名家であり、彼女の美貌と家柄に惹かれるものは男女の区別なく後を絶たない。だが本人はごく少数を除いて徹底的に他人に感心がなく、むしろ自分から他人を拒絶している節すらある。ただし鉄雄とは犬猿の仲で頻繁に言い争う姿が見られ、彼相手には時に自分から喧嘩を売る場合もある。 蒼十郎とは幼馴染だったが、親しかった彼がある日突然行方不明となり、戻ってきた後も記憶を喪失していたことから自身の存在を否定され、絶望してしまう。彼を守ることが出来なかった悲しみが他人に心を閉ざすきっかけとなってしまった。 『鬼神の雷(トールハンマー)』という必殺技を持つ。基本は3回転ソバットだが、様々なバリエーションも存在する。 逆襲編にて、黒幕に他人のPストーンを植え付けられ天使オリヒエルに変貌してしまうが、クリスティアが試練をクリアした事によって元に戻る。 鋼田 鉄雄(こうだ てつお) A校高等部2年生で、生徒会書記 兼 応援団長。『鉄人』の異名を持つ。蒼十郎や愛とは同じクラス。 赤毛で大柄、鋼鉄の肉体と賞される屈強な身体を持ち、喧嘩では負け知らず。素行が悪く学園内では不良のレッテルを貼られているが、精神年齢が高く面倒見は良いため、同じはみ出し者達からは広く慕われている。また学園内では彼を番長と呼んだり、兄貴分と祭り上げる鉄雄団なる愚連隊を結成する者達もいるが、鉄雄自身はどちらも存在を認めていない。 高い身体能力と戦闘能力を誇り、生徒会内では肉体労働担当。しかし本作が謎解きに主眼を置かれている作風のため、頭脳派ではない彼が活躍出来る場面は限られており、原作者自身からも「不遇」と言われる。 イベントや天使の試練で自分の出番がないと見るとさっさと表舞台から下がって昼寝してしまうなど、面倒と思う事への参加は消極的。しかし父・鉄心や生徒会仲間の愛など、反目する相手からの挑発にはムキになることもある。 EXTRA Stage.4『アイアンコンビネーション』(4巻収録)ではジャンヌ・フォルナレフと共にEXプレイヤーとしても登場する。 クラリス・アメノムラクモ / イザナミ・アメノムラクモ 第一部では「イザナミ・アメノムラクモ」と言う名前で18歳という若き国際天使対策機関所長を務めていた。『全能者(ソウルドライバー)』の異名を持ち、あらゆる天使降臨事件の解決と全容解明を使命としており、非常に優れた頭脳をもって天使の試練を攻略する。知識においては蒼十郎や愛をも上回る頭脳派。ときに生徒会の活躍を見守り、ときに敵対する。アルセウスとは何らかの因縁があるようだ。 逆襲編が開始してすぐ、記憶喪失となって神堂に拾われ「クラリス」の名を与えられた後、A校高等部3年生に編入して生徒会入りすることとなった。 「クラリス」の名を与えられてからは性格は非常に前向きになり、なせばなるの精神で過ぎたことは振り返らない。自身の記憶喪失さえ仕方のないことと割り切り、あっという間に生徒会のメンバーとして馴染んでいく。非常に大食らい。 可愛い子が好みで生徒会のメンバーたちに性別を問わずアプローチをかける。夢は蒼十郎・クリス・愛・鉄雄と組み合わせのパターンを変えてダブルデートをすることと語る。神堂だけは毛嫌いしていたが、実は自分を操っていた黒幕の追っ手から守られている事を知り、態度を軟化させる。天使事件が全て解決した後は、神堂と共にA校を卒業するが、たまに生徒会に姿を見せている。 長い金髪をお下げに結った美少女。その容姿はイザナミエルと瓜二つである。 福士あやこ(ふくし あやこ) 最終回で登場した生徒会の新メンバーの1人である女子生徒。クリスティアを「お姉様」と呼ぶ。 村瀬カズミ(むらせ かずみ) 最終回で登場した生徒会の新メンバーの1人である男子生徒。クール系でクリスティアを「ボス」と呼ぶ。
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