鹿沼今宮神社祭の屋台行事とは?

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鹿沼今宮神社祭の屋台行事(栃木県)

名称
鹿沼今宮神社祭の屋台行事

区分
重要無形民俗文化財

所在地
栃木県鹿沼市

保護団体
鹿沼いまみや付け祭り保存会

公開
10月第2土・日曜日

解説
栃木県鹿沼市鎮座する今宮神社10月例祭行われる氏子各町から毎年20台ほどの華麗彫刻施し囃子屋台が出される。例祭初日にはあらかじめ定められた順番に従って屋台今宮神社に入る繰り込みと、神社から各町内に戻る繰り出し行事が行われる。この行事風流屋台行事一つの展開型を示すものとして、全国的比較観点からも貴重な行事である。


鹿沼今宮神社祭の屋台行事

名称: 鹿沼今宮神社祭の屋台行事
ふりがな かぬまいまみやじんじゃさいのやたいぎょうじ
種別1: 風俗習慣
保護団体名: 鹿沼いまみや付け祭り保存会
指定年月日 2003.02.20(平成15.02.20)
都道府県(列記): 栃木県
市区町村(列記): 鹿沼市
代表都道府県 栃木県
備考 公開日:毎年10月第二土・日曜日
解説文: 鹿沼今宮神社祭の屋台行事は、栃木県鹿沼市鎮座する今宮神社例祭行われる
 鹿沼市栃木県中西部にあって、東は宇都宮市、北は今市市日光市と接し、近世以来日光例幣使街道宿場町として栄えとともに周辺栽培される麻の集散地として、また木工建具生産中心とする町として栄えてきた。今宮神社鹿沼市中心部に祀られ、鹿沼市内中心部三四か町の氏神となっている。
 今宮神社例祭は、十月第二土・日曜日行われ氏子三四か町のうち屋台を持つ二八か町から毎年二〇台ほどの屋台奉納される。屋台は、周囲豪華彫刻で飾った四輪一層形式囃子屋台で、近世後期日光宮大工影響のもとに造られたと伝えられ、文化十一年(一八一四)に造られた記録を持つものもある。また、近世後期に造られた屋台中には日光五重塔彫物方【ほりものかた】棟梁後藤正秀【ごとうまさひで】や神山五郎かみやままさごろう】、後藤音吉【おときち】などの彫刻師の名前が残っている。
 三四か町の氏子町は上【かみ】組、下【しも】組、田町上組田町下組四つの組に分けられ、まわり番で祭り当番組をつとめる。この当番組からその年祭り運営取り仕切る一番町【ちょう】が出るが、一番町は組内の各町が順番につとめることになっている。この他、四つの組にはそれぞれに固定した親町【おやちょう】と呼ばれる町があり、各組内のまとめ役をつとめている。上組久保町下組仲町田町上組上田町田町下組中田町である。
 屋台行事七月二十日今宮神社行われる縁故祭から始まる。縁故祭は一番町引き継ぎを行う儀礼で、今宮神社宮司氏子総代会長副会長会計新旧一番町祭典委員、各町の氏子総代出席して行われる
 次いで九月最初土曜日にブッツケが行われる。ブッツケは例祭での屋台行事予行演習的な意味あいを持つ行事である。各町がリヤカーなどを利用して簡単に造った仮屋台でお囃子とともに神社繰り込み例祭屋台を出す意志を表す。この行事が済むと例祭屋台行事への参加町内確定するので、一番町屋台繰り込み全町会議などを開催し、細部打ち合わせ確認を行って例祭にそなえる。
 十月例祭では、初日早朝正装した各町の祭典委員長氏子総代若衆今宮神社参拝する朝宮参りが行われる。朝宮参り一番町最初に行い、以下、その年屋台を出す町内順次行う。木遣り唄を歌いながら会所出発神社参拝すると、拝殿本殿外側右回り一周して自町の会所に戻る。各町の朝宮参りは、朝食前七時前後にほぼ終了する。この後、午前中に今宮神社では氏子各町の氏子総代祭典委員参加して例祭祭典が行われる。例祭祭典が行われているころ、氏子各町では屋台を曳いて自分町内を回る町内曳き回し行い午後に行われる神社への屋台繰り込みにそなえる。
 各町の屋台は、自町内から今宮神社繰り込むまでの間、他の町内通過する際にはあらかじめ外交係がその町内会所を訪ねて到着時間を伝え外交挨拶を行う。挨拶を受けた町内到着する時間になると、町境まで迎えに出て外交挨拶行い、自町を通過するまでの間、屋台先導する。この外交挨拶を欠くと屋台が他町内通過することはできないとされ、屋台行事中でも最も気を遣う儀礼であるとされている。
 屋台繰り込み一番町先頭に、当番組の各町から決められた順番に従って行われる一番町と各組の親町の屋台だけは、今宮町先導を受けて麻苧町【あさおちょう】境から神社鳥居まで進む。神社境内に入った屋台は、本殿正面してお囃子奉納お祓いを受けた後、境内所定の場所に屋台をとめ、すべての屋台繰り込み終了するのを休憩しながら待つ。
 各町の屋台は、お囃子演奏しながら巡行する。屋台囃子は、エドバカ、ショウデン、カンダマル、カマクラ、シチョウメの五段囃子で、旧鹿沼宿周辺部の村落の人たちが受け持ってきた。
 すべての屋台繰り込み終了すると、神社拝殿では各町氏子総代祭典委員長若衆頭等が参列して報告が行われる。夕方薄暗くなると提灯に灯が入って再びお囃子演奏始まり、まわりがすっかり暗くなったころに繰り出しが始まる。繰り出し一番町先頭行われる一番町屋台鳥居の外に出ると、すべての屋台お囃子演奏をやめて手打ち式が始まる。各町の祭典委員長若衆頭、屋台運行指図する木頭きがしら】が集合すると、一番町祭典委員長挨拶し、続いて一番町木頭音頭をとり【き】を打っ手打ちを行う。この手打ち式が終わると、各町は繰り込みと同じ順番神社から繰り出して自町に帰っていく。
この行事は、風流屋台行事典型例一つとして重要である。

鹿沼今宮神社祭の屋台行事

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/09/13 16:23 UTC 版)

鹿沼今宮神社祭の屋台行事(かぬまいまみやじんじゃさいのやたいぎょうじ)は、今宮神社の例大祭に行われる華麗な彫刻を施した囃子屋台が巡行する付け祭り行事である。例祭日は、毎年10月第二土・日曜日とされているが、近年は体育の日以前の土日曜日に行われている。通称「鹿沼秋まつり」と呼ばれ、その場合には、今宮神社の神事である例大祭部分と、2日目に行われる市民パレードや屋台揃い曳きなどの市民まつりまで含めた総称となる。




  1. ^ 鹿沼今宮神社祭の屋台行事”. 鹿沼秋まつり公式サイト. 鹿沼秋まつり実行委員会. 2019年6月26日閲覧。
  2. ^ 秋祭りのあらまし”. 鹿沼観光だより 四季彩のまち かぬま. 鹿沼市観光物産協会. 2019年6月26日閲覧。
  3. ^ 屋台の構造”. 鹿沼観光だより 四季彩のまち かぬま. 鹿沼市観光物産協会. 2019年6月26日閲覧。
  4. ^ 屋台の種類”. 鹿沼観光だより 四季彩のまち かぬま. 鹿沼市観光物産協会. 2019年6月26日閲覧。
  5. ^ 鹿沼屋台囃子”. 鹿沼秋まつり公式サイト. 鹿沼秋まつり実行委員会. 2019年6月26日閲覧。
  6. ^ 「ぶっつけ」とは?”. 鹿沼秋まつり公式サイト. 鹿沼秋まつり実行委員会. 2019年6月26日閲覧。


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