酒精強化ワイン
酒精強化ワイン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/19 01:55 UTC 版)
酒精強化ワインは、発酵の途中ないしは発酵が完了してからブランデーなどブドウを原料としたアルコールを添加したものであり、通常アルコール度数は15%以上になる。発酵の途中に酒精強化を行った場合はその時点で発酵が止まるため糖分の多く残った甘口のワインができあがる。発酵が完了してから酒精強化を行った場合は辛口となる。スペインのシェリー、ポルトガルのポートワインやマデイラなどが代表的。日本の酒税法では甘味果実酒にあたる。
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酒精強化ワイン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/26 19:03 UTC 版)
「カリフォルニアワイン」の記事における「酒精強化ワイン」の解説
1933年の禁酒法撤廃後には、カリフォルニア州で生産されるポート・スタイルのワインが低品質であるとする悪評を得た。1960年代にはワイン・ルネサンスが開始され、カリフォルニア州のデザートワインや酒精強化ワインの品質は劇的に改善した。ベリンジャー・ヴィンヤーズはソーヴィニヨン・ブラン種やセミヨン種から初めて貴腐ワインを生産した生産者のひとつである。ソーテルヌ地方とは異なり、ベリンジャーはブドウを通常の方法で収穫し、実験室で培養したボトリチス菌をワイナリーで人工的にブドウに付与させた。一方でアンダーソン・ヴァレーAVAなどの生産者は、貴腐菌(ボトリティス・シネレア)が繁殖したブドウが自然に発生する可能性を持つブドウ畑を見つけた。アンダーソン・ヴァレーとアレクサンダー・ヴァレーAVAはリースリングを遅摘みして生産するデザートワインで名声を得た。フランスやイタリアのスタイルのミュスカ・ワインもカリフォルニア州全体で生産されており、強い芳香とバランスの取れた酸味で知られている。カリフォルニア州ではTouriga Nacional種、Tinta Cão種、ティンタ・ロリス種などのポルトガルの伝統品種などから、ポート・スタイルのワインも生産されている。ジンファンデル種やプティ・シラー種などから生産する独特なスタイルのデザートワインもある。
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酒精強化ワイン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/26 19:03 UTC 版)
「カリフォルニアワイン」の記事における「酒精強化ワイン」の解説
シェリー : スペインのシェリータイプの甘口から辛口まで多様な酒精強化ワイン。カリフォルニア州でもっとも重要な酒精強化ワインである。セントラル・ヴァレーでパロミノ種やトンプソン・シードレス種を用いて生産することが多い。本物のシェリーと同じくフロールと呼ばれる酵母膜を発生させてソレラ方式で作る方法以外もあるが、本物のシェリーのように特有の香りを有する。
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酒精強化ワイン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 02:49 UTC 版)
詳細は「酒精強化ワイン」および「貴腐ワイン」を参照 酒精強化ワインはアルコールが加えられたワインである。このカテゴリーは、発酵のどの段階で酒精強化が行われたかにより3種類に分けられる。 ヴァン・ド・リキュールもしくはミステル(mistelle)は、ブドウ果汁に酒精強化して発酵を防いだものを指す。発酵させていないので、これをワインとみなせるかについては議論があるものの、ブドウを原料にしたアルコール飲料であることは間違いない。ピノー・デ・シャラント(英語版)、フロック・ド・ガスコーニュ(英語版)、そしてマクヴァン・デュ・ジュラは、AOCに認定されたフランスの3大ヴァン・ド・リキュールである。 ヴァン・ドゥー・ナチュレル(英語版)は、発酵が完了する前に酒精強化によって発酵を止めたワインである。アルコールが添加されることで糖分が残存し、味わいは滑らかなものになる。ミュスカ・ド・ボーム・ド・ヴニーズ(英語版)、ミュスカ・ド・リヴザルト(英語版)、ミュスカ・ド・ミルヴァル(フランス語版)、モスカテッロ・カタルーニャ、モスカート・ダスティなど、マスカットを使ったワインの大部分がこれに分類されるほか、白のポートワインやマデイラワインもここに含まれる。 辛口の酒精強化ワイン(仏:vins mutés secs)は、発酵が完了したワインに酒精強化した、糖分のない辛口ワインである。アルコール度数を増加させるために一定量のアルコールが添加される。このようなワインは長期熟成され、長きにわたって楽しむことができる。シェリーや白の辛口ポートワインがこれに含まれる。 マスカット・ローズのブドウの小さな実 ミュスカ・ド・リヴザルトAOCの瓶 マルサラワインの色のニュアンス ソレラシステムによるシェリー酒の熟成
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